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2007年3月

2007年3月26日 (月)

薔薇族城」最後の日

Dsc00243

人間が亡くなるとき、何時何分ご臨終ですと医師が告げる。家や土地も所有権が無くなるときに、同じように時間が告げられる。

「薔薇族城」完全に終わりを告げて、所有権が他の人に移ったのが、平成19年2月28日、10時30分だった。

  75年住み慣れた、代沢5丁目2番11号は、他人のものになってしまった。祖父は救世軍にいて貧乏暮らしだったから、自分の持ち家などなくて、生涯借家暮らしだった。父の代になって、やっと土地と家が自分のものになった。

  古稀近くしてマイホームやっと建ち

  これは親父の川柳だが、親父が苦労してやっと手に入れた家を、ぼくの代になって手ばなさざるを得なくなってしまった。

  景気のいい時代は、車検の時期がくると新車に替えていたが、真っ赤なアウディに替えてからは、そんなぜいたくなことが出来なくなって、何度か車検をとって、ここ7、8年は同じ車に乗っていた。

  高速道路を走ると、その馬力は強くて、新潟の弥彦に行く、関越自動車道を走るときは、もたもたしている国産車を追い越して走ったものだ。

  スピードを出すな、出すなとうるさい女房を助手席に乗せ忠告を無視して140キロぐらいで走っていたら、覆面パトカーに派手にとめられてしまった。おまわりさんもかわいそうだと思ったのか、120キロということにしてくれたので、1万5千円の罰金ですんでしまった。

  家を追い出されるのもつらいことだが、車を手ばなす方がつらい。長いこと乗っていた車だからだ。駐車場が高いから、手ばなすしかなかった。

  子供の頃、読んだ本で「愛馬いずこ」という本に、長年苦労して育てた馬を売ることになり、別れるときの悲しみを読んだことがあった。そんな気持ちと車と別れるのも同じか。

  花屋で買い求めた、あじさいの鉢が、花が咲き終えたので、植木鉢から庭におろしたものの何年かは花が咲かなかった。それが去年あたりからやっと花が咲きはじめた。

  さんしょの木も植木鉢から庭におろして、数年がたつので、かなり大きくなって、たけのこのシーズンになると、葉をつまんで食べたものだ。

  そんな植木をそのままにして置き去りにしてしまったので、抜かれてしまうのも時間の問題だ。妙なものに心残りがあって、胸が痛む。

  薔薇の木も、かなり大きくなって、見事な花を咲かせていたのに、「薔薇族城」落城とともに捨てられてしまう。

  植物とはいえ、生きているものが生命を絶たれてしまうのは残念でならない。

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2007年3月24日 (土)

少数派を受け入れる多様性がほしい

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  新潟県の有力紙「新潟日報」に画期的とも言える記事が、学芸部の梶井節子さんの手によって載った。梶井さんとは一昨年、新潟県弥彦村のぼくが館長をしている「ロマンの泉美術館」で出会った。それから何度か美術館のことを記事にしてくれたが、ぼくの本業の『薔薇族』のことにも興味を持ってくれて、昨年、九天社から発行した『薔薇よ永遠に』も記事にして紹介してくれた。

  2月21日(水)の「新潟日報」の朝刊の生活欄に「アイノカタチ」(2)「これでいいのか!」という7段抜きの記事を梶井さんが書いた。

  週に1回、いろんな「アイノカタチ」を書いているのか知らないが、新聞を毎日読んでいないので、1回目にどんな記事が書かれたのかは分からない。

  見出しに「同性が好き=根強く残る無理解や偏見=生きにくさ感じ続け」とある。ぼくが話したことから記事は始まっている。気になったことは梶井記者がご自分のことをその次に書いていることだ。

「この時期、私は結婚の準備を進めていた。もし結婚相手が同性愛者だったら、逆に、もし私自身、同性が好きだったら…と考えると、胸をしめつけられた。苦しみ、拒絶感、複雑な思いになった。でも、同性愛者が生きにくいと感じる世の中でいいのだろうか。」

