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2006年6月14日 (水)

「アウトロー列伝」に伊藤文学が入ったなんて

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「別冊・宝島」から、昭和、平成、日本『アウトロー列伝』なる物凄い本がでた。そのキャッチ・フレーズには「反骨・無頼・破天荒!“破壊の美学”生きた30人の男」とある。

なんと、その30人の中に「伊藤文学」が入っているではないか。

漫画を地でいった破天荒人生の「梶原一騎」新右翼のカリスマ「野村秋介」力道山が逃げたという伝説「花形敬」北朝鮮への無謀な冒険「田宮高磨」など、写真を見ただけでも迫力を感ずる人たちだ。

ぼくの写真もカメラマンが何十枚も撮った中から選んだ数点なので、よく撮れてはいるが、どう見てもアウトローという凄みはない。安藤組の戦闘部隊で生き残った男という元ヤクザの作家の安部譲二さん、その眼光はするどい。

この7月に河出書房新社から、ぼくの書き下ろしの単行本が上製本で出版される。この時代に自費出版でなくて、本が出せるなんて夢のような話だ。

二度も『薔薇族』が廃刊になってしまって多少は落ち込んでいたが、「拾う神あり」で、また、ぼくに再起のチャンスを与えてくれた河出書房新社に感謝している。

発売は710日から20日の間ぐらいになるようだ。書名は『薔薇族の人びと=その素顔と舞台裏』。『薔薇族』の初期の頃、『薔薇族』を支えてくれて、黄金時代を築いてくれた13人の人びとのことを描いたものだ。

ところがこれ1冊だけでなくて、続いて株式会社「九天社」からも執筆依頼があって、これも書き下ろしで書き上げた『薔薇よ永遠に=『薔薇族』編集長35年の闘い』という書名でだ。この本も7月中には刊行される。

以前、文春から発売された『編集長 秘話』が、幻冬舎の文庫に入れてくれて、この秋には刊行される。

『薔薇よ永遠に』の中に書いたが、『薔薇族』が創刊された昭和46年、その19年前に会員制で刊行された『アドニス』そのあと同じように会員制で刊行された『薔薇』。昭和の20.年代、30年代のゲイ事情を古い雑誌から知って書いた。

『アドニス』も『薔薇』も非合法の地下出版で住所も発行所も書いていないのに、取締当局を恐れているところが面白い。

わが第二書房は、昭和20年代に『女の防波堤』など3冊も発禁をくらっている。『薔薇族』は創刊2号目が風紀係に始末書を書かされ、その後、始末書をとられること、20数回、発禁は4回と、輝かしい戦跡を残している。

こういう出版を続けるには、発禁など恐れてはいられないという信念をつらぬいてきた。その辺が『アウトロー列伝』の中に入れてくれたゆえんではなかろうか。

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今の世の中、変人、奇人がいなくなっている。この本を読むと面白い。破天荒な生き方をつらぬいた人たちの話って、教えられるところが多い。

みんな小粒で同じような人間ばかりの世の中じゃ、情けない話ではないか。

★『アウトロー列伝』宝島社発行・定価1050円(本体1000円)

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