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2010年1月31日 (日)

バイロスの絵のとりこに君はなるか!

 「バイロス侯爵」と言ったって、知っている人は少ないのでは。それに「侯爵」という貴族の称号もあまり聞いたことがないだろう。

 辞書によると、5等爵の第2位とある。公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵とある中で、2位のくらいということで誰が決めたのかは知らないが、家柄の良い家に生まれた人だということだろう。

 確か日本でも戦前は爵位があったと思うが、詳しいことはわからない。

 画家としても美術史に載ってないのだから、知名度は低いのは当然のことだ。「ヴァニラ画廊」の「バイロス蔵書票展」の案内状の文章から引用させてもらうことにする。

 「薔薇の画家とも異称され、甘美で洗練されたエロティックな幻想世界を描いた、世紀末芸術を象徴する画家、フランツ・フォン・バイロス(1866〜1924)。

 彼は有名小説の挿絵や創作画集で知られると同時に、ウィーン内外の好事家たちの依頼により、蔵書票を数多く制作していました。

 秘密の花園で繰り広げられる淑女たちの淫靡な悪戯を覗き見するかのような背徳的ムードを持つ彼の作品は、蔵書票という極めて個人的な制約の下でつくられる時、その魅力を最大限に発揮されることでしょう。

 観る人を匂い立つような官能的幻想へと誘うバイロスの蔵書票。その蔵書票をここまで多く、さらに一堂に集めた展示は、おそらく日本初ともいえるのではないでしょうか。

 紙の宝石ともいうべく精緻で美しいバイロスの作品の数々をぜひご覧下さい。」

 バイロスの作品って初めて見た時、すぐにとりこになって、その魅力にはまってしまう人と生理的に嫌だなと思ってしまう人と分かれるのでは。

 僕が長い時間をかけて苦労して集めたコレクションなので、ぜひ、この機会に足を運んで見に来てもらいたいものだ。

 2月5日(金)から2月13日(土)まで。日曜は定休、12時〜19時(平日)、12時〜17時(土・祝・日)、今回は日・祝も休まず営業。入場料500円。

 2月6日(土)に特別トークイベントを日本書票協会会長で蔵書票のコレクターとしては日本一の内田市五郎さんを招いて開かれる。「西洋の蔵書票」などの著書もある方だ。僕もトークに参加するので、ぜひご参加下さい。入場料1000円(1ドリンク付き)で17時開場。

 バイロスの研究家で著書を持ち、僕にバイロスのことを教えてくれた山本芳樹さんは数年前に亡くなられている。

 山本さんは、バイロスは無類の女好きだと言っていたが、僕はバイロスがゲイだったからこそ、退廃的で淫靡な絵が描けたと確信している。

 その辺の詳しい話はトークでしゃべりたいと思っている。

 僕の貴重なバイロスのコレクション。本当はバラバラにして売りたくはない。全ての作品をまとめて購入してくれる人が現れることを期待しているのだが。

Photo_2山本芳樹さんが残したバイロスの研究書。


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