『薔薇族』的に見た『相棒』考
劇場版『相棒』は大ヒットで、ロングランが決まったようだ。ぼくも平日の午後に渋谷東映に、女房と一緒に見に行ったが、客席はシニア層が多く満席の状態だった。
俳優、水谷豊と寺脇康文がゲイだと決めつけようと思っているわけではない。ドラマで描かれた水谷豊、演じる杉下右京と、寺脇康文演じる、亀山薫の二人の関係にゲイ要素があるかも知れないと、考えをめぐらしてみたい。
水谷豊が演じる杉下右京は、ハンサムで抜群の頭脳の持ち主で、自らの信念を貫く頑固でユニークな性格だ。それに勉強家で知らないものはない。
チェスなんてものに詳しい人は少ないが、右京は堪能だ。ワインのことも、紅茶のことも知っている。それにおしゃれで、いつもスーツできちっとキメている。おそらく大学は東大出だろう。血液型はA型ではないだろうか。
寺脇康文が演じる亀山薫は、杉下右京とは正反対の性格の持ち主だ。大学も拓殖大学か国士舘大学出身という、野生的な熱血漢で行動力のある人間だ。
顔だってイモみたいな感じで、いつもGパンにジャンパーで、野暮ったい。血液型はB型ではないだろうか。
いつもテレビに出ている有名人で美しい方がいるが、この人の好みの男は体育会系で、ごっつい人が好きなようだ。
もう亡くなってしまったが、ピアノが上手で作曲家だった方も、肉体労働者のような男が好みだったと聞いたことがある。
夫婦だって同じような男女が一緒にいたらうまくはいかない。性格的に反対の方が長続きするのでは。お互いに自分にないものを相手に求めるのだから、そうなるのは当然だろう。
画面上では右京と、亀山が同性愛的なものを見つけ出すのは難しいが、脚本家がある程度意識して、それっぽくしているのではないだろうか。この作品は脚本家がずば抜けてすばらしい。もちろん監督もだが。
右京は元女房の小料理屋「花の里」によく通っているが、描かれている女将はあまり色気がなくて男っぽい。
亀山の女房の新聞記者の亀山美和子も、男っぽい性格のようだ。
テレビドラマの「相棒」は、すべて見たと思うが、忘れっぽいぼくはあまり覚えていない。だがゲイの人が登場した作品があったような気がする。
テレビドラマに登場する、右京と亀山の「相棒」は、ゲイの人にとって理想の「相棒」ではないだろうか。ゲイの人に限らず、この二人の「相棒」は男女を越えて、理想の「相棒」なのかも知れない。
★『薔薇族』の注文の方法は、郵便局で千円の定額小為替を作ってもらってお送り頂くか、千円札を紙にくるんでお送りください。〒155-0032 東京都世田谷区代沢2-28-4-206 伊藤文学
★新しく『薔薇族』を置いてくれる古本店・「ビビビ」が下北沢にあります。〒155-0031 東京都世田谷区北沢1-45-15 スズナリ横丁1F・北沢タウンホールの筋向いです。読者好みの古書が沢山置いてあります。電話03-3467-0085です。
◆永遠のベストセラー「愛の潤滑液 ラブオイル」一度お試しあれ。
◆お求めはこちらから
◆ご感想・ご相談はこちらへbungaku@barazoku.co.jp
| 固定リンク





コメント