« ゲイの人は見るところが違う | トップページ | 少数派を受け入れる多様性がほしい »

2007年3月22日 (木)

ちいさな声、社会にとどけ!

Img270 世田谷区議会議員の上川あやさんが、岩波新書で『変えてゆく勇気-「性同一性障害」の私から』という本を出版された。(岩波新書・1064・定価・本体740円+税)

  その帯には「あきらめからは、何も生まれない。誰もがのびやかに暮らせる社会へ」と書かれている。

  上川さんは1995年、27歳のときに「男性」としてのサラリーマン生活をやめ、さまざまの模索を重ね、30代に入ってから「女性」として生きるようになった。

  4年ほど前に「性同一性障害」であることを公表して区議選に立候補した。「男性」から「女性」へ。「沈黙」から「発言」へ。「孤立」から「ネットワーク」へ。

  上川さんの「ちいさな声、社会にとどけ!」のスローガンは、上川さんが区議になったことで力を増し、それにマスコミが上川さんを採りあげたことで、それが何倍も、何十倍もの発言力が強まっている。

  上川さんも念願の戸籍上の性別も「男性」から「女性」に変えることができた。社会の中で声を挙げにくい人々は「性同一性障害」に限らず多岐にわたっている。身心に「障害」を抱える人たちの問題、ひとり親の家庭、外国籍市民、ホームレスなど、今まで光がとどかなかった人々の環境改善に取り組んでいる。これは他の議員では、まったく気がつかないことで、上川さんならではの発想ではないだろうか。

  同性愛の人たちは、日本に300万人以上いると推定されるが、女性のレズビアンの人たちを加えれば大変な数になるだろう。世間から差別や、偏見の目で見られてもいるだろうが、具体的な話が表面に出てこない。

  上川さんの言うように、もっと声に出して社会に訴えるべきではないだろうか。同性愛者は自分の性癖を隠して、普通に社会生活を送っていれば、別になんの障害もない。しかし、同性愛者であることが、家族や、友人、知人、勤め先で知られた場合、どうなるだろうか。会社に行きにくくなって自らやめてしまう人もいるだろう。

  こんなことにぶつかったときに、あきらめないで声をあげることだろう。ぼくは1971年に日本で最初の同性愛の専門誌『薔薇族』を創刊し、「隠れていないで表に出よう!陽の当たるところへ出よう! また世間に対しては「同性愛は異常でも、変態でもない!」と、ことあるごとに叫び続けてきた。

  しかし、同性愛の問題は社会に向って、こうしろというような具体的なスローガンをかかげにくい。ヨーロッパの先進国のように、同性の結婚を法的に認めさせることが、同性愛者自身の中からの叫び声が聞こえてこない。

  ゲイの人の中から、こうすべきだ、こうなってほしいというような具体的な話が出てこなければ、どうにもならない。

  上川さんの著書を読んで、その行動力には学ぶべきものがあった。これからゲイの人たちが、どのようにしたら、薔薇色の社会が生まれるのか、今こそ真剣にみんなで考えるべきだろう。

, :・.☆.・:* ∴.. *, :・. *, :・。.・:.+ :。.・:.+ :..・:* ∴...・:* ∴.. *, :・。.・:.+ :..・:* ∴.. *, :・。.・:.+ :. *, :・. *, :・..・:* ∴...・:* ∴.。.・:.+ :。.・:.+ :。

Yamajun_1

「ウホッ!いい男たち」第1~4部
【著者名】山川純一
【発 行】ブッキング
【税込価格】各1,050円

▼販売サイト
 ・DMM
  http://www.dmm.co.jp/digital/book/-/list/=/article=series/id=10489/
 ・デジパ ネットショップ
  http://dl.digipa.com/shop/digipa/search?kwd=%83E%83z%83b
 ・電子書店パピレス
  (アダルト商品の為、購入にあたり会員登録者の必要があります。
   会員登録後、タイトル名で商品検索を行い、検索結果画面の右下の「アダルトフロア商品も表示」よりアダルトページにログインして下さい。)
    http://www.papy.co.jp/

◆山川純一原画 オークションはこちらから
http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/baraqito

※著作権は本人合意の上で(株)第二書房にあります。無断複製、転売、転載等はなさらないことをお約束いただける方のご購入を希望します。

, :・.☆.・:* ∴.. *, :・. *, :・。.・:.+ :。.・:.+ :..・:* ∴...・:* ∴.. *, :・。.・:.+ :..・:* ∴.. *, :・。.・:.+ :. *, :・. *, :・..・:* ∴...・:* ∴.。.・:.+ :。.・:.+ :。

◆このブログを読んでくれている人も、3冊の本についての感想をお寄せ下さい。待っています。

薔薇よ永遠に―薔薇族編集長35年の闘い 薔薇よ永遠に―薔薇族編集長35年の闘い

『薔薇族』の人びと その素顔と舞台裏 『薔薇族』の人びと その素顔と舞台裏

『薔薇族』編集長 『薔薇族』編集長

◆永遠のベストセラー「愛の潤滑液 ラブオイル」一度お試しあれ。

Nurnuru2 Nurnuru3

◆お求めはこちらから

◆ご感想・ご相談はこちらへbungaku@barazoku.co.jp

|

« ゲイの人は見るところが違う | トップページ | 少数派を受け入れる多様性がほしい »

コメント

上川さんのことはakaboshiさんのブログではじめて知りました。以前から活動されているのに、(私が無関心だったのですが)まだまだ一般の人たちにはその存在が認知されていないことは残念です。
無関心な私でもakaboshiさんを始め真摯にゲイたちの人権について活動されている方達に接すると変化しました。
やはり、当事者がまず、行動してみることから全てが始まるのではないでしようか。必ず支援者が現れます。

投稿: misae | 2007年3月22日 (木) 22時36分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/101967/14279329

この記事へのトラックバック一覧です: ちいさな声、社会にとどけ!:

« ゲイの人は見るところが違う | トップページ | 少数派を受け入れる多様性がほしい »