« 「白いばら」での祝う会は大盛況でした! | トップページ | 「裸の女房」最初の読者から手紙が。 »

2009年6月16日 (火)

僕の心をいやしてくれる小公園が?

 今、僕が住んでいるマンションは、8階建てで茶沢通りに面している。30数年前に560万円で購入した、古いマンションだ。僕の部屋は、通りの反対側の2階だから、車の騒音はほとんど聞こえず静かだ。

 購入した頃は、窓の下はどぶ川だったが、今は暗渠になり、美しく整備された遊歩道になっている。その向こうは斜面を利用した小公園なので、窓を開けると、緑が広がって、四季それぞれの花が咲き、目を楽しませてくれる。

 わずかな平面の部分には、丸いベンチらしきものが2つ設置されている。1日に何度もベランダに出て、我が家の庭のような小公園を眺めると、心がいやされる思いがする。

 ところが最近、この丸いベンチに座っている人が、気になり始めた。昼間っからベンチに座っている若者、20代後半ぐらいだろうが、なぜかいつも向こう向きで、その丸い背中が妙に寂しい。

 もうひとつのベンチにリュックサックを置いている。何を考えているのか、かなり長い時間、同じ姿勢で座ったままだ。

 仕事がないのか、うつ病なのだろうか。ベンチに座っている人って、みんな後ろ向きで寂しげな人たちばかりだ。

 このベンチに座っている人の写真を撮り続ければ、写真展を開けるかもしれない。今の暗い時代を象徴している、2つのベンチのように思えるからだ。

 失業者が増え、自殺者も増え、心を病む人も増え続けている。『薔薇族』の読者も、内向的で気の弱い人が多いから、うつ病の人が多い。自殺した人も何人も知っている。

 僕は無宗教だが、新潟の美術館で知り合った女性が、わざわざ僕に会うだけのために、新幹線に乗って訪ねて来た。

 7月にある都議会議員選挙のために、ある候補者を応援してほしいということだった。信仰を持つことは悪いことではないだろう。人間って弱いから、何かにすがらなければ生きられない人もいるからだ。

 僕も、曹洞宗が経営する世田谷学園、駒沢大学で学んだから、宗教的な雰囲気の中にいたことは良かったと思っている。

 この小公園、「世田谷区立・代沢草の丘広場」と、小さな看板があり、もっと小さく、ほとんど目につかない看板には、なんと「Kampo・簡易保険資金融資施設」と書いてあるではないか。

 あの無駄遣いした簡保の宿よりはましだが、僕の心をいやしてくれている小公園が、Kampoで造られたとは。複雑な思いにさせられてしまうではないか。

 Photo


☆お知らせ☆ 

このたび発売となりました「ヤマジュンTシャツ」をお買い上げいただいた皆さんに、製品の取扱いに関するお願いをさせていただきます。

(1)シルクスクリーンのプリントは熱に弱い為、乾燥機やアイロンの使用はお避けください。

(2)洗濯時は裏返して洗っていただくと日持ちがよくなります。

という注意書きが製作業者のほうより来ております。どうぞ皆様、この2点にご注意のうえ、末永くご愛用ください!


★『薔薇族』の注文の方法は、郵便局で千円の定額小為替を作ってもらってお送りください。155-0032 東京都世田谷区代沢2-28-4-206 伊藤文学

399

★新しく『薔薇族』を置いてくれる古本店・「ビビビ」が下北沢にあります。〒155-0031 東京都世田谷区北沢1-45-15 スズナリ横丁1F・北沢タウンホールの筋向いです。読者好みの古書が沢山置いてあります。電話03-3467-0085です。

◆永遠のベストセラー「愛の潤滑液 ラブオイル」一度お試しあれ。

Nurnuru2 Nurnuru3

 

◆お求めはこちらから

◆ご感想・ご相談はこちらへbungaku@barazoku.co.jp

|

« 「白いばら」での祝う会は大盛況でした! | トップページ | 「裸の女房」最初の読者から手紙が。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/101967/45360569

この記事へのトラックバック一覧です: 僕の心をいやしてくれる小公園が?:

« 「白いばら」での祝う会は大盛況でした! | トップページ | 「裸の女房」最初の読者から手紙が。 »