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2009年4月10日 (金)

M君を吊るしたまま、忘れちゃった!

 サディステックな内藤ルネさんと、マゾのM君との出会い、こんなことって、そうざらにあるものではない。ルネさんが「人生の黄金の6年間」というのは、本音だと思う。

ルネ うん、でも伊藤さんとね、こういうときでもなければ、絶対、門外不出の話ね。

文学 でも、その6年間は幸せだったね。

ルネ うん、私は「人生の黄金の6年間」って言ってますけどね。あとからバチが当たったんじゃないかってくらい、ラブラブハッピイでしたよ。

文学 それは絵が売れるとか、そんなことより、もっと幸せだね。

ルネ 幸せ、幸せ。けど、絵も大好きですよ。

文学 自分の欲望を全て出せてね。

ルネ それでね、両手を上から吊るしてね。それで忘れちゃったの、ちょっと。そしてね、「先生、痛いからもうほどいて」って言われたりね。様ざまな愛の処刑を考え出しましたよ。スケッチブックにデッサンしたりして。デザインをいっぱい考えて、それを実行するの。

文学 彼を吊るしたままで、忘れちゃったんだ。

ルネ 忘れちゃったの。私は向こうでやることがあってね。それでね、肌は白いし、ペニスもかっこいいし。もうねえ、ちょっとねえ、ステキでしたね。口で言えないようなね、いろんなことありましたよ。あんまり良くしてくれるから、ロンドンに連れて行ったり。日本のあちこちにも行きましたよ。飛行機にも乗ってねえ。

文学 連れて行ったんだ。

ルネ 方々に連れて行きましたよ。良くしてくれるからね。お小遣いもね、多少ははずんだりね。それはしましたけどね。もっとたっぷりやれば良かったと思いますけどね。

文学 ルネさんの持ち家の上北沢の家にも、M君を住まわせていましたね。

ルネ そのうちに「大学に入りたい」って言って、帝京大学に入ったのかな。その頃に上北沢に行ったのかも。

文学 すごくいい子なんだね。

ルネ うん、根はね、とってもやさしいんだけどね。純タチ(異性愛者の昔の呼び方)で、いわゆる気が利かないって感じの子でね。でも会いたい。いまでもね。それでね、ヤクザ志向なのMは。入れ墨を彫りたかったの。

文学 へえ〜。

ルネ 先生、彫るところを決めてね、って言うのね。だけどさ、「いったん入れたらね、それはもう落とせないんだよ」って。あるときにね。海水浴に行ったんだって。そしたらね、「あなたの肌に入れ墨したい」っていう人がいたんだって。それでね、浮かれてその気になったらしいの。でも、「それだけはよしな」って言ったの。そいで、そのときにね、僕のことをこれから「若」って呼んでって言われたんだけど、さすがに言えなかった。「若」ってふうには・・・。そこまで男っぽくないから。

文学 はあ〜。

ルネ それでね、お祭りがとっても好きだったの。どっかでね、お金は出しましたけどね。祭装束を全部そろえて。その写真はたくさん撮りましたよ。

 M君をモデルにした写真は、膨大な数になるようだけど、その写真は発表されずに処分されてしまうのでは。

 『薔薇族』の初期の頃に、誌上に載ったM君の数点の写真、この写真に心ときめかせた多くの読者がいたことだろう。

 ルネさんは、7億円ものお金を詐欺師に取られてしまったけれど、お金に換えられない幸せな人生を送った人だと、僕は思っている。

Photo

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