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2009年3月18日 (水)

同性愛者のたまり場が消えていく!

 「ゲイ運動先駆 本屋閉店 グリニッチビレッジ」朝日新聞3月12日(木)の夕刊が報じている。

 日本の不況も深刻だが、アメリカはもっと厳しいらしい。

 グリニッチビレッジにある小さな本屋が、今月、静かに店を閉じる。1967年に開店した老舗で、日本を含む世界各国から客が集まっていた。

 ここ数年、インターネット書店に押されて売上げを減らしていたが、昨年からの経済危機がとどめを刺した。とくに、ユーロ安で欧州の旅行者が激減したことが響いた。店の名前は、「オスカー・ワイルド書店」。19世紀のイギリスの作家、オスカー・ワイルドの著作をはじめ、同性愛者のための文学作品や、ノンフィクションを集めた、米国最最初の書店である。
 グリニッチビレッジからチェルシー地区にかけて、ゲイ・レズビアンの象徴とされる虹色の旗が、多くの店の軒下に掲げられている。同性愛者はすでに街の風景の一部であり、ニューヨークの文化、芸術シーンにとって欠かせない存在となっている。
 そんなゲイ・ムーブメント(運動)の先駆けとなり、同性愛者の権利を守る、とりでとなった店だった。ニューヨーク名物のひとつとなったゲイ・パレードの創設にもかかわった。ニューヨーク・タイムズ紙も、「名門書店」の閉店を惜しむ記事を載せた。
 「何も恐れることなく、同性愛者たちが文学について語れる場だった。この損失は計り知れない」。
 ある小さな本屋の閉店。それは「炭坑のカナリア」のように、この街の文化と芸術が、酸欠状態に陥りつつあることを教えているのかもしれない。

 残念ながら、僕はニューヨークには行ったことがないが、ロサンゼルスとサンフランシスコには訪れたことがある。この二つの都市にもゲイの街があって、その中に、書店の名前は忘れてしまったが、ゲイの書物専門の大きな書店があった。

 僕は、日本の男絵の画家、三島剛、平野剛、大川辰次などの絵を持参して、それを見せながら、書店の中でゲイの人を集めて話をしたことがあったが、これらの書店は今も続いているのだろうか。

 竜超君が「消える『新宿二丁目』」という本を出したが、日本のゲイの街も、不況と、地下鉄が開通したこともあり、地代が上がり、家賃も上がって、ゲイ・バアも経済的に成り立たなくなり、それこそ消えてしまうかもしれない。

 僕が住んでいる下北沢の街の商店街も、表通りの店は閉店しても、すぐに新しい店が入ってくるが、ちょっと裏通りの店がつぶれたら、シャッターが下りたままになってしまう。

 「炭坑のカナリア」とは、うまい表現をしたものだ。ゲイの街だけではない。日本中が酸欠状態で息も絶え絶えだ。麻生さん、早く手を打ってなんとかしてくれ!

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