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2009年1月28日 (水)

何事にも好奇心を持とう!

 東京新聞の1面下段の「筆洗」という欄に、こんな興味深い記事が載っていた。1月17日の朝刊である。

 僕も同じようなことを考えていたので、考えさせられてしまった。

 「世界不況も大変だが、いろんな業界が若者の〈○○離れ〉に頭を痛めているようだ▼たとえば〈クルマ離れ〉。2007年の日経流通新聞による若者意識調査によれば、20代で〈乗用車に興味がある〉と答えた人は、53.5%。2000年の調査から実に20ポイント以上も下がっている。さらに3人に1人以上が酒を〈まったく飲まない〉か〈ほとんど飲まない〉と回答。〈酒離れ〉である▼周囲の若者を眺めてみても〈煙草離れ〉は明白だし、人ごとではなく〈活字離れ〉も言われている。そして、これは〈恋愛離れ〉と呼ぶべきか、同紙の昨年の同様の調査によれば、異性との付き合いも三割近くが〈面倒。わずらわしい〉と。(中略)
 クルマ、酒、恋愛、本、煙草、マージャン・・・。
 こう並べれば実におじさん世代の青春そのもの。彼らは今、各業界の中枢にあって、自分が若き日に惹かれたものに、惹かれない若者を惹きつけるという難事に挑んでいる。
 単なる世代の断絶とは違う気がする。不況より難題かも知れない。」

 ひと昔前までは、大学に入学して夏休みにでもなれば、誰しもがクルマの免許を取りに教習所に通ったものだ。

 都会に住んでいれば、今の時代、自転車さえあればクルマなど必要ないのかもしれない。不況でクルマが売れないのは当然だが、免許を持たない若者にクルマを売るということは難しいだろう。

 今、下北沢南口の「ONE LOVE BOOKS」で、「伊藤文学コレクション展」を開いていて、壁面に、100年前のヨーロッパの絵ハガキ、カリフォルニアのフルーツのラベル、アールデコの時代にパリで活躍したバルビエのイラスト、ヨーロッパの蔵書票などをびっしりと並べて展示即売している。

 ときどき店にお邪魔して、店主と話しながら、入ってくる若いお客さんを観察しているが、ほとんどのお客さんは、棚に並んでいる本とか雑貨類に目を向けるが、僕のコレクションには振り向きもしない。

 これは何だろうという好奇心を若者は持ち合わせないのだろうか。これでは目をつむって歩いているのと同じことだ。

 短歌や俳句を作っている人は、街を歩いていても、コンクリートのすき間から顔を出して咲いているタンポポの花などを見逃さないが、ぼうっとして歩いている若者は見向きもしないだろう。

 いろんなものに好奇心を持って、知ろうという気持ちを特に持たなければ、人間として進歩がない。情けない世の中になってしまったものだ。

Photo

お知らせ

「伊藤文学を囲む会ー『薔薇族』的森茉莉考」

森茉莉さんの部屋に入れさせてもらった人は数少ない。茉莉さんが仕事部屋のようにしていた、カフェ「邪宗門」のマスターにしても入ったことはなかった。その部屋に入った伊藤が見たものは?森茉莉さんの本質に迫る話しを聞いて下さい。

日時/1月31日(土)夕方5時〜

場所/下北沢・「ONE LOVE BOOKS」(世田谷区北沢2-1-3/☎03-3411-8302)

会費/1000円

下北沢駅改札を出て、左側階段・南口へ降りる。商店街を4〜5分歩くと右側に「王将」があり、その前の「膳場八百屋」を左に曲がると、左側の5軒目。

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★店内で「伊藤文学コレクション展」も開催!

★『薔薇族』の注文の方法は、郵便局で千円の定額小為替を作ってもらってお送りください。155-0032 東京都世田谷区代沢2-28-4-206 伊藤文学

★新しく『薔薇族』を置いてくれる古本店・「ビビビ」が下北沢にあります。〒155-0031 東京都世田谷区北沢1-45-15 スズナリ横丁1F・北沢タウンホールの筋向いです。読者好みの古書が沢山置いてあります。電話03-3467-0085です。

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◆ご感想・ご相談はこちらへbungaku@barazoku.co.jp



 

 

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