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2007年6月17日 (日)

お隣の国からのお客人

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「お隣の国(分ると困るから、そう書いてくれと、念を押して帰っていった)の人が電話をかけてきた。世界旅行の途中に日本に立ち寄ったのだ。45際になる彼は、戦時中まで日本の教育を受けていたので、日本語はペラペラだった。

彼はお国にいるときに、婦人雑誌に紹介されていた『薔薇族』のことを見て、知っていて、いち早く『薔薇族』を買ったのだ(その頃、日本の週刊誌は入っていなかった)。

彼のお国では、『薔薇族』をとりしまる法律は日本と同じようにないのだが、戦時下のようなものなので、表面だつことはなくて、ゲイ・バアのようなものは、いっさいないそうだ。日本の十年前以上にみじめな状態なのだそうだ。だが映画館や、公園などに集まっていることは、日本と同じだ。

彼は日本にくる前は、日本人の男の大多数がそうだと思いこんで、のりこんできたのだそうだ。ところが思いどおりにいかない彼を、新宿に、上野に、浅草と二日もかけて案内してあげた。周りの人たちに、女好きと思わせるために女性を買いに、友人と一緒に行ったりもしていたようだ。

よろこんで彼は日本を去って行ったが、お隣の国、そこでは人々はどんなふうに生きているのだろうかと、思いをはせずにはいられなかった。」

昭和48年の『薔薇族』9号、1月号の「編集室から」に、ぼくはこんなことを書いている。二日もかけてゲイ・バアなどを案内してあげたなんて、ずいぶんひまだったのか。そのときは、そうせざるを得なかったのだろう。

韓国は儒教の国だから、親、兄妹を大事にするお国がらだし、家族のことを思って、結婚しなければならなかったのだろう。韓国だって日本と同じように、時代が変わって、人々の意識も変わってきているに違いない。

もう七、八年前になるが、ソウルを訪れたことがある。表向きはゲイの人などいないことになっているのだろうが、ソウルにも新宿のように、若者が多く集まる街、上野や、浅草のように年配者のゲイの多い街があって、多くのゲイたちが集まっていて楽しそうだった。

お店も日本のゲイ・バアは狭いけれど、大きなお店が多かった。『薔薇族』でも、何度か韓国特集を組んで紹介もしたし、韓国旅行の料金も安いので、かなりの日本人が韓国を訪れているだろう。

今の韓国のゲイ事情は、どのように変わっているのか、ひざの痛みもなくなったことだし、もう一度、韓国を訪れてみたいものだ。

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