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2005年6月30日 (木)

“花の昭和7年生まれ”もうひと花を!

tougou

『週刊新潮』6月30日号のワイド特集“泣きたい気分”に、「元祖“オカマ候補”東郷健さんは、“ホームレス”寸前」という記事が載った。

「東郷健さん(73)が窮地に立たされている。自ら発行するゲイ雑誌が休刊に追い込まれ、目下、収入はゼロ。家賃の支払いも滞り、大家から立ち退きを迫られる始末だ。周囲の心配どおり、ホームレスになる日も近い?」

その記事の中で「いずれにせよ、齢73のご老人にとっては、辛いものがある」と書いているが、僕も東郷さんと同じ、昭和7年生まれ、同じような境遇にあるから他人事とは思えない。

アメリカでもポルノの帝王とかつて言われた人が、ネットの出現で雑誌が売れなくなって、この人は本当にホームレスになってしまたという記事を新聞で読んだことがある。古い人間が時代のあまりにも早い変化についていけない結果かもしれない。

東郷さんが最初に出した著書『隠花植物群』は、週刊誌の記者だった僕の友人が、仲間と一緒に出版社を興して出した処女出版だった。ところが単行本の作り方を知らない友人がぼくに相談してきたので、お手伝いしてあげて本にしたものだ。もちろん、東郷さんはそんなことを知る由もない。

その東郷さんには、かなりいじめられた。「ゲイでない人間がゲイを食いものにしている。」と。

もう30年以上も前の話だから、忘れてしまっているが、そうした攻撃に対して、なにくそと思って頑張っているから、今日があると今では感謝している。

東郷さんは毎回、泡沫候補と言われながらも“オカマの自立”を叫んで、参院選などに14回も立候補し続けたのだから、そのエネルギーや大変なものだった。

東郷さんの出していた「ザ・ゲイ」のグラビアの男写真は、ほとんど無修正に近いものだったが、警視庁の風紀係も恐れをなして、まったくおとがめなしだった。

それにしてもゲイ界の草分けがみんな苦境に立たされてしまって、後発のポルノ・ショップのオーナーが出しているゲイ雑誌が元気がいいというのも時代の流れだろうか。

都知事の石原さんも73歳、老人なんて言われたら石原さん怒るぜ。“花の昭和7年”元気を出して、もうひと花咲かせようではないか!

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