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2008年3月 2日 (日)

350万円もするガレーの花びんを買っていたときよりも、700円均一の古着を買っている楽しさ!

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  木枯らしが吹いて、今年の冬で一番寒い日曜日だった。期末試験が終った高校二年生の長男の息子が、土曜日の夜から泊まりにきていた。その孫を連れて下北沢駅にPASMOを買いに行った。

  一度PASMOを使ったら、こんなに便利なものはない。駅の窓口でいちいち切符を買わなくても、すっと改札を通れるのだから。バスでも使えるし、コンビニでも使えるとか。誰が発明したのか知らないが、これはまさにノーベル賞ものだ。

  今どき携帯電話を持たず、パソコンも使えず、インターネットも見たことがない。文明の利器とえんのないぼくが、最近20数年も机の引き出しに蔵いこんだままになっていた、パーカーの万年筆を使い出したら、原稿用紙を使って書いているぼくの下手くそな文字が、味があるように見え、なんともいい感じで満足している。

  PASMOの買い方が分からないので、孫を連れ出したのだ。駅に向う途中の閉店してシャッターが降りている店の前に、若い男女が自分で書いたのだろうか、ずらっと路上に顔の絵を並べている。そして似顔絵書きますと書いてある。

  この寒空でかわいそうと思って、600円からとあるので、小さな椅子に座って書いて下さいとお願いした。今どきの若者とは違う、どちらかというと古風な感じの色白の青年だ。

  美術の学校で勉強したわけでなく、高校を卒業して独学で勉強したそうだ。仕事はと聞いたら、似顔絵書きで生活しているという。

  23歳、男3人兄弟の長男で、親父と離れて下宿して、3万円の部屋代を払って生活しているとか。そばにいる女性も恋人のようなものというが、感じのいい女性だ。

  わずか10分足らずで書き上げたが、特徴をつかんで似ているのでは。

  下北沢の駅周辺には、ギターを弾いて歌を歌っている若者もいるし、「ぼくの小説を読んで下さい」と手作りの本を置いているものもいる。

  自由に気ままに暮らしたいと思う若者は、時間にしばられた仕事など、したくないのだろう。

  下北沢の改札口を出て左の方の階段を降りると、「下北沢南口商店街」というアーケードが建っている。そこをくぐって狭い道路の商店街を45分歩くと、「古着・オール700円」と書いた立看板を持った若者が立っている。

  大きな靴屋の筋向いの2階「STICK OUT」という店だが、ぼくは最近この店にはまっている。その日もスコットランド製の羊皮のコートを、700円で買ってしまった。新品なら10万円はするだろうものを。

  先日もラジオ関西の録音どりに行ったとき、アナウンサーの女性に、この店で買った700円のシャツをほめられてしまった。

  かつては350万円もするガレーの花びんを平気で買っていたぼくが、なんとも情けない話しだが、700円均一の古着屋で、好みのシャツを見つけ出す喜びは、ガレーの花びんを買うよりも楽しいのだから不思議な感じではある。

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