才人、竜超がヤマジュンTシャツを作ったぞ!
「週刊SPA!」の4月21日号が、「パートナーは出会い系、飲むなら繁華街で・・・・・・。アジア最大のゲイタウンに異変が・新宿二丁目からゲイが消える!?」という見出しで、2頁にわたって記事を載せている。
最近、彩流社から「消える『新宿二丁目』」という本を出した『薔薇族』副編集長、竜超(りゅう・すすむ)君(今、現在復刊されている季刊の『薔薇族』は、彼が企画を立て、ワープロを打ち、レイアウトもしている)、彼のこの本の宣伝のようにしてくれている。
とにかく竜君は才人で、山川純一君の劇画を使って、Tシャツを作りたいと、前から言っていたが、ついに竜君のデザインで、「やらないか!」のTシャツが完成した。
Tシャツの地色は3色、薄いピンク・M、水色・M、白色だけがM・Lの2サイズ。
注文は、郵便貯金総合通帳ぱるるの店名018、預金種目・普通預金・口座番号4304540・伊藤文学宛に、送料とも2100円を振り込んで、メールで住所・氏名・電話番号を知らせて下さい。クロネコヤマトのメール便で送ります。
山川純一君が、『薔薇族』の編集部を訪ねてきたのは、25年ぐらい前だったろうか。我が家のすぐ隣に古い平屋の家があって、老婆が独りで住んでいた。その老婆が亡くなられて、大家さんが建て直そうと思ったが、路地の奥で建築の許可が下りず、古い柱を何本か残して、改築として建て直した。そこを事務所兼倉庫として、しばらくの間、借りていた。そこへ山川君は訪ねてきたのだが、彼と部屋の中でしゃべった記憶がまったくない。
遠慮がちだったのか、いつも原稿を持ってくると、玄関先で立ち話をして帰っていった。
我が家は、どんな人が訪ねてきても、応接間に通して、お茶を出し、昼時だと食事を出したりしていたのだが、彼の場合は、なぜか椅子に座って話し込んだことがない。
僕が彼を嫌っていたということは絶対にない。どんな人が訪ねてきても、僕は誠心誠意、応対してきたつもりなのに、彼は本当に影の薄い人だった。
痩せていて、粗末な服を着ていたと思う。若者らしい溌剌とした感じはまったくなくて、顔もハンサムとはいえない、寂しい感じの青年だった。
狭いアパートの一室で、妄想で作品を描いていたに違いない。ハッテン場で遊びまくるような青年ではなかった。
山川純一君より、もっと上手な劇画を書く人は何人もいたのに、山川純一君の劇画が、今の時代に脚光を浴びるなんて、不思議な話である。
彼の劇画を嫌いに嫌って、締め出してしまった藤田竜君、このヤマジュン人気をどう思っているのだろうか。
僕は、僕にできることを山川純一君にしてあげたと思っているので、山川純一君の作品を、『薔薇族』など読んだことのない、若者や女性が、愛読してくれている現象がうれしくてしかたがない。
これからは、台湾や中国、いや欧米の若者にも、ファンが広がっていく予感を感じている。
「やらないか!」。本当に今の時代にぴったりの言葉ではないか。若者よ、行動を起こせとヤマジュンが叫んでいるような気がする。
今年の夏は、「やらないか!」のTシャツを着て、街を歩こうではないか!
●ミカと僕との、仙台の七夕祭りに行く、満員のお客を乗せた夜汽車の中で出会いから、33歳で事故死するまでの15年間を綴った本が、いよいよ「彩 流社」から、5月頃発売される。タイトルは『裸の女房=裸でデビュー、裸で死んだ前衛舞踏家、伊藤ミカ』。定価は未定だが、6、7年の歳月をかけて書いた ものだ。なぜ、ミカは性をテーマに舞踏を創作したのか、なぜ、裸で踊ったのか、死後39年経ってぶちまけた話題作になることは間違いない。乞う、ご期待 だ!
★『薔薇族』の注文の方法は、郵便局で千円の定額小為替を作ってもらってお送りください。〒155-0032 東京都世田谷区代沢2-28-4-206 伊藤文学
★新しく『薔薇族』を置いてくれる古本店・「ビビビ」が下北沢にあります。〒155-0031 東京都世田谷区北沢1-45-15 スズナリ横丁1F・北沢タウンホールの筋向いです。読者好みの古書が沢山置いてあります。電話03-3467-0085です。
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コメント
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こちらより、相互リンクしていただけると嬉しいです。
まだまだ、未熟なサイトですが、少しずつコンテンツを充実させていきたいと思ってます。
突然、失礼しました。
wLGwcUd1
投稿: hikaku | 2009年4月29日 (水) 15時34分