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2009年9月15日 (火)

さびれゆく北沢八幡宮の祭りを嘆く!

 僕の父、祷一が平成3年9月8日、86歳で亡くなってから、すでに18年になる。

 地元の北沢八幡宮の祭礼の日が、何時の頃からか、9月の第1土曜日、日世彌になっていって、平成3年の9月8日は日曜日で、祭礼の日だったと記憶している。

 今年は9月6日が祭礼の日だった。その日、女房の久美子と僕が運転するクルマで、多磨墓地にお墓参りに行って来た。そのために北沢八幡宮には、行かずじまいになってしまった。

 今年が創立130周年を迎えるという歴史のある代沢小学校に、戦時中に僕は通っていたが、お祭りの日は、教室で授業を受けていても太鼓のどん、どん、という音が聞こえてくると、僕ら子ども達は、早くお祭りに参加したいとそわそわしていたものだ。

 子ども達だけでなく、大人達も祭礼の日を待ちわびていて、その日は朝からお赤飯を炊いて、ごちそうを作り、嫁いでいる兄妹達も、子ども達を連れて集まって来た。それは我が家だけではなくて、ご近所のどこの家でもそうしていた。だからしばらく会わないでいた人たちと出会うこともできた。

 もう10年近くになるだろうか。パチンコ屋の景品のことでもめたのか、下北沢のパチンコ屋のシャッターに、ピストルの銃弾が撃ち込まれるという事件があった。

 警視庁の暴力団担当の人が、北沢警察署に署長として赴任して来て、祭礼にお店を出して来たテキ屋を暴力団の資金源になるということで、すべてしめ出してしまった。

 北沢八幡宮のお祭りが、にぎやかだった頃は境内はもちろん参道の茶沢通りにつながる狭い道の両側にも、お店がずらりと並んだものだ。

 みこしの宮入りの時間になると、各町会の大人みこし、子どもみこしが次々とくり出してくる。茶沢通りは、交通止めになって、それを見物する人たちが歩道にあふれたものだ。

 テキ屋がいなくなって、出店するのは、ボーイスカウトやPTAの父兄達、法人会の会員達とか素人達になってしまった。

 みこしをかつぐ人たちも、角刈りの威勢のいい若者ではなく、女性が多くなってしまったから、迫力を全く感じられなくなってしまうのは当然のことだ。

 テキ屋が醸し出す何とも言えない崩れたムードは、素人に出せるわけがない。祭りが魅力を失い、年々寂れていくのはテキ屋を追い出してしまったからだ。

 国民的英雄のような「寅さん」だって、テキ屋だし、テキ屋を追放するということは、「寅さん」を否定するようなものではないか。

 商店街の人たちも、寂れていく北沢八幡宮のお祭りをうれえて、テキ屋を呼び戻すことを願っている。

 都内でも多くの人が集まることで有名な麻布十番のお祭りは、警察の警告を無視して、東京だけでなく、関西のテキ屋も出店しているそうだ。

 麻布十番に事務所を持つ宇野亜喜良さんは、7、8年前から商店街の人たちのため、街のために、ポスター、うちわ、Tシャツ、電信柱に付けるのぼりのデザイン、イラストを担当している。

 宮司さんが決めるのか、北沢八幡宮の総代のような街の有力者が決めるのかはわからないが、このままでは寂れていくばかりだ。なんとか、みんなが楽しめる活気あふれる祭礼にしたいと願っているのは僕だけだろうか。

Photoかつぎ手は女ばかり。男もひ弱で迫力がないことおびただしい。
Photo_2麻布十番のお祭りで配られた宇野亜喜良さんイラストのうちわ


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