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2009年11月 6日 (金)

オナニーから『薔薇族』へと!

 僕が『薔薇族』を創刊しようと思う、発想の原点になった本がある。今は亡き秋山正美さんの著書、『ひとりぼっちの性生活=孤独に生きる日々のために』(昭和41年刊・第二書房)である。

 この本のあとがきに、秋山さんはこんなことを書いている。

 「自分ひとりの性生活は、人類の歴史とともに実在していながら、地図の上にはいまだかつてのせられたことのない、不思議な大陸のようなものである。それ自体異常ではない性のあり方として認められる諸条件を持ちながら、自分ひとりの性生活は、とかく異常な生活の一部として、無視されたり、さげすまされたり、ゆがめられたりしてきた。」

 この時代に、オナニーのやり方を出す出版社は、僕しかいなかったに違いない。秋山さんはあちこちの出版社に原稿を持ち込んだが、どこも出してくれるところがなくて、僕のところに持ち込んできたというわけだ。

 わが第二書房は、僕ひとりだけの出版社だから会議を開く必要はない。僕が決断すればそれで決まってしまう。

 秋山さんは異性のことを考えながら、オナニーをしている人のために書いている。僕もそう思っていた。しかし、その反響は男のことを考えながら、オナニーをしている男からの手紙が多かったのだ。

 それから僕の発想はひろがっていき、『薔薇族』の創刊へと結びついていったのだ。

 青森県のH坊という、16歳の高校生からこんな手紙をもらったことがある。

 「みなさんは週にどれくらいオナニーをしますか?僕は週に7回ぐらい。やり方はごく普通、変わったことといえば、やるときは必ず素っ裸になることぐらいかな。
 でも、『薔薇族』を手に入れた日は大変です。その日、1日に8、9回、多い日には10数回も。考えられないと思うでしょうが事実です。
 この本の写真を見て、2回ぐらいまでは真っ白なのがドバッと、でも10回ぐらいになるとチョビッと。最後にはチンポが痛くなり真っ赤にはれます。
 この時にはもう、ゴムのようにフニャフニャ。快感よりも痛さの方が先にたつみたい。それでも最後までやり通すのです(何ごともこのようならばいいのですが)。
 でも愛せる相手がいないもん、しょうがないです。僕だって相手に口でされたいと思います。愛し愛されたいです。しかし、とても恐ろしいのです。
 男と男の出会いはすばらしいものでしょう。が、男と男の別れは、ただただつらく悲しいものなのでは? もし自分がそうなった時を考えると、とてもつらい・・・。今のところはオナニーで幸せです。やっぱり僕は異常なのでは・・・?
 オナニーをやった翌朝は、よく自分がホモであることを自覚し、そして誇りを持つように努めています。こうしないと自分を見失うかもしれない僕。最後にひとこと、ホモは異常ではない。」

 猿がオナニーを覚えると、死ぬまでやり続けると誰かに聞いたことがあったけど、オチンチンが真っ赤になるぐらいやり続けるとは。

 この時代には「ラブ・オイル」なんていうものが存在しなかったから仕方がないけれど、相手の男がいたってオナニーをしている人はいっぱいいるのでは。

 僕も学生時代、オナニーで悩んでいたから、それが『薔薇族』につながったということだ。

 人間の欲望って、年齢を重ねても終わりはない。だから生きていられるのかも。

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