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2005年6月25日 (土)

元ヤクザのKさんに助けられて-渋谷「千雅」物語2-

bunsenga 「千雅」のオーナーKさんとぼく

ゲイホテル「千雅」のオーナーのKさんは元ヤクザだった。Kさんの奥さんのお姉さんはヤクザの親分の奥さんだった。

渋谷の宮益坂からちょっと左に路地を入ったところに、ぼくは「伊藤文学の談話室・祭」の渋谷店を経営していた。そこの店長のデメちゃんが、お客さんのヤクザを怒らしてしまったことがあった。なんで怒らせてしまったのか忘れてしまったが、そのヤクザさんから、わが家に電話がかかってきて、「店長のデメをやめさせないと、お店をぶっこわすぞ」とおどされてしまった。

話をつけに新宿のバァに出向いてこいといわれ、こわごわバァに出向いたら、誰もお客がいないカウンターの奥に、おっかない男が座っていた。そのとき何を言われたのか忘れてしまったが、帰ってきてすぐさま「千雅」のKさんに電話を入れた。

「よし、おれが話をつけてやる。」と早速、わが家にとんできてくれて、そのヤクザさんに電話を入れてくれた。最初はおだやかにしゃべっていたが、すぐにヤクザ口調になってきたと思ったら、なんと相手のヤクザさん、Kさんの組の子分にあたる男だった。なんのことはない、あっさりと話がついてしまった。

やれやれ、Kさんに助けられてしまい、怖い思いをしないで、一件落着というところ。

このKさん、ぼくよりちょっと背が低くてそう強そうに見えないけれど、これもなんでKさんを怒らせてしまったのか忘れてしまったが、呼びつけられた男にKさんがどなりつけているところに出くわしてしまった。

ぼくは73歳になるまで、怒って相手を威嚇した経験はないが、Kさんが怒っているところをそばで聞いていて、ふるえあがってしまった。さすが元ヤクザだと、感心してしまうぐらい相手をおどす手法は見事だった。

Kさんは足に牡丹の花だと思うけれど、刺青をしていてそれをだんだんに相手の男に見せつけるのだ。すごい迫力だった。

こういう風に怒るものかと、手本をしめしてくれたようなものだが、ぼくはその怒りの手法をまだためしたことはない。

しかし、大人しい人ほど、怒らせたらこわいぞ。近いうちに怒りを爆発させる事態が近いような気がしている。

そのときは師匠のKさんに負けないぞ!

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