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2005年6月 1日 (水)

30年の思いがつまっている本

barahirakuhiwo

『薔薇ひらく日を=薔薇族と共に歩んだ30年』は、今から4年前、2001年の6月に河出書房新社から刊行されたぼくの著書だ。

  カバァを飾る絵は、ぼくが発掘した甲秀樹君の作品で、3年間ほど『薔薇族』の表紙を飾ってくれた。甲君は動物、鳥、虫などを描くのも得意で、少年の手の中で、目をつぶっている小猫はかわいらしくて、大好きな絵なので、カバァに使わせてもらった。

  もう、この本も絶版になっていたのだが、製本所の倉庫の片隅にひっそりと4年間も眠っていたものを見つけ出した。200冊ぐらいはあるだろうか。

  この本を読んでくれた人は女性が多かったと思うが、目の見えない人にも耳で聞けるように長い時間を費やして、朗読してテープに吹き込んでくれた方がいた、これは全国の図書館で借りることができる。

  この本の序文は美輪明宏さんが寄せてくれている。『薔薇族』の200号の記念号を出したときに「自殺した友よ、いま一緒に乾杯しよう。」と書いたものを使わせて頂いた。

  美輪さんは序文の中に、こんなことを書いている。

  「昭和32年にマスコミの脚光を浴びた私は長年温めてきた言葉をインタビューで答えた。“私は男が好きです”と。未だに忘れもしない『アサヒ芸能』であった。すると、その記者は親切にも言った。“駄目ですよ、そんなこと言っちゃ。世間から葬られますよ。芸能界の人々は皆さん隠してるんだから。あなたもそうしなくちゃ。”
しかし、私は答えた。“いいんです、それで。ほんとうのことですから、書いて下さい。そんなことで私の歌は駄目になりませんから。」

  この勇気と強い決意と自信が今日の美輪明宏さんの栄光を生み出したのだろう。

  ゲイの人は、自分のことをあまり深く知ろうとしない、知りたくないと思うだろうからこの本を読んでくれるのは女性だろう。あと200冊残っている本を女性に購入して読んでほしいと思う。

◆定価¥1500(税別)ですが、¥1000でおわけします。〒155-0032 東京都世田谷区代沢5-2-11 伊藤 文学まで現金書留または¥1000分の切手をお送りください。送料はサービスします。

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コメント

>ゲイの人は自分のことを深く知ろうとしない
>知りたくないと思うだろうから
>この本を読んでくれるのは女性だろう

そんなことありません。なんでゲイを差別するのでしょうか。伊藤さんはどうしても同性愛者を哀れんでいるか、軽蔑しているんですよね。だからあなたはゲイから嫌われるのです。

>何も悪いことをしていないのに、
>なぜ隠れて暮らすのか。

副帯にあるこの文言ですが、大きなお世話です。第一、隠れてなど暮らしておりません。ゲイであることに誇りを持って生きています。友人にもカミングアウトしていますし、カムアウトしている友人も大勢います。パレードに参加しているゲイも多いです。

可哀想な同性愛者だと、上から目線で蔑むのはいい加減に止めて頂きたい。「悪いことをしていない」などと、ゲイにとって当たり前のことを言わないで頂きたい。強固な怒りを覚えます。

今、ネットの世界ではゲイの世界が無限に広がっています。伊藤さんはネットをやられないから、ゲイの実態をご存じないのでしょう。

フェミニズムが女性当事者の学問・運動であるように、ゲイムーブメントもゲイ自身に担われないといけません。当事者外のヘテロ男や女がゲイの世界に口出しするのは越権であり、厳に慎まれないければなりません。

もう一つ、ヘテロ女がゲイの世界を覗き見するのは、ゲイへのセクハラであり、性暴力にほかなりません。ヘテロ女も同性の女に覗き見されたら、生理的な嫌悪感を抱くと思います。同じように私たちゲイも女性には生理的にうけつけないのだと、どうかどうかご理解下さい。ゲイにセクハラせず、ヘテロ女はヘテロ男と向き合って下さい。

伊藤さんも、私の前にコメントしている主婦も、両方とも異性愛者です。ゲイ不在で、異性愛男女がゲイの話題をあれこれしている。この光景は奇妙に思えてなりません。というより、これもヘテロによるゲイ差別には変わりなく、ゲイのへのレイプだと思います。

今一度ゲイ・スタディーズの当事者性の重要性についてご認識くださればと思います。ゲイの問題は私たちゲイ自身で解決していきます。伊藤さんはどうかお静かにしていただければと思います。

投稿: ゲイの権利 | 2012年9月22日 (土) 01時08分

復活おめでとうございます
個人的に編集長のフアンの主婦です
「薔薇ひらく日を」はまだございますか?
月末に購入させて頂きたいのですが

投稿: D面 | 2005年9月10日 (土) 17時25分

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