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2005年5月30日 (月)

「勝ちゃん」は心のオアシス

kattyann 復刊第2号の『薔薇族』が18日に出来上がり、新橋の特集でインタビューに応じてくれたゲイバァ「勝つちゃん」に届けに行ってきた。

一度しか行ったことがないお店だけど、特集の中に見開きで地図が入っているので、それを頼りに訪ねたが迷わずにたどりつくことができた。これなら読者もこの地図を見ながら行けば大丈夫だなと安心したものだ。

「勝ちゃん」の扉をあけると、カウンターにお客さんがいっぱい入っていて、カラオケで歌っている。

マスターは「わざわざ届けてくれて」と恐縮してビールをおごってくれた。「勝ちゃん」はフケ専のお店だから、お客さんはみんな50歳以上の人ばかりだ。次から次へとカラオケで歌うが、どの人も上手なのには驚いてしまう。インタビューのタイトルに「ゲイバァって、ゲイの人の心のオアシスですね」と付けたが、その通りだと思う。

お客さんの中には、結婚していて奥さんや子供が待っている人もいるだろうし、ひとり暮らしの人も多いだろう。ここで飲んで歌って一日の疲れをいやして帰っていく。

お酒の弱いぼくは、ビールの中ビンを2/3ほど飲んだだけでお店を後にしたが、こんな店が近くにあればちょくちょく行くだろうにと思ってしまう。

マスターは大手の新聞社で定年まで35年もつとめあげた新聞記者だった。だからお店を開業する3時間前にインタビューに応じてくれたので、お客さんが入ってくる前にゆっくりと取材ができた。

「勝ちゃん」のお店の名刺の裏には「生きて甲斐ある人生を! モットーにして汗を流しています。」と刷り込んである。

インタビューが終わって、3Fのお店から降りてきて、表通りまで見送ってくれたのには感動してしまった。

次の日のことだった。家に帰ってから、ぼくが書いた記事を読んでくれたらしい。電話をかけてくれて、記事がよかった。よく書けていると、さすがに長いこと編集長をやっていた人の文章だと。

お世辞だとは思うけれど、新聞記者だった人の言葉だから素直にうれしかった。“文は人なり”というけれど、見たまま、思ったことをそのまま書くように心かけている。

「今度ひるまはひまだから、お食事でも」と言ってくれた。ひとりでも「勝ちゃん」もお店を訪ねてくれる読者がいるといいのだけど。

(勝ちゃん TEL03-3434-6881 定休日 日、祭)http://www.kacchan-sinbasi.com/

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