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2005年7月12日 (火)

なんで伊藤文學に『文學界』が送られてくるの?

bungakukai

  3ヶ月ぐらい前から文藝春秋から純文学の雑誌『文學界』が毎月送られてくる。最初はなにか『薔薇族』に関連する記事でも載っているのかも知れないと思って隅から隅まで目を通してみたが、それらしい記事は見当たらない。

  ぼくの名前が「文學」という名前だから、敬意を表して送られてくるのかとも思ってはみたが、そんなこともあるまい。

  純文学の雑誌は大手の出版社から何誌か出ているが凡て赤字で数千部しか売れていないという話も聞く。赤字であっても続けているということは、作家を育てるためということらしい。

  送られてきたのは8月号で定価900円。以前はひとつの小説の中に、挿絵が何枚も入っていたが、今は題字のところに一枚だけしか入っていない。宇野亜喜良さんもこぼしていたが、イラストレーターの仕事が減ってしまっている。ほとんどの頁が文字だけということだからだ。

  アメリカでも純文学の雑誌を読む人はゲイの人が多いという話を聞いたことがある。ゲイが純文学を支えているということだ。おそらく日本でもそうではないだろうか。もしかしたら編集者がそのことを知っていて、『薔薇族』の読者に紹介してほしいと思って送ってくれているのかも。そうでなければ編集者の中にゲイの方がおられて、送ってくれていることも考えられる。

  今月号から東京都知事の石原慎太郎さんの「火の島」という小説の連載が始まった。役所に2、3日しか顔をださないという石原さん、小説を書いていて役所に行けないのかと。そんなこともないだろうが。これからじっくり読んでみようと思っている。「太陽の季節」しか石原さんの作品って読んだことはない。

sibusawa

  8月号には著者インタビューが載っていて澁澤龍子さんの『澁澤龍彦との日々』(白水社刊・定価2000円+税)がとりあげられている。「夫と過ごした18年の日々を静かにふりかえる感動の書き下ろしエッセイ」だ。ぼくも購入して読み始めている。

  龍子さんとは四谷シモン君の出版記念会の席でおめにかかって記念写真を撮らせて頂いた。澁澤さんは、亡くなった女房が「オー嬢の物語」を舞踏化したときに大変お世話になったことがある。

  鎌倉の澁澤さんのお宅に是非伺ってみたいと前から思っている。お部屋が澁澤さんが生前暮らしていた、そのままになっているそうだから。

  僕のブログを見てくれている人はインテリばかりと信じているので、『文學界』、是非読んでみてください。

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