ヤマジュン(山川純一)人気は、まだまだ続くぞ!
定価が4800円+税もする高価な本が、第6刷で大増刷したと、出版元の㈱ブッキングから報告があった。
書店の店頭に並ばず、ネットだけで販売しているのに、売れ続けているとは驚きだ。
水谷豊主演のテレビ朝日放映の人気番組「相棒」(3月11日・夜9時放送)を見たばかりだが、ネットの「学校裏サイト」を描いての犯罪だが、ネットなんてものを見たことがない僕には、まるで別世界の話だ。
最近の僕のブログは、『薔薇族』を支えてくれた数人の人たちのことを紹介している。2006年の7月に刊行された、河出書房新社書房刊(定価2000円+税)の僕の著書『薔薇族の人びと その素顔と舞台裏』の中で紹介した10数人の人たちのことを描いている。
先日のことだが、僕の息子の友人が神田神保町のちょっと風変わりな書店の店頭に、平積みになって、『薔薇族』の人びとの本が売られていたというのだ。
書店のご主人が、僕のブログを見て仕入れてくれたのだろうと想像する。一週間ほどしたら、ほとんど売れていたというのだが。
ちょっと僕には信じられない話だが、ネットの威力って、ネットをいじらない人間には理解できないような力を持っているようだ。
㈱ユウセイで製作した、ヤマジュンの「やらないか」の絵入りの半袖のTシャツが、あっという間に売れてしまったというではないか。その勢いに乗って、今度は、長袖のシャツを製作して販売している。税込みで4990円である。http://atelier-watanabe.jp/index.html
3月13日、夜6時から催された新宿・ネイキッドロフトでの、『薔薇族』副編集長の竜超の著書「消える『新宿二丁目』」(彩流社刊、本体2500円)の出版を記念してのイベント「模索舎プレゼンツ・消えるか『新宿二丁目』」にも、ゲストとして出席、このTシャツを着込んで会場に乗り込んだ。
宮城県のUさんが、『薔薇族』399号を注文してくれたが、その中に、こんなことが書いてあった。
「いよいよ残りあと1号となってしまいましたね。物事には、始めと終わりが必ずあることは分かっていますが、とても寂しい気持ちでいっぱいです。
最終号までしっかりと応援していきます。健康にご留意なさって、充実した内容の400号の制作に全力投球されて下さい。
『消える「新宿二丁目」』を先日ようやく購入できました。これからじっくりと読んでいきたいと思っています。」
うれしい手紙ではないか。竜君の本が売れてくれると、その後に続く、僕の本も売れるに違いない。彩流社も力を入れてくれて、朝日新聞、東京新聞にも、高い広告料を払って宣伝してくれている。
竜君の本の装画も、ヤマジュン人気にあやかって、ヤマジュンの絵を使っているので、増刷になるのは間違いない。
4月の末か、5月の初め頃、まだタイトルは決まっていないが、『薔薇族』の初期の頃に掲載された、名作ともいえる小説を集めて、宝島文庫から刊行される。
寺山修司君の詩、美輪明宏さんの文章も載り、解説は海野弘さんが担当してくれることになっている。
『薔薇族』は残念ながら、400号で消えてしまうが、『薔薇族』は永遠に生き続けるだろう。
★渡辺工房=http://atelier-watanabe.jp/index.html
★『薔薇族』の注文の方法は、郵便局で千円の定額小為替を作ってもらってお送りください。〒155-0032 東京都世田谷区代沢2-28-4-206 伊藤文学
★新しく『薔薇族』を置いてくれる古本店・「ビビビ」が下北沢にあります。〒155-0031 東京都世田谷区北沢1-45-15 スズナリ横丁1F・北沢タウンホールの筋向いです。読者好みの古書が沢山置いてあります。電話03-3467-0085です。
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