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2006年9月 7日 (木)

東京医大発① 患者同士、心の交流がなくなって。

  829日、午後1時、左ひざの手術のために新宿の東京医大に入院した。病名は「変形性膝関節症」。1年ぐらい前から左ひざが痛みはじめて、歩行が杖をつかなければ歩けなくなっていた。

  近所の外科医院で治療をしてもらっていたが、一向によくなる気配がない。大きな病院で診てもらった方がと思いはじめていた。

  前立腺肥大で治療を受けていた、下北沢南口の「間宮泌尿器科クリニック」の先生が、東京医大の形成外科を紹介してくれたのだ。

  病院というと、妹の心臓手術でお世話になった東京女子医大の心臓病棟。ぼく自身の入院生活は、こじらせてしまった胆石の手術で、3ヶ月間も入院した関東中央病院が74年の生涯で一回だけだ。

  現在の関東中央病院は、新しく立派な病院になっているが、二十数年前は古くてボロボロの病棟だった。

  入院中に血を吐いて、大部屋から個室に移されたが、隣の部屋との境はベニヤ板1枚。ガンの末期患者が入院していて、最初の頃は見舞いにきた子供さんと歌う歌声がにぎやかに聞こえていた。それがだんだんにうめき声に変わってきた。

  それがあまりにも耳障りなので、医師にベッドの向きを変えてくださいと頼んだら、「そんな必要はありません」と言う。

  間もなくして奥さんや、子供さんの泣き声に変わってしまった。

  東京医大にもホテルの部屋に負けない個室もあるが、今のぼくにはそれは許されない。最低の料金の6人部屋への入院だ。

  6人部屋の真ん中のベッドに入ることになって、他の5人の人に挨拶しようと思ったが、みんなカーテンを閉めていて、挨拶なんてできる雰囲気ではない。

  昭和30年代の後半、妹が入院していたのは6人部屋、みんな仲良くして食べ物を分け合い、助け合い、励まし合い、それに見舞いにくると家族とも親しくなった。

  妹が入っている部屋の患者だけではない。隣の部屋の人、また、その隣の部屋の人と、行ったりきたりしたものだ。

  二十数年前の関東中央病院のときも同じだった。おばあさんも、子供も、みんな仲良しになって、入院生活を楽しく過ごしていた。

  現在の東京医大、個人主義が徹底してしまったのだろうか。他人に口出しなどしない。この方がいいとも言えるが、なんとも味気ない。

  住んでいる隣近所だって、口を聞かない世の中だから。これは当たり前のことなのかも知れない。

  ぼくのブログは、1ヶ月間は、東京医大発となる。つまらないかも知れないが、お付き合い願いたい。

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