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2006年8月 4日 (金)

ルネさん、竜さんからの二冊の本の感想文

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『薔薇族』の黄金時代の立役者、内藤ルネさんと藤田竜さん。河出書房新社刊の『薔薇族の人びと』九天社刊『薔薇よ永遠に』を修善寺に住んでいる、お二人に贈ったら、それぞれ手紙が送られてきた。

竜さんは、こんなこと言ったら相手が傷つくんではなんていうことを考えずに、ズバッと言う人だ。

  確かに本当のことを言っているのだから、もうなれっこになっているので、僕が傷つくことはないが、平気でひどいことを言ってしまうのが竜さんだ。

  ルネさんは逆に思いやりのある人で、根っからやさしい気持ちの持主だから、相手を傷つけるようなことを言うわけがない。

  ルネさんの手紙。

「美しく、素敵な出来あがりの二冊、それもスゴイ!二冊もまったく、まったくラッキーですよ。ほんとうにおめでとう! それもハード・カバァで、ゴウカな二冊の本、何よりのことです。

  私め、自分のことのようにうれしいです。この二冊、ぜったいに売れますよ。どちらも伊藤文学のあたたかい人格が、ひしと伝わってきて、また、また、涙です。

  やはり文学さんが、ノンケ(ホモでない、女好きの人間のこと)であったから、『薔薇族』は成功したのだと確信していますよ。あなたがホモであったら、成功しなかったと。

  そして私の知らなかったことも、この二冊はいろいろと教えてくれて、ドキドキして拝見していますーヨ。

  ノンケの大らかなあたたかさと、誠実さがこの二冊から、ひしひしと伝わってきます。

  文学さんの運も、花開き始めましたね!とにかく大きな花を開かせましょうね。この感じだと、いろんな本が、これから出せそうですね。」

  ルネさんは少年のような人だから、素直によろこんでくれている。

  辛口の竜さんのことだから、ひどいことを言ってくるのではと思ったけど、意外なことでした。竜さんに今までほめられたことって記憶にないくらいだから。

「二冊もの同時のご刊行、おめでとうございます。力作で感心しました。(こんなこと言われたのは初めて)書物としては『薔薇よ永遠に』の方がよくできています。ホモについて詳しくない人に、苦労の歴史を伝えるものとして、遺漏がありません。

『薔薇族の人びと』の方は、事情通とか、読者など、ある程度『薔薇族』についての知識のある人向きで、似たようなものの同時刊行ではあっても、うまいこといきましたね。

  この二冊の刊行が、次のよい道へ続くといいですね。

  伊藤さんは少年愛の人をかわいそうと言うけれど、狙われ、犯された少年については、少しも思いが至っていません。

  僕が少年の日、大人に犯された文を書いたことがありましたが、お読みになっていませんね。僕は少年愛ものは大嫌いでした。

  いろいろと書いてごめんなさい。それにしても二冊の本が、ダブらず、立派な著作であると思います。」

  もっとひどいことが書いてあったが、それは僕が受けとめればいいことなので。でも珍しくほめてくれて、うれしかった。

  少年愛者のことは、弁護する人は僕しかいないのだから、何と言われても書き続けるだろう。

  それにしても、まったく性格が違う二人が四十年も一緒に住んでいるなんて、考えられません。しかし、僕にとっても『薔薇族』にしてもお二人は大恩人なのだ。

●このブログを読んでくれている人も、二冊の本についての感想をお寄せ下さい。待っています。

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◆伊藤文学を励ます会 8月23日京王プラザで開催。ふるってご参加を。

◆ご感想・ご相談はこちらへbungaku@barazoku.co.jp

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