  こんなことを女性が結婚する前に考えるだろうか。ぼくが同性愛について梶井さんにしゃべり過ぎたので、考え過ぎになってしまったのかも知れない。

  梶井さんは結婚されたそうだが、ご主人は佐渡島にいて、彼女は新潟市の新聞社で仕事をしている。仕事が面白くなってきているから、記者の仕事をやめられないのだろう。

  梶井さんは何人ものゲイの人に会って話を聞いている。佐渡市に住む54歳の男性、新潟市に住む30代のニューハーフの男性、カトリックの牧師さんからも話を聞きだしている。

「県人権・同和センターが新潟大の山崎公士教授ゼミの協力で、市長に同性カップルの公営住宅入居を認め、市長は同性カップルの「結婚」を市長の幸せとして積極的に祝福するよう求めている。」

  新潟は保守的な人が多いのではと思っていたが、こうした進歩的な人々が、さまざまの活動をしているようだ。

  梶井さんは記事の最後に「異性愛も、同性愛も、みんなが一緒にいられる仕組みがほしい。タブー視される性についても、少数を受け入れる多様性があれば、みんな楽に、幸せになれるのに。」と結んでいる。

  梶井さんの画期的な記事を紙面に載せてくれた、デスクの勇気をありがたいと思う。新潟の雪どけは意外に早いかも知れない。

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2007年3月22日 (木)

ちいさな声、社会にとどけ!

Img270 世田谷区議会議員の上川あやさんが、岩波新書で『変えてゆく勇気-「性同一性障害」の私から』という本を出版された。(岩波新書・1064・定価・本体740円+税)

  その帯には「あきらめからは、何も生まれない。誰もがのびやかに暮らせる社会へ」と書かれている。

  上川さんは1995年、27歳のときに「男性」としてのサラリーマン生活をやめ、さまざまの模索を重ね、30代に入ってから「女性」として生きるようになった。

  4年ほど前に「性同一性障害」であることを公表して区議選に立候補した。「男性」から「女性」へ。「沈黙」から「発言」へ。「孤立」から「ネットワーク」へ。

  上川さんの「ちいさな声、社会にとどけ!」のスローガンは、上川さんが区議になったことで力を増し、それにマスコミが上川さんを採りあげたことで、それが何倍も、何十倍もの発言力が強まっている。

  上川さんも念願の戸籍上の性別も「男性」から「女性」に変えることができた。社会の中で声を挙げにくい人々は「性同一性障害」に限らず多岐にわたっている。身心に「障害」を抱える人たちの問題、ひとり親の家庭、外国籍市民、ホームレスなど、今まで光がとどかなかった人々の環境改善に取り組んでいる。これは他の議員では、まったく気がつかないことで、上川さんならではの発想ではないだろうか。

  同性愛の人たちは、日本に300万人以上いると推定されるが、女性のレズビアンの人たちを加えれば大変な数になるだろう。世間から差別や、偏見の目で見られてもいるだろうが、具体的な話が表面に出てこない。

  上川さんの言うように、もっと声に出して社会に訴えるべきではないだろうか。同性愛者は自分の性癖を隠して、普通に社会生活を送っていれば、別になんの障害もない。しかし、同性愛者であることが、家族や、友人、知人、勤め先で知られた場合、どうなるだろうか。会社に行きにくくなって自らやめてしまう人もいるだろう。

  こんなことにぶつかったときに、あきらめないで声をあげることだろう。ぼくは1971年に日本で最初の同性愛の専門誌『薔薇族』を創刊し、「隠れていないで表に出よう!陽の当たるところへ出よう! また世間に対しては「同性愛は異常でも、変態でもない!」と、ことあるごとに叫び続けてきた。

  しかし、同性愛の問題は社会に向って、こうしろというような具体的なスローガンをかかげにくい。ヨーロッパの先進国のように、同性の結婚を法的に認めさせることが、同性愛者自身の中からの叫び声が聞こえてこない。

  ゲイの人の中から、こうすべきだ、こうなってほしいというような具体的な話が出てこなければ、どうにもならない。

  上川さんの著書を読んで、その行動力には学ぶべきものがあった。これからゲイの人たちが、どのようにしたら、薔薇色の社会が生まれるのか、今こそ真剣にみんなで考えるべきだろう。

