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2007年7月15日 (日)

本が書店に並ばないからといって、自費出版の出版社を訴えるのは筋違いだ!

「毎日新聞」625日(月)朝刊の「メディア事情」に、出版ニュース社代表の津田義昭さんが「自費出版に注目」という記事を載せている。「出版年鑑2007」(出版ニュース社刊)の中に「出版社別新刊書籍点数」があって、1位が新風社=2788点。次いで講談社=2013点。3位が文芸社=1468点で、1位と3位が自費出版を中心に刊行している出版社だ。

  この記事を読んで、まさかと思ったが、出版界は自費出版ブームと言っていいのだろう。講談社でも文藝春秋でも、「自費出版します」と広告を出しているから、それらを合計したら大変な数になるだろう。

  朝日、毎日などの書籍広告を見ていると、この2社の半5段の大きな広告が、ひんぱんに載っているのは、これだけの本を出して、利益をあげているのだから当然のことといえる。

  その新風社を74日午前、3人の著者らが「本が店頭に並ぶと誤解させられて契約した」として、新風社を相手取り、出版代金約800万円の賠償などを求めて東京地裁に提訴したそうだ。

「私の本 店にない=提訴。自費出版業者を著者全国流通と期待。」という見出しで、朝日新聞が74日(水)の夕刊の社会面トップに掲載した。次の日にはテレビでもこの問題をとりあげている。

「原告の一人、徳島県の30歳代の男性は2005年夏、この自費出版社のコンテストに応募。落選後の同年末に勧誘を受け、約150万円で500部を出版する契約を結んだ。

  翌夏、写真とイラストを組み合わせたアート集を出版したが、都内などの出版社の直営店のほか、地元百貨店の書店など3店に並んだだけだった。

  男性は「東京や大阪など大都市圏の書店に並ぶと思ったからこそ出版契約を結んだ。そうでなければ契約はしていない」と不満を訴える。」

  確かにこれらの出版社の新聞広告を見ると、その呼びかけには問題があるかも知れないが、コムスンや、北海道の肉屋さんと同じように思われては心外だ。

  全出版物の約半数近くの本が売れ残って、クズ紙になっているという現実をまず知るべきだろう。それに全国に書店が何軒あると思っているのだろうか。万に近い書店があるのだから、たった500部の本をどうやって書店にくばれというのか。

  それに2社合わせて、4256点もの書籍を書店に配本したら、それこそ書店の棚に並びきれずに、すぐさま返本されてしまうだろう。

  とにかく本が売れない時代なのだ。取次店から書店に本を配本したからといって、1週間もすれば、荷解きもされずに返本されてしまう。

  ネットに押されて本は売れない。新聞だって売れない大変な時代なのだ。朝日の広告欄を見ても、なりふりかまわずにみにくい広告を載せているではないか。

  自分のお金で自分の本を作ってもらう。それを友人、知人に贈って読んでもらう。書店に出してもらいたい気持ちは分かるが、今の時代、それは難しいことなのだ。

  お金だけ取って本を作らないわけではない。それが不当に高い制作費だというのなら文句をつけるのも当然だ。主要都市の書店に並ばないからといって、出版社を訴えるというのは、あまりにも世間知らずで筋違いではないか。出版社側も広告の呼びかけ方や、勧誘方法に行き過ぎがあれば、改めるべきだろう。

  それにしても自費出版の書籍点数が、トップだということは、あまりにも異常で、これは出版界にとっても大問題ではないだろうか。

  ちょっとこの話、古くなってしまった感もあるが、これからますます自分の書いたものを本にしたいと思う人が増えるに違いない。

  ぼくも昨年、3冊の本を出したが、幻冬舎のアウトロー文庫に入れてくれた『薔薇族編集長』は、他の文庫本と一緒に新聞広告に載せてくれたが、他の2冊は一切、新聞広告には出ない。広告費など出版社が捻出できないというのが現実だ。

  しかし新風社、文芸社は半5段の広告の中に原稿募集も入れているが、自社の発行した本の広告も入れていた。これだけでもありがたいと思わなければ。

  出版社側も反省して、自費出版する業者が少しでも満足できるような仕組みにしてもらいたいものだ。

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