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2009年6月

2009年6月23日 (火)

児童ポルノを規制する法律を作る前に!

 選挙が近くなってくると、ポストに「公明新聞」が、毎日入ってくる。

 6月8日(月)の公明新聞の「主張」という欄に、「児童ポルノ・追放へ一刻も早く法改正を・許されぬ『事実上、野放し状態』の放置」という見出しで書かれている。

 「児童ポルノ大国の汚名を返上するためにも、一刻も早い法改正が必要だ。国会は速やかに審議に入るべきである。
 子どもの性的虐待画像の『単純所持』禁止などを盛り込んだ『児童買春・児童ポルノ禁止法』改正案が、与野党双方から今国会に提出されている。
 だが、児童ポルノの定義などをめぐる見解の違いや、政局の影響などから、与野党間の話し合いは進んでいない。改正案はいわば、宙に浮いた格好にある。
 このまま今国会でも不成立となれば、昨年の臨時国会に続く、審議未了・先送りとなる。『事実上、野放し状態』とされる日本の児童ポルノ環境を、いったいいつまで放置しておくつもりなのか。今国会中の法改正を重ねて強く求めておきたい。(後略)」

 政治家というのは、あまりお金にならないような法律作りには熱心にはならないようだ。主要8カ国(G8)を見ても、単純所持を規制していないのは日本とロシアだけだそうだ。児童ポルノを持っているだけで逮捕されたり、家宅捜索されたりしたら、たまったものではない。

 路上でうさん臭いと見られる若者を呼び止めて、鞄の中から、財布の中まで警察官に調べられている光景は日常茶飯事だ。こんなことが当たり前になって、誰も文句を言う人がいないなんて怖い話だ。

 他の新聞が、こうした主張をするのは仕方がないとしても、宗教団体の創価学会が母体となっている公明党なんだから、規制することばかり主張しないで、佛の教えから見て、どういう人たちが児童ポルノを必要としているのかということを、視点を変えて主張してもらいたい。

 児童買春が悪いことは決まりきっている話だ。少年愛の人たち、少女愛の人たちからも話を聞いてほしい。それから規制する法律を作ってほしい。

 あまり規制を強くすると、かえって地下に潜り、そうした犯罪が増えるのではないだろうか。

 少年を愛する人、少女を愛する人は、人間がこの世に存在したときからいるのだということを忘れないでほしいものだ。

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2009年6月22日 (月)

「裸の女房」最初の読者から手紙が。

 近所に「お〜るど」という、ご夫婦で店を切り盛りしている喫茶店がある。月に一度しか休まずに頑張っているので、アンティークのランプを貸してあげたりして応援している。

 ブレンドコーヒーが500円だったのを550円に値上げしたこともあって、最近は月に一度訪れるぐらいだ。

 女房と息抜きに訪れる喫茶店は、セルフサービスの「イタリアン・トマト」。チケットを買っておくと、ブレンドコーヒーが150円。後は北口のスーパー、「ピーコック」の地下の「シャノアール」。ここは、コーヒーが300円だが、50円の割引券をもらっているので250円ですむ。

 700円均一の古着店で選んだシャツを着て、安いコーヒーを飲む。やっと貧乏生活も板について来たようだ。

 「お〜るど」のマスター、滅多に笑うことがない人だ。先日、ふっと立ち寄ったとき、「裸の女房」を出版して、下北沢北口の「ピーコック」の3階にある「三省堂書店」の店長にお願いして、「裸の女房」を10冊、置いてもらうことにした話をした。ところがどこにおいてあるのかと見に行ったら、いくら探しても見当たらない。店員に尋ねたら、なんと「芸術・アート」の場所に置いてあるではないか。

 バレエの専門書などを置いてあるコーナーだ。「前衛舞踏家・伊藤ミカ」とあるから、店員が気を利かせてのことのようだった。僕に芸術的な本を出せる訳がない。早速、一般書の方に置いてもらうことにした。『薔薇族』を創刊したとき、書店の店員が「園芸」のコーナーに置いてしまったという話をしたら、「お〜るど」のマスター、面白がって大笑いしてくれた。

 6月13日(土)で、銀座の「ヴァニラ画廊」で開かれていた「伊藤文学のゲイ・アート・コレクション展」が閉幕したが、トークショウも大入り満員で大成功だった。大川辰次さん、平野剛さんの作品は、7月中、画廊に置いてあり、格安で販売しているので訪ねてみてください。

 18日(木)は、共同通信社の文化部の記者が、カメラマンを連れて取材に来てくれた。書評の扱いではなく、僕の写真入りでインタビュー記事として、全国の新聞社に配信してくれる。