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2007年3月20日 (火)

ゲイの人は見るところが違う

Dsc00153_1  もう、この『薔薇族』の読者は、この世にいないだろう。29年も前に頂いた手紙が出てきました。ぼくの恩師ともいうべき、万葉集研究の権威で、駒澤大学の国文科の教授だった、森本治吉先生のことが、手紙に書いてあった。

  森本先生はアララギの同人で、自らも主宰して『白路』という短歌誌も出していた。この雑誌は、熊本の五高から、東大国文科を出られた、東邦生命の社長だった、太田弁次郎さんが同期だったので、スポンサーになっていた。

  毎号『白路』の裏表紙には、東邦生命の広告が載っていて、保険を歌った太田さんの作品も載っていた。

  ぼくは森本先生の指導で、短歌を作るようになったのだ。いつも『白路』の歌会は、その頃は銀座にある東邦生命の本社で催されていた。太田さんは、広告を出していても誰も保険に入る人がいないとぼやいておられたので、社会人になったら、保険に入ろうと思っていた。入ったはいいが、世の中、変わって東邦生命は倒産してしまった。

  古い手紙には、こんなことが書いてあった。ぼくが『薔薇族』の「編集室から」に森本先生のことを書いたらしい。それを読んでの手紙だった。

  神戸の方で、昔の人らしく、××右衛門なんて侍のようなお名前の方だ。

「私も森本先生の古い教え子です。頃は昭和4、5年。現在も阿佐ヶ谷にある、N大付中で、当時4年生の私どもの国語の担当でした。熊本弁の訥々諄々とした、低い物静かな口調で、一言一句、噛み砕いて諭すような講義でした。

  そしてまた厳しい一面もあって、先生の科目期末試験にカンニングを見付けられた同級生が、あわや退学というところを私ども級友が先生宅を訪ねて、助命嘆願の末、やっと許されたということもありました。

  それから、これは今でもはっきりと覚えていることですが、先生も学校の近くにお住いで、ある日、銭湯でそのお姿を見かけました。

  浅黒く骨っぽいお体で、俗にいう「小男の太○○」これは痩身矮躯の場合、相対的に特にそのように感じられたのでしょう。

  先端が大きく露われて、垂れ下がったさまが少年の私に、ある種の畏敬の念さえ抱かせたことでした。

  昭和52年1月14日付、先生の訃を伝えた地方紙の小さな切り抜きが、私の日記に貼り付けてあります。」

  ぼくも先生と親しくさせて頂いたが、先生のオチンチンは見ることがなかった。ゲイの方だけあって、見るところが違うなと感心してしまった。

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2007年3月18日 (日)

創刊の頃、初めて出会った美少年

Img263

薔薇族』創刊の頃のことだ。本人も自分のことを美少年だったと言っているのだから、確かに色白の目のぱっちりとしたかわいい少年だった。その少年からこんな手紙をもらったことがある。

「ぼくはホモセクシュアルです。自他ともにゆるす、かなりの美少年でした。でしたというのは、まもなく少年ではなくなってしまう年頃になっているためです。いや、もう、すでに少年ではありません。

  受動的男色を好むものですが、恋人は全然いないのです。ですから誰か素敵な人に抱かれたいと思って、夜、ベッドの中で、ひとりでもだえてしまう始末です。

  このまま誰にも抱かれることなく、二十歳になって、この肉体がだんだん年老いてしまうと思うと悲しくてなりません。

  ぼくは相当のナルシストですので、もう毎晩、鏡に向ってほほえんだり、自分の素っ裸のからだを映しては、からだをくねらせ、さまざまのポーズに酔いしれます。そしてオナニーにふけるのです。

  十七歳のときですが、大雪が降って零下四度ぐらいになった夜、ぼくは全裸で窓から抜け出し、家のまわりの畑や、空地をかけずりまわり、ころげまわりました。そして雪をかぶって、全身雪の中にうずめていると、このままねむってしまいたいような、いい気持ちでした。

