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2009年3月31日 (火)

トイレの壁面はゲイたちの広告頁だった!

 昭和2、30年代の全国の公衆便所の壁面に書かれた、ゲイたちの落書きを集めて本にしたら、面白い本になっただろうに、僕が気がついた時は、ちょっと遅かった。

 トイレの壁に書かれた絵は、幼稚なものかもしれないが、そそるものがあった。『薔薇族』の誌上に載ったイラストはうますぎて、かえってワイセツ度が薄まってしまっている。

 『薔薇族』の初期の頃、よく投稿してくれた人に「裸夢丸」と称する人がいた。幼稚で素人くさい絵だったが、何とも言えない味があってワイセツ感がたまらなかった。

 上手に男絵を描く人が、次から次へと出てきたので、裸夢丸さんは作品を送って来なくなってしまったが、ノスタルジーを感じさせる男絵の原点のようなものだった。

 結構長い文章の落書きもあったようだ。
 「僕は中学三年だが、この間、この便所に入っていると、カギをかけ忘れていたら、不意に大人の男の人が入ってきた。
 びっくりして立ち上がった僕に、大丈夫だよと言ってカギをかけてしまった。そして、後ろから抱きしめてチンポを握り、とても気持ちよく、こすってくれたので、僕は白い汁を出してしまった。もう一度、あのおじさんに会いたい。」

 「僕が、ここで壁の絵を見ながらマスをかいていたら、穴の向こうへ男が入ってきた。こっちを見ながら、真っ黒な毛の生えた大きなマラを立てて、マスをかきだした。
 僕は、つい好奇心で、のぞきながらかいていると、男は二人でやろう、そっちへ行くからカギをはずせというので、はずすと、やってきた男はいきなりしゃがんで、僕のマラを口にくわえて盛んに吸い始めた。
 僕は、とうとうたまならなくなって、口の中へどっと精液をはじきこむと、ごくん、ごくん、とありったけ飲んでくれた。あんなに気持ちよかったのは、生まれて初めてだ。」

 また穴の小さい場合ののぞきの話では、
「この間、隣の便所へ、真面目そうな大学生が入ってきて、壁の絵にしばらく目を見張って眺めていたが、目が淫らに血走ってきて、そろそろと手が前ボタンを外し、やがて予想外の大きな逸物を引き出した。
 俺がのぞいているともしらずに、竿を握っている手が夢のように上下に動き出し、どんどん早くなり、ハア、ハア、ハア、ハア、目をしっかりとつむって、真っ赤になって、こすり立てていたが、クライマックスが来たのか、後ろの壁に寄りかかり、股を踏ん張って、う〜んとそると、ぴゅっ、ぴゆっ、と練り固まった精液を壁に飛ばした。
 そして、ちょっと顔をしかめてうなだれ、またキョロキョロして、追われるように扉を開けて走っていった。」

 伝言板のような壁面は、同性を求める男たちの無数の広告と化している。

 「若い少年、青年諸君、この便所へ入ったら必ずせんずりをやれ。そして、戸を3回たたいたら、そっとカギをはずせ。入って行って、なめてやるぞ!」
 「女なんか汚いし、病気になる。若い者は男同士でやろう」
 「ひとりでせんずりかくよりも、2人で楽しく遊ぼう。連絡頼む。どこへでも行く。」
 「プロに注意せよ。純粋な青年を求む。」
 「中学生、高校生の少年を求む。映画やお茶をおごる。小遣いもやる。当方30歳。下に連絡先を記せ。」

 インターネットも携帯電話もなかった時代の性の話だけど、なぜかほのぼのとした感じがしてくるのは、僕だけだろうか?

Photo

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コメント

楽しそう・・・トイレの臭気もエロピンク色のオーラ
で忘れられそうです。
透明人間になれるものでしたら、出刃亀に行きます。
男同士ってほんと話が早いわ。
懐かしき昭和のトイレの落書き、ほのぼのして
いたあの頃、希望の香りと、淫美さ隠せない臭気
一度嗅いだら、生涯忘れないであろう臭い思いで・・・
生きてりゃ色色あります。


投稿: 桃チャン | 2009年3月31日 (火) 20時24分

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