 栃木県に住むFさんという女性が、「裸の女房」をいち早く購入してくれて、読後感を小さな美しい字で、便せん7枚にびっしりと書いて寄せてくれた。

 「裸の女房」の後半に書かれた、ミカの文章は、頭の悪い僕には理解できないが、Fさんは理解して共感してくれている。

 澁澤龍彦さん訳の「O嬢の物語」を僕は何度も読みかけたが、投げ出してしまって未だに読み切っていない。

 僕はミカの文章をつなげただけだが、わかる人にわかってもらえば、それだけでありがたいことだと思っている。

 「裸の女房」の最初の読者のFさんが、ほめてくれたのだから、ヒット間違いなしと確信している。


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2009年6月16日 (火)

僕の心をいやしてくれる小公園が?

 今、僕が住んでいるマンションは、8階建てで茶沢通りに面している。30数年前に560万円で購入した、古いマンションだ。僕の部屋は、通りの反対側の2階だから、車の騒音はほとんど聞こえず静かだ。

 購入した頃は、窓の下はどぶ川だったが、今は暗渠になり、美しく整備された遊歩道になっている。その向こうは斜面を利用した小公園なので、窓を開けると、緑が広がって、四季それぞれの花が咲き、目を楽しませてくれる。

 わずかな平面の部分には、丸いベンチらしきものが2つ設置されている。1日に何度もベランダに出て、我が家の庭のような小公園を眺めると、心がいやされる思いがする。

 ところが最近、この丸いベンチに座っている人が、気になり始めた。昼間っからベンチに座っている若者、20代後半ぐらいだろうが、なぜかいつも向こう向きで、その丸い背中が妙に寂しい。

 もうひとつのベンチにリュックサックを置いている。何を考えているのか、かなり長い時間、同じ姿勢で座ったままだ。

 仕事がないのか、うつ病なのだろうか。ベンチに座っている人って、みんな後ろ向きで寂しげな人たちばかりだ。

 このベンチに座っている人の写真を撮り続ければ、写真展を開けるかもしれない。今の暗い時代を象徴している、2つのベンチのように思えるからだ。

 失業者が増え、自殺者も増え、心を病む人も増え続けている。『薔薇族』の読者も、内向的で気の弱い人が多いから、うつ病の人が多い。自殺した人も何人も知っている。

 僕は無宗教だが、新潟の美術館で知り合った女性が、わざわざ僕に会うだけのために、新幹線に乗って訪ねて来た。

 7月にある都議会議員選挙のために、ある候補者を応援してほしいということだった。信仰を持つことは悪いことではないだろう。人間って弱いから、何かにすがらなければ生きられない人もいるからだ。

 僕も、曹洞宗が経営する世田谷学園、駒沢大学で学んだから、宗教的な雰囲気の中にいたことは良かったと思っている。

 この小公園、「世田谷区立・代沢草の丘広場」と、小さな看板があり、もっと小さく、ほとんど目につかない看板には、なんと「Kampo・簡易保険資金融資施設」と書いてあるではないか。

 あの無駄遣いした簡保の宿よりはましだが、僕の心をいやしてくれている小公園が、Kampoで造られたとは。複雑な思いにさせられてしまうではないか。

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2009年6月10日 (水)

「白いばら」での祝う会は大盛況でした!

 銀座で唯一、生き残り頑張っているキャバレー「白いばら」。そこに、6月6日土曜日夕方4時半、伊藤文学の友人、知人が「裸の女房」の出版を祝う会に集まり、超満員になってしまった。

 まさか百年に一度という未曾有の大不況の中、大枚1万円を投じて、来てくれる人はいないのではと心配したが、なんと150人もの友人、知人が来てくれた。それもご夫婦でという人、友人を何人も誘ってという人も多かった。

 お隣りに住んでいて、生まれたときからお付き合いしている歯医者さんご夫婦、つい最近、下北沢の喫茶店の「邪宗門」で偶然出会った、子どもの頃、近所に住んでいたブリキ屋さんの息子のシゲオちゃん、2人も友人を連れて来てくれた。

 世田谷学園の同期生も何人も。ミカの体操学校時代の友人、舞踏研究所で稽古に励んでいた仲間たち。ミカが日本女子体育大の2年生の夏、鎌倉の海岸のそばのお寺に合宿して1週間、水泳の練習をしていたとき、大学歌人会の仲間の共立女子大の三村直子さんが、鎌倉に住んでいたので、ミカとの出会いを作ってくれた。三村さんも娘さん2人を誘って来てくれた。

 SM作家の団鬼六さん、病気を押しての参加で、スピーチをして祝ってくれた。僕の会には必ず出席してくれる、元「週刊文春」の編集長、現在は「WiLL」の編集長の花田紀凱さん、「裸の女房」の中のミカの日記の文章をほめて、いい本だと言ってくれたのはうれしかった。

