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2005年9月21日 (水)

東スポがとり上げた、小さな記事。

  「東京スポーツ」の記事だからといって、馬鹿にしてはいけない。他の新聞がとりあげないものを東スポだけが、小さい記事だけど取り上げている。

  「中国、名門大学で“同性愛”講座」の見出しでだ。

  「中国上海市の名門大、復旦大学で今年9月の新学期から学部生向けに“同性愛研究所”講座が開設され、7日夜の第1回の授業では、約150人収容の教室が満員となり、立ち見の学生も出た。

  中国の同性愛者は約3000万人に上がるとされるが、保守的な社会での同性愛は依然タブーとなっており、大学の講座に取り上げられるのは極めて異例だ。

  同大では2003年から大学院生向けに“同性愛の健康と社会科学”という公共衛生学の講座を開設し、主に同性愛者のエイズ感染予防の重要性を教えてきた。学部生向けの新講座は社会科学部の助教授が担当し、同性愛者への差別や偏見を取り除き、学生に公平な観点を与えることに重点を置く。

  この日の授業は、国内メディアでの事前報道もあり、学生らが好奇心から注目。物理学科の男子学生(20)は、“同性愛は社会に存在しているのに、こうした講座はなかった。今回の講座開設は、中国の開放路線を象徴しており、意義深いと思う”と話した」

  これは9月9日(金)の東スポの記事だ。中国にだって同性愛者がいないわけはない。やっと一部の人たちが目ざめ始めてきた。閉鎖的な国で同性愛の人たちは、どんな思いをして生きているのだろうか。きっと息をひそめて生きている。日本の『薔薇族』創刊以前の40年ぐらい前の時代のように。

  もっと閉鎖的な北朝鮮のゲイたちはどうしているのだろうか。どんなに官憲が弾圧したからといって、人々の心に秘めた欲望をおさえられるものではない。徐々に一部の人が目ざめ始めて、それが大きな力になって世の中を変えていくに違いない。

  今の世の中、ネットという武器があるのだから、言葉の壁を乗り越えることができるのなら浸透していくのははやいだろう。

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