  ぼくの白いからだに月の光がこうこうと照り映えていました。」

  こんな手紙をもらってから、新宿の駅前の喫茶店で、この少年と初めて会った。

「美校は落ちちゃいましたが、今、予備校に通いながら絵の勉強をしています。」

  大きなスケッチブックを開いて、書きためた絵をみせてくれた。

「君の顔にみんなそっくりだね」と聞くと、

「ええ、いつも鏡ばかり見ているものだから」

  どの絵も、どの絵もみんな大きなオチンチンがにょっきり勃っていた。

大学受験に失敗してがっかりしている彼をはげましてやろうと、雑誌を出したら、この中の絵をえらんで載せるようにするよと、約束をした。

『薔薇族』の創刊号にこの少年の絵を約束どおり使ってあげて、何冊か贈ってあげた。ところがその本が母親にみつかり、彼の持物を全部調べられてしまった。

  母親のおどろきはいかほどのことだったか。それから彼は家出をしてしまい、ぼくのところへ電話がかかってきた。ぼくは完全に悪者にされてしまったようだ。

  この少年、母親に連れもどされ、神経科にも連れて行かれたそうだ。小さい頃からかわいい子だったので、女の子のような洋服を着せて、他人にかわいいお子さんですねと言われる喜び、女の子のように育ててしまった母親。なるべくして男好きになってしまったようなものだけど、誰が悪いのか知るよしもない。

  この少年も、もう五十数歳になっているだろうけれど、どうしているだろうか。ぼくの脳裏には、色白で目のぱっちりした美少年が今でもはっきりと残っている。

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2007年3月16日 (金)

短い文章の中に、人それぞれの人生が!

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  昭和46年の11月発行の第3号の「編集室から」に、ぼくはこんなことを書いている。

「薔薇通信のことだけど、増えに増えて、200名を越してしまった。多くの頁を使ってこれを入れることは、雑誌としては体載も悪いし選んで載せたらという意見もあったが、2号に載った57名の人に対して、回送した手紙は700通の多きにのぼったし、一番多い人は50通を越しました。」

  この時代、仲間と巡り合う方法としては、文通欄しかなかったのだから、かなりの勇気を出して手紙を出したのだろう。親と一緒に住んでいる人は出したくても、出せなかったのだから。

●東京都・葛飾区・K・K

街角を親子連れが楽しく語りながら歩いているのを見ると、とてもうらやましく感じます。両親の顔すら知らない私に、ひとりぐらい弟か、息子がほしいと願うのは、私のわがままでしょうか。お互いに誠意をもって交際してくれる方、一緒に旅行などもしたいと思っています。私は人間は心だと信じています。まじめに交際してくれる20代の人の連絡を待っています。

  文通欄の呼びかけを読むのが一番面白いと話してくれた有名人がいましたが、短い文章の中に、人それぞれの人生をかいま見ることができるからだろう。

●福岡県・H

  ロサンゼルスの六番街のバスターミナルの前で「バカ、バカ、日本みたいなところへどうして帰るんだ。おれ、これからどうすればいいんだ。本当に死んじゃうぞ」と、わめきながら黒い肌をかきむしり、大粒の涙を流した私のかわいい、助手、トムソン君のことを私はいまだに思い続けています。

  21歳のすばらしい黒人青年でした。東洋人である私の黒人に対する好奇心すら、ためらいもなく受け入れてくれ、彼のベッドの半分を与えてくれた夜から、私は彼の赤ちゃんになったのです。

  どなたか私をトムソン君がしてくれたように、こなごなにしてほしいのです。私は40歳160cm、68kg。肌がきれいだとトムソン君がいっていました。

●千葉県・流山市・Y

  私みたいに初老と言われる年ごろになると、自分よりも相手を楽しませるほうに、より大きな喜びを感じるものでございます。ごっついからだをした威勢のいい兄さんが、丸太棒のように横に寝ているだけだったのに、やがて全身を震わせて、耐えているような声をあげるときに、男冥利を覚えるのでございます。

  か弱い女をひいひい言わせるのとは、どだいスケールが違うのでございます。

  選び出して紹介していたらきりがありませんが、なんとか仲間をみつけたいという思いが、短い文章から感じられる。みんないい仲間をみつけることができたのだろうか。

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