 太平洋戦争中の総理大臣、戦犯で絞首刑になった東條英機さんのお孫さんの東條布由子さん、元気な方で、参議院選挙にも立候補された方の参加は感激だった。

 「白いばら」のオーナーの大住政弘さんとは「雑学倶楽部」での出会いから親しくなった方だが、雑学倶楽部の仲間もたくさん来てくれた。

 僕くらいイベント好きな人はいないだろう。その数の多さをギネスブックに申請したいぐらいだ。

 4月に世田谷学園の同期生が亡くなって、お通夜に参加したが、この世にいなければ、いくら多くの人が集まってくれてもどうなるものでもない。元気なときにしばらくぶりに友人、知人と出会って話し合う。こんなに楽しいことはないからだ。

 会の最初に3つのお願いをした。スピーチをしているときは私語をつつしんでほしい。お料理は残さず食べてほしい。誰ともしゃべらずに帰ることのないように、隣に座った人に声をかけて友達になってほしいと。

 キャバレーのショウは、みんな満足したようだ。手拍子をして応援してくれた。訓練された踊りは見事だった。

 長いこと苦労されて、今や押しも押されもしない、メジャーな歌手になってしまったクミコさん。下北沢の喫茶店、イカール舘でも歌ってくれたし、新潟の、ロマンの森美術館にも何度か来てくれた。そうした時代のことを忘れずに来てくれるクミコさん、伴奏なしで気軽に歌ってくれた。

 キャバレーの営業時間に食い込んで、ホステスさんも次々と席に座ってくれて、みんなキャバレーのムードを楽しんでくれた。

 こんな素晴らしい会を開く人って、世界中にいないのではとほめられたり、司会も僕がやって疲れたけれど、思い切って会を開いてよかった。彩流社の社長さん、キャバレーに入ったのは初めてだそうで、会が終わっても居残ったようだ。そんなお客さんも多かった。

これで本が売れてくれれば言うことはないのだけど。

Photo「彩流社」の竹内淳夫社長もご機嫌でした。

Photo_4ミカの日記をほめる花田紀凱さん。

Photo_6歌をプレゼントしてくれたクミコさん。


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2009年6月 6日 (土)

60年代のあの熱気は、今どこに?

 ミカが「伊藤ミカ・ビザール・バレエ・グループ」を結成したのは、1966年(昭和41年)の10月のことだ。その旗揚げ公演に選んだ作品は、フランスの地下文学の最高傑作といわれる「O嬢の物語」(ポーリーヌ・レアージュ作、澁澤龍彦訳)の河出書房版である。

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 この写真は、「週刊朝日芸能」(昭和42年11月19日号)のグラビア頁に載ったものだが、フクロウの羽毛の仮面を頭からかぶせられて、O嬢が夜の舞踏会に鎖で引かれていく、ラストシーンだ。

 舞台の幕が静かに降り、観客席の真後ろから少女に引かれて、観客席に入って来る。その瞬間、観客はただの観客でなくなり、夜の舞踏会に招かれたお客に変身させられる。

 観客席の中央に置かれた台の上に乗った、伊藤ミカが扮するところのO嬢の姿を見ながら帰っていくという、小説のラスト・シーンさながらの演出になっていた。

 初演は、昭和42年の10月30日と31日の2日間、新宿厚生年金会館小ホールで行われた。「週刊新潮」をはじめ、いろんな雑誌に紹介されて好評だった。

 再演は、暮れの12月26日、同じく新宿厚生年金会館の小ホールで開かれた。週刊誌で紹介されたこともあって、遠くは北海道から駆けつけてきた人もあり、開演前に長蛇の列ができたほどだった。

 台の上のO嬢である、ミカを見ながら観客は扉を出て行く。再演のときだった。O嬢の周りを取り囲み、何十人かのギラギラした男たちの目が、ねばりつくように注がれる。

 公演の前日のことだった。ミカは全身の毛を剃り落して童女のようになっていた。その裸体に、鶏の白い羽毛を、1枚、1枚、のりで貼付けたのだ。

 下半身には、ビキニの薄いパンティをつけて履いたが、それがわからないように羽毛を貼付けていた。

 ミカは、周りを取り囲んだ観客の目に異様な殺気を感じた。全ての会場のライトは消されて、ミカの白い羽毛に覆われた裸身だけを浮き立たせるように、そこだけにライトが当たっていた。

