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2005年7月30日 (土)

また少年愛者の楽しみが消えた!

chigonomeruhen

'99年11月に施行された、児童ポルノ禁止法によって、18歳未満の少年、少女の裸の写真などを誌上や、写真集などで見ることはできなくなってしまっている。

  フィクションの小説、読物なら少年が登場してきても、これは法の対象にはならない。だからぼくは廃刊前の『薔薇族』誌上では、少年の好きな人々への読物をずっと載せ続けてきた。しかし、残念ながら復刊後の『薔薇族』はぼくの主張は通らず、少年愛者向けの読物はまったくない。

  どんなに規制を強めても、少年の好きな人たちが、この世から消えてなくなるわけではない。弾圧されればされるほど、その抜け道を探して、読みたい、見たいという欲望を満たすための方法を考え出すに違いない。

  7月17日の朝日新聞にこんなショッキングな記事が載った。「児童ポルノ閲覧制限=国会図書館、納本義務で所蔵、摘発対象、指摘受け」の見出しでだ。

  これはどういうことかというと、日本の出版社が出版する本は、すべて国会図書館に発行と同時に納本する義務が課せられている。だから第二書房から過去に発行された『薔薇族』と単行本では、写真集「少年たち」単行本の「半ズボンの神話」「稚児のメルヘン」などもすべて国会書館に置いてあり、誰でも見ることができるし、コピーすることもできた。

hanzubon

  少女物のヌード写真集などは、法が施行される前は、かなりの数が発行されていたので、国会図書館には、すべて置いてあったに違いない。

  こうした少年物、少女物の本を借り出してわくわくしながら読んでいた人たちの僅かな楽しみも絶たれてしまった。

  弾圧すればするほど、地下にもぐってしまって、弱みにつけこんで高値で売ろうとするものも出てくるし、どんなに高価であっても購入しようとする人もいるだろう。

  テレビのドラマを見ていると、どれだけの人が殺されていることか。時代劇でもそうだ。これはフィクションだから許されている。フィクションの読物であれば、少年とセックスしたり、愛するがゆえに少年を殺してしまったりする描写があっても許されるだろう。

  なにもかも臭いものにふたをしてしまう世の中って、恐ろしいと思うのはぼくだけだろうか!

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コメント

>こうした少年物、少女物の本を借り出してわくわくしながら読んでいた人たちの僅かな楽しみも絶たれてしまった

こういった規制法案の反対派でこうまで読み手側の都合しか考えていない人は初めて見た。
「表現の自由」「文化の萎縮」「言論弾圧」という深刻な理由から反対する人が大勢な中、こんな風に単純で素直な意見は斬新だ。

一方で個人の欲望を理由にした意見だから、説得力が全然無い。嗜好が異なる人間からは「規制しても文化や表現の自由に影響を与えず少数派の娯楽が失われるだけ」と思われてしまう。

投稿: 釣本直紀 | 2010年4月17日 (土) 15時42分

うん。そう思います。
表で規制すれば裏に広がる。そんなの当たり前なのにね。
建前だけ「こうやって対処してますよ」ってやりたいだけなんでしょうか。なんだかなぁ。。。

投稿: | 2005年7月30日 (土) 16時53分

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