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2005年5月26日 (木)

雑誌を手に持ったとき、ほっとするような

2005-7 下北沢の北口駅前の博文堂書店、『薔薇族』復刊第1号が10冊入って9冊売れていた。2号が出るまでには、完売するかもしれない。

ポルノショップでは、バラツキがあるようだが、追加注文を出してくれた店が多かったので売れ行きはいいようだ。全国の書店ではどうなのかはまだ分からないが、よく売れていると信じたい。

とにもかくにも美輪明宏さんの友情のおかげといっていいだろう。美輪さんとぼくとの対談がなかったら、と思うとぞっとしてくる。

八王子にすむHさんは、こんなことを書いてきた。

『薔薇族』復刊おめでとうございます。『薔薇族』は私が男に興味をもってから、毎月買わせて頂いています。
『薔薇族』がなくなったときは、とてもさみしくなりました。私は10年近く毎月買っていたからです。今後もずっと続けてくださいね。

大方の読者は、復刊したことを素直によろこんでくれたようです。いままでずっとあったものが、急になくなってしまったら、妙にさびしくなってくるものです。

人間だって同じことで、亡くなってみて、初めてその人の存在を感じるのでは。さて、これから先、ずっと『薔薇族』を出し続けて行くのは至難の技です。これからますます活字ばなれは進んでいくでしょうし、ネットや携帯電話にはない魅力を雑誌が持たなければ、続けてはいけないでしょう。

上野、新宿、新橋と何軒ものゲイバァのマスターにインタビューしてきましたが、やはり繁盛しているお店というのは、その店のマスターの人間的魅力で、多くのお客さんが心の安らぎを求めて通ってくるのでは。

お店の内装とか、ムードのいい悪いもあるでしょうが、最後はマスターの人となりではないでしょうか。

新橋の「勝ちゃん」というお店のマスターは、ぼくより年上の76歳ですが、大手の新聞社の貴社生活を勤め上げた人。人から話を聞きだすのが上手なのは、新聞記者を長いことやってきて、その体験から身についたものでしょう。

インタビューが終わって、別れをつげた後、3階のお店から狭い階段を降りてきて、出口まで見送ってくれたこと、これはなかなかできないことです。ぼくですら、また立ち寄ってみたいなと思ったぐらいでした。

雑誌だって同じこと、また読んでみたいなとも思い、何かほっとさせられるものがある、それが一番大事なことなのでは。

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