« 男色は日本文化における“王道”だった!ー丹尾安典さんの『男色の景色』を読んでー | トップページ | トムの画集が5年ぶりに戻ってきた! »

2009年1月16日 (金)

母校駒沢大学よ、頑張れ!

 1月10日の「朝日新聞」の朝刊に、興味深い記事が載っていた。「読み解く」という欄で、生島淳(ジャーナリスト)さんの「箱根駅伝は“経済戦争”だ」という記事だ。

 その記事を紹介する前に、2008年の箱根駅伝では、早稲田との差、3分11秒差を逆転して、3年ぶり6度目の優勝を果たし、「黄金時代再び」と、スポーツ報知が1面で報じている。

 駒大の卒業生として、暗いことばかり続いているので、正月早々の、この快挙に、どれだけの勇気をもらったことか。

 今年の箱根駅伝の勝者は、駒大とどの新聞も予測していた。それがなんと予測は大外れ。14位でシード権まで失ってしまった。

 これはショックだった。昨年はスポーツ紙を買い集めて保存していて、今年もと思っていたのに。

 その前に不吉な出来事があった。朝日新聞の1面トップに、「駒大理事長解任」の記事が載ったのが、12月19日の朝刊だ。150億円もの大金を投資に失敗して失い、その責任を取ってのことだった。

 そんなお金があったのなら、選手の強化にもっとつぎ込むべきだったのでは。野球も弱くなってしまって、2部に落ちてしまい、1部に上がって来れない情けなさである。

 野球も駅伝も、大学の宣伝にどれだけの効果があるか計り知れないものがある。

 坊さんは汗水流してお金を稼いだわけでなく、檀家からのお布施で得たお金だから、安易な気持ちから投資で金儲けをとたくらんだに違いない。

 駅伝の選手たちも、やる気をなくしてしまったのではないか。心理的なものがかなり影響するだろうから。

 そこで生島さんの記事だ。
 「20校以上が強化費を投じ、高校生に対する激しい勧誘合戦を演じている点で、箱根駅伝は他の学生スポーツの追随を許さない。そうなると必然的に競技レベルも上がってくる。
 大学側がこれほど入れ込むのは、箱根駅伝が入学試験の出願締め切りの直前という最高のタイミングで行われるからだ。つまり箱根への出場がそのまま大学の宣伝になり、受験料収入につながるのだ。
 ある大学の関係者の話では、箱根を上位で走行した場合、受験料収入が数億円の単位で増えるという。これは見過ごせないビジネスチャンスなのである。
 箱根駅伝の中継では、往復11時間にもわたって学校名が連呼されるわけだから、87年に日本テレビで中継が始まってから、箱根駅伝に参入する大学が続々と現れたのは、当然の成り行きだったろう。
 選手の獲得競争は“経済支援”の戦いにもなっており、学生の授業料、寮費などを奨学金という形で、全額給付する大学もある。箱根駅伝の争いは、大学間の経済的な側面もあることを知るべきだろう。(中略)
 箱根駅伝の隆盛は、大学生のタスキにかけるひたむきな思いだけではなく、少子化時代の各大学の経営に絡んだ思惑が支えているのである。」

 生島さんの記事の通りではないか。150億円の投資の失敗、野球部の2部転落、駅伝でのまさかの敗退と、受験生が減るのではないかと心配になってくる。

 暮れの12月20日、国文科の教授、高橋文二先生の定年退職での最終講義とパーティが、三越の迎賓館の後地を駒大が買収して建設した校舎の立派な教室と、迎賓館を改装したパーティ会場で開かれた。

 デパートの王者、三越が手放した迎賓館、ここも担保にして、駒大は銀行からお金を借りたのかもしれない。戦国時代の世の中、しっかりしないと駒大からまた誰かのものになってしまうかも。

 駒大総長の大谷哲夫さん原作の、曹洞宗の開祖、道元の生涯を描いた映画「禅」が封切りされている。勘三郎主演で話題になっているが、この映画がヒットして、駒大のイメージを高めてくれることを祈るばかりだ。

P

去年のスポーツ紙、今年もと思ったのだが・・・


★『薔薇族』の注文の方法は、郵便局で千円の定額小為替を作ってもらってお送りください。155-0032 東京都世田谷区代沢2-28-4-206 伊藤文学

★新しく『薔薇族』を置いてくれる古本店・「ビビビ」が下北沢にあります。〒155-0031 東京都世田谷区北沢1-45-15 スズナリ横丁1F・北沢タウンホールの筋向いです。読者好みの古書が沢山置いてあります。電話03-3467-0085です。

◆永遠のベストセラー「愛の潤滑液 ラブオイル」一度お試しあれ。

Nurnuru2 Nurnuru3

◆お求めはこちらから

◆ご感想・ご相談はこちらへbungaku@barazoku.co.jp

|

« 男色は日本文化における“王道”だった!ー丹尾安典さんの『男色の景色』を読んでー | トップページ | トムの画集が5年ぶりに戻ってきた! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/101967/43755535

この記事へのトラックバック一覧です: 母校駒沢大学よ、頑張れ!:

« 男色は日本文化における“王道”だった!ー丹尾安典さんの『男色の景色』を読んでー | トップページ | トムの画集が5年ぶりに戻ってきた! »