ついに山川純一君の未発表作品を見つけ出したぞ!
75年、住みなれた家と土地をぼくから取り上げてしまった、芝信用金庫に感謝している。あまりにも高い代償とはいえ、ヤマジュンこと、山川純一君の未発表作品をついにそのお蔭で、見つけ出すことができたからだ。
わが家の3階、モデル撮影のためのスタジオにすべく作られた、まったく窓がなくて、高い天井の部屋。それがいつの間にか、衣裳部屋のような倉庫になっていた。
その部屋の奥の方に、秘密の物置きみたいな、扉がついている物入れがある。そこの一番下から茶封筒に入って、4作品が見つかったのだ。そこは何年も開いたことがなかった場所だ。引っ越しということにならなければ、見つからなかったことは間違いない。
スタッフのヤマジュン作品を載せるなコールについに負けて、誌上からなくなってしまった。前にも書いたが、16頁の1作品の原稿料だけで生活していることをぼくは承知していたから、この決定は苦痛だった。
山川純一というペンネームは、ぼくが名付けたものだ。彼の本名も、住所もぼくは知らない。彼が作品を持ってくると、ひきかえに稿料をあげていた。
雑誌に載せなくても作品を持ってくれば、稿料をあげていたが、その状態が4ヵ月も続いたということだろう。ぼくの記憶では半年は続いたと思っていたが、記憶違いだったようだ。
気の弱い彼は、雑誌に載らないのに稿料をもらうことに気がねしたのだろうか、いつの間にか、ぼくの目の前から消えてしまった。
彼だけでなく、同じような憂き目にあった人は何人かいた。気にいらないとやめさせてしまうからだ。ぼくの考えでやめさせた人はひとりもいないのに。
経済状態が悪化して、どうにもならなくなり、リストラせざるを得なくなったことはあったが。
劇画の登場人物の髪型や、顔が長い、自分の趣味じゃないからといって、やめさせるなんて、ゲイ界でなければ、こんなことがあるわけがない。その作品が長い時間を経て、脚光を浴びるなんて…。
16頁の作品が4作、64頁分の未発表作品。これを見つけ出すことができて、ぼくはホッとしている。ヤマジュンファンが見たいと思っているだろうから、これらの作品を3度目の復刊『薔薇族』に1年かけて掲載する。季刊(年4回発行)だから1年でということだ。
復刊号は4月下旬に、35年前の創刊号よりもっと薄い頁数で刊行される。1冊の値段は送料込みで1000円だ。ちょっと高いと思われるだろうが、カンパ代も含んでということだ。1000円札を紙にくるんで送ってください。
● ● 送り先=〒155-0032・ 東京都世田谷区代沢2-28-4-206・
この雑誌は書店では扱ってもらえず、あくまでも通信販売でということだ。今度こそ倒れるまで永続きさせたいものだ。読者諸君のご支援をよろしく。
くわしいことは4月の末にお知らせするが、未発表作品、4作を含めて、ヤマジュン全作品を電子書籍で見ることができるようになる。もちろん有料だが、ご期待ください。
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「ウホッ!いい男たち」第1~4部
【著者名】山川純一
【発 行】ブッキング
【税込価格】各1,050円
▼販売サイト
・DMM
http://www.dmm.co.jp/digital/book/-/list/=/article=series/id=10489/
・デジパ ネットショップ
http://dl.digipa.com/shop/digipa/search?kwd=%83E%83z%83b
・電子書店パピレス
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会員登録後、タイトル名で商品検索を行い、検索結果画面の右下の「アダルトフロア商品も表示」よりアダルトページにログインして下さい。)
http://www.papy.co.jp/
◆山川純一原画 オークションはこちらから
http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/baraqito
※著作権は本人合意の上で(株)第二書房にあります。無断複製、転売、転載等はなさらないことをお約束いただける方のご購入を希望します。
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