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2008年12月24日 (水)

森茉莉さんを語る会の途中で席を立って・・・

 今年11月のことだが、代沢小学校のPTAのお母さん方が主催となって、
きむら・けん先生を講師に、代沢の街に永いこと住んでおられた、作家の森茉莉さんの足跡をたどる会が催された。

 その日の10時に、下北沢の駅前に集まった、30名を超えるお母さん方を案内して、茉莉さんが出入りしていたお店などを、きむら先生が案内して回られた。

 最後に、昭和26年から茉莉さんが住んでいた「倉運荘」、昭和48年に移られた、すぐ近所の代沢ハウスなどを案内して、代沢小のランチ教室に戻ってきた。

 茉莉さんと何度も出会い、誰も部屋に通さなかったという部屋にお邪魔して、茉莉さんの部屋の中をつぶさに見てきた僕を、近くの喫茶店「邪宗門」のマスターが推薦してくれて、茉莉さんの人となりをしゃべることになっていた。

 きむら先生は、目黒区に住んでおられる方で、北沢川の緑道の周辺に住んでいた文士たちのことを克明に調べ上げて、本も書かれている。

 しかし、茉莉さんのことに関しては、昭和7年から代沢に住んでいる僕は、茉莉さんの姿を、いつも見かけていたし、芝信用金庫の前にある、マンションの1階にあった喫茶店「淀」で、身近に茉莉さんを見てきた。

 昭和53年、茉莉さん、75歳のとき、美輪明宏さんが、茉莉さんの作品『枯葉の寝床』を劇化して、渋谷の西武劇場で上演した。

 その頃、内藤ルネさんが編集して、僕が経営する第二書房から、『薔薇の小部屋』という抒情雑誌を発刊した。

 僕はルネさんに依頼されて、茉莉さんの自宅を訪ね、執筆をお願いにあがったのだが、茉莉さん、ご自分の部屋には入れないと言われていたのに、すんなりと僕を部屋に通してくれた。

 キッチンと6畳ぐらいの部屋だけのワンルームだ。キッチンの椅子の上には、いろんなものが乗っていて、それをどかさなければ、僕が座ることができない。

 初めてお邪魔したというのに、お茶を出されることなく、3時間も茉莉さんの話しを聞かされてしまった。『薔薇の小部屋』は、2号で廃刊になってしまったが、2号にも茉莉さんは原稿を書いてくれた。

 ゲラを見せにもあがったので、何度か茉莉さんの部屋を訪ねたことは間違いない。

 美輪さんの『枯葉の寝床』を観に行った茉莉さん。作品の主人公にイメージしていた少年と、美輪さんが主人公に起用した男性と、あまりにもかけ離れていたので、茉莉さんは席を立って帰ってしまった。

 それまで、茉莉さんは、美輪さんのことをベタ褒めする文章を書いていたのだが、今度は美輪さん憎しと、攻撃する文章を書きまくってしまった。

 その直後、僕は茉莉さんの部屋を訪ねたので、さんざん美輪さんの悪口を聞かされてしまった。

 茉莉さんがイメージする少年は、カモシカの脚のようにすんなりとした美少年。美輪さんは、ご自分が可愛がっていた、30歳をとうに過ぎた青年を起用したのだから、茉莉さんが気に入らないのは当然のことだ。


 

 PTAのお母さん方に、僕は次の国会で成立するかもしれない「児童ポルノ禁止法改正」の話しを知ってもらいたかった。

 今年5月の運動会で、代沢小の隣の池の上小学校に、父兄でない、カメラを持った男性が入り込んで写真を撮っていたのを、父兄にとがめられて、警察に突き出された事件があった。

 少年愛の人たちは、どんな人たちなのかということをお母さん方に理解してもらいたいと話し出したら、時間がないと制止されてしまった。

 少年愛の人たちの話しから、茉莉さんの本質的な人間像を語ろうと思っていたのだが。

 児童ポルノの話しをする前に、僕のことを紹介したきむら先生から、「時間がないから、2、3分で」と言われてしまった。2、3分で茉莉さんの話しができるわけがないではないか。

 きむら先生、僕の話しを止めさせてから、長々と茉莉さんの話しを続けられた。

 少年愛の人たちって、趣味で好き好んで少年が好きになったわけではなく、持って生まれたもので、死ぬまで少年が好きだということを変えられない。

 法律で児童ポルノを所持しているだけで罪になるなんてとんでもないことだ。規制すればするほど、地下にもぐって、かえって犯罪は増えるだろう。

 茉莉さんの面白い話しをいっぱいしたかったけれど、今回はきむら先生の独演会なので、やむを得ない。またの機会ということで。

 茉莉さんにならって、僕も席を立って帰ってきてしまった。

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