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2006年10月17日 (火)

アウトロー文庫に入って光栄!

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  幻冬舎の編集部の山田京子さんから、こんな手紙を頂いたのは、平成17年の711日のことだったから、もう1年以上の年月が経っている。

「先生の『編集長「秘話」』を拝読し、とても感動致しまして、思わず筆をとった次第です。

  読者との交流を丁寧に書いていらっしゃっていて、読んでいるこちらまで胸が熱くなってきました。自殺した17歳の少年の話など、とてもつらく、しかし、決して忘れてはならないことだと思いました。

  今年の初めに私が担当した本の中に『16歳だった』という、高校生時代に援助交際を約500人と行った女性の手記を出版しました。出版後、読者からは想像をはるかに上回る反応があり、「私も経験者でした」「今も援助交際を続けています」との声が多く、編集部や著者の中山美里さん宛に届きました。これほどまでに女の子たちと援助交際が密接に結びついているとは思いませんでしたし、1人で悩んでいる子たちが、これほどまでにいるのだなと、いてもたってもいられない気持ちになりました。

  誰か言える相手がいれば、少しでも心は楽になると思いますが、当事者は告白しづらい状況であることは当然です。

  同性愛の方々も同様だと思います。家族の問題、社会の問題、友達の問題、恋人の問題…。多くの悩みをすくいとった『薔薇族』は大変、偉大であると感じました。

  人びとの意識はそう簡単に変わることではありません。しかしながら、誰かが働きかけない限りは変わるはずのものも変わらないままでしょう。

  伊藤先生のお話をより多くの方々に読んで頂きたい。そのお手伝いを少しでも弊社でできれば、こんなに嬉しいことはございません。例えば『編集長「秘話」』を弊社で文庫化させて頂くことは可能でしょうか。

  一度、お目にかかることができれば幸いです。」

  美しい文字で、こんなに嬉しい手紙をもらったら、承知しないわけがない。それに憎いことに薔薇の花の50円切手が2枚貼ってあるではないか。

  わが家を訪ねてきたのは、かわいい女性だった。それが今年の夏を越すまで、なんの音沙汰なし。もうボツになってしまったのかと思っていたから、ゲラ刷りが送られてきたときは嬉しかった。

  今年の6月末に宝島別冊で出た『日本アウトロー列伝』の中のひとりにぼくが入っていたので、「アウトロー、伊藤文学」は登録済みだから、幻冬舎のアウトロー文庫の中に入ったとしても当然のことだろう。

  この『編集長「秘話」』は2001年の12月に文春ネスコから刊行されたもので、どんなことを書いたのか、5年も前の本なので忘れてしまっていたが、ゲラ刷りを読んで、自分で言うのも変だが、大変面白く読むことができた。600円という手頃な値段の本で、1万部以上も印刷されたそうだから、全国の書店にくまなく並ぶに違いない。

  クラシックな額ぶちの中に、ぼくの顔写真が入るはずだったが、ぼくの顔じゃ売れないと思ったのか、ずばり『薔薇族編集長』の文字だけになったが、われながら『薔薇族』というネーミングは、ぼくの傑作と言えるかも。

  幻冬舎の編集部でも、見本誌があっという間に持ち去られたというから、これは売れるかも知れないぞ!

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コメント

『薔薇族』編集長、職場のデスクであっという間に読了しました。

もう数ヶ月前のことになりますが、伊藤さんと代田の邪宗門でお会いした者です。本を2冊も出版されるというお話を伺い、ブログを拝読させていただいた後、早速に河出書房の「薔薇族の人びと=その素顔と舞台裏」を購入。そのまま時間が流れてしまったところ、一昨日、図書館の新刊コーナーでこの文庫本に出会いました。代田の図書館も先生の御本を置くとはなかなかですね。

ところで、雑誌・薔薇族。私はまだ手にとったことはありませんが、御本にもあったように、薔薇族=同性愛者の男性、なんて常識だったと思ったのに、言葉自体、社内の20代の男の子・女の子には聞いたことない言葉だと言う人がいて、驚きました。メディアの世界でもそんなのありかとびっくりしました。そんな人々が、この御本を読めば、同性愛者の解放の黎明期を知って、逆に驚くのだろうなと思ったり。時代は変わってきているのですね。伊藤文学さんは、今やアウトローの歴史に残る偉人なんですね。

ますますのご発展を祈念して。乱文、失礼いたしました。

投稿: ゆき | 2006年10月20日 (金) 17時54分

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