なんとか頂上(通巻400号)が見えてきた!
あと2号出せば、「薔薇族」は通巻400号になる。
それ以上の500号を出すのには、ぼくの命は持たない。
2009年の3月19日の誕生日を迎えると、ぼくは77歳、喜寿を迎える。
そして、400号、このへんで終わりにしたいと考えていた。
ところが398号を出したところで、資金も底をつき、
あと少しで頂上が見えるところまできて、急に弱気になってしまった。
「枯れ葉とともに『薔薇族』は散る」なんて、文章を書いて、
この号で終わりにすると、宣言してしまった。
副編集長の竜超(りゅう・すすむ)君(http://akaboshi07.blog44.fc2.com/)(http://d.hatena.ne.jp/chouryuu/)、
この人に出会えたからこそ、
三度目の復刊号を7号まで出すことができた。彼がワープロを打ち、レイアウトして、印刷所に送る。ぼくは「伊藤文学のひとりごと」と、彼の言う通りの文章を書き、「編集室から」を最後に書く。
今の時代、ワープロも、パソコンも、ネットも使えないような時代遅れの人間には、雑誌を作れないのだ。竜超君に出会い、彼の協力によって雑誌を出し続けることができた。
何といってお礼を言っていいのか、言葉がない。
彼は、ぼくがやめたと言っても、自力で出し続ける。
そんな気持ちでいることは、なんとなくぼくは感じていた。
そんなときに、398号を読んで、ぼくの文章を読んだ、ひとりのレズビアンの女性から、電話がかかってきた。
「あと2号出す制作費は、私が出します」と。
そして、翌日には、資金を振り込んでくれた。
早速、竜超君に電話をかけて、あと2号何としても出そうと決意を決めた。
我が家の電話は、2本あって、そのうちの1本は、昔から使っている電話である。
時々、その電話が鳴って、古い「薔薇族」の読者からの電話がかかってくる。
「まだ雑誌は出ているんですか?」と。
話を聞くと、皆年配の人で、ネットを使えない人たちだ。
「文通欄は?」と必ず尋ねる。
文通欄を使って、仲間を見つけるのは、すでに昔の話で、今はネットを使うか、ハッテン場に行くしかないのですよ、と答えるしかない。
雑誌を必要としているさびしい年配者に、雑誌の存在を知らせる方法がないのは、つらい話だ。
とにかく復刊号の7冊目、No.398号は無事に出すことができた。
特集は、「昭和47年・疾走する試行錯誤」で、盛りだくさんの読み物が入っている。
ぜひ、ぜひ、読んでください!
定価は、送料とも1000円です。
よろしくお願いします。m(_ _)m
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伊藤文学のコレクション展
2008年12月10日(水)〜12月31日(水)正午〜午後9時 入場無料
「ONE LOVE BOOKS」
〒155-0031東京都世田谷区北沢2-1-3 ☎03(3411)8302
★『薔薇族』の注文の方法は、郵便局で千円の定額小為替を作ってもらってお送りください。〒155-0032 東京都世田谷区代沢2-28-4-206 伊藤文学
★新しく『薔薇族』を置いてくれる古本店・「ビビビ」が下北沢にあります。〒155-0031 東京都世田谷区北沢1-45-15 スズナリ横丁1F・北沢タウンホールの筋向いです。読者好みの古書が沢山置いてあります。電話03-3467-0085です。
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コメント
こんにちわ!訪問させていただきました!
ブログ、これからも、楽しみにしています!
時々、拝見させていただきます!
投稿: 羆野文章 | 2008年12月14日 (日) 14時31分