 その中の一人の男が、パンティの上から手を入れた。それを待っていたかのように、下からも、横からも、何人かの男の手が、パンティの中に滑り込む。

 潜り込んだ指が、そこにあると思ったものがないのを察するかのように、ぴくっと手を引っ込める。のっぺりとして、そこに何にもないからだ。

 上から入れられた指と、下から入れられた指とが、パンティの中で触る。お互いにぎくっとして手を引っ込める。

 ミカは、完全にオブジェになっていた。身じろぎもしないで立っていた。完全にO嬢になりきっていた。その後、そのたくさんの指が何をしたかは知らない。

 静止した何分かが過ぎた。
「お疲れさま」
天井のライトがいっせいについて、舞台から舞台監督の荒木君が飛び降りて来る。もう観客席には一人の客もいなかった。

 数日して一通の手紙がミカのところに舞い込んできた。白い羽毛が1枚と、完全にO嬢になりきっていた、ミカをほめたたえる手紙が入っていた。

 当時は、『薔薇族』を創刊するずっと前のことで、僕はゲイのことをあまり知らなかったが、今になって思うことは、前衛芸術を担っていた人は、ほとんどがゲイだし、観客もゲイの人が多かったのでは。

 60年代のあの熱気は、今どこに行ってしまったのだろうか?

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2009年6月 4日 (木)

ついに『裸の女房』が本に!

 『裸の女房』の原稿を書き上げてから、2年近くも2社の出版社で本にしてくれるということだったが、時が経つとともに出版不況は深刻になっていくばかりだった。

 資金繰りがつかないということで、出版の約束はご破算になり、、もうダメかと思ったときに彩流社が引き受けてくれた。

 5月26日(火曜日)の午後1時、下北沢北口駅前の喫茶店「シャノアール」に、彩流社の編集部の河野和憲君が、できたての本を届けてくれることになっていた。

 少し早めに行って待ち合わせていたが、10分ほど遅れて河野君がやってきた。手に取ったときの感動は、初めて本を出したときよりもうれしかった。

 先妻のミカが33歳で事故死してから、すでに39年という長い年月が過ぎ去っている。亡くなった翌年の昭和46年7月には、『薔薇族』を創刊し、亡くなった年の11月には再婚してしまっていたのだから、それからは雑誌の仕事で忙しく、何にも考えられなかった。

 ミカのことを本にして残したいという思いが強くなってきたのは、『薔薇族』が廃刊になり、作家の丸川賀世子さんから、ミカに関する資料が、30数年ぶりにもどってきてからだ。

 ただし、それから数年が、僕にとって最悪の出来事ばかり続いた中での執筆だったから、今思い出してもつらい日々だった。

 本が出来上がった次の日から、下北沢北口前にある博文堂書店下北沢店(☎03-3460-1141)の新海一郎店長を訪ねて、『裸の女房』を置かせてもらうことにした。スーパー・大丸ピーコックの3階にある三省堂書店下北沢店(☎03-5738-0881)の店長、母袋幸代さんにもお願いしたら、すぐに注文してくれた。

 タウンホールの筋向かいにある古書「ビ・ビ・ビ」(☎03-3467-0085)でも置いてくれる。ここには復刊してからの『薔薇族』も並んでいる。

 下北沢に近い方は、この3店で、ぜひ、お買い求めください。本当は僕から買ってもらいたいのだが、送料とか振込代がかかるから、ネットを見ている人は、アマゾンとかに注文すると、送料も取らないで送ってくれるそうだ。

 地方に住んでいる人が、僕のブログを見たら、図書館にも購入するように頼んでください。

 6月6日(土曜日)夕方4時からの、銀座のキャバレー「白いばら」での出版を祝う会、この不況の最中では、集まってくれないのではと心配したが、100人近い友人、知人が出席してくれそうだ。新幹線に乗って新潟からも何人かが日帰りで駆けつけてくれる。

 なんとしても、『裸の女房』をヒットさせたい。皆さんの応援をよろしく!!

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★彩流社刊の『裸の女房』は、定価税込みで2100円。
「裸の女房」の出版を祝う会は、6月6日(土)・午後4時開場、午後4時半開会、終了は午後7時。場所は、銀座・キャバレー「白いばら」(中央区銀座3-5-18)、電話03(3564)0967。会費は1万円(本代・おみやげも含む)です。僕のブログを見れくれている人にお願いがあります。よし、お祝いの会に参加してやろうという方、会費1万円を僕の銀行口座に振り込んでもらいたいのです。どうしても先にお金が必要になってしまったので。
 口座は、「みずほ銀行北沢支店・店番号213、普通預金口座0415466・伊藤文学」です。メールで氏名・住所を教えて頂ければ、領収書と「白いばら」の地図などを送ります。
 もちろん出席して頂けるなら、メールで参加をお知らせいただければ、会費は、当日でもかまいません。ぜひ、友人を誘って、にぎにぎしくお出かけくださいませ。

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