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2010年2月

2010年2月21日 (日)

ひとりの若者に、200人もの中年が!

 昭和46年の『薔薇族』創刊から、4年経った昭和50年の『薔薇族』25号、その頃は針金とじの薄い、隔月刊から月刊になっていた。頁数も146頁にもなり、文通欄も302人にも増えている。

 ●北区・雪のような男 自分は雪国出身。肌色が白く、本当に雪のようだと言われます。
 自分は20歳。163×52(身長が163センチで体重が52キロということだ)。ジーンズの好きな会社員。毎日が残業、残業で、自分の時間がありません。
 週に一度の日曜日だけが、神様が僕に与えてくれた休息日です。こんな日曜日、どこにも行かないので、のんびりしているのが一番好きです。でも何でも話せる友と一緒なら、もっと充実してくると思うのです。お便り下さい(同年代の方、中年はお断り)。写真、返確(写真を希望、返事は必ず出します、ということだ)。

 ●札幌市・S 中年以上の40歳〜60歳までの男性を求む。小生は160×55の妻あり、子供ある清潔な中年紳士です。
 趣味は旅行、読書、文通交際です。経験少ない男性的な優しい方と、清潔な長続きのできる交際を。旅行のできる男性より、北海道外の地方の男性と。返確。

 どの人も短い文章の中で、自分をよりよく見せようと懸命だ。雑誌の文通欄でしか相手を見つけられなかった時代だ。中年の人で、若い男性を好む人にとっては、若者で中年の人に呼びかける人がいると手紙が殺到したに違いない。
 
 文通欄に載せたいと思っても、家族がいたり、奥さんにみつかったらと思うと投稿できない。また、載っている人に手紙を出すにしても、相手がどんな人か分からない恐ろしさから手紙を出すのを躊躇してしまう人もたくさんいたのでは。

 「一九六番目の中年」と題しての投稿が載っている。兵庫県の中年の人からだ。

 「毎月、愛読している中年です。毎号、数百人の通信欄の中から、適当な好みの人を探し出すのが楽しみです。しかし、中年ともなれば、なかなか満たされた条件の相手がいません。それだけに毎日、悲哀を感じています。
 9月号の中に、これこそ私たちにぴったりと思われる人がいました。
 『あなたは私に届いた196番目の便りです。かつ、お会いする20番目の人です』と。これが返事だった。
 全国に行動に現れずにいるであろう、潜在している同志がいかに多いことか。また、一人の文章目当てに200人に及び便りが殺到するとは!
 それでも望みを持って出かけました。最初からどうも好いてくれてはなさそうな素振り、言葉でした。しばらく話しているうちに、北は北海道から、南は九州まで、196通の便りが殺到したとのこと。
 20番目の私を含めて、これこそみんな未完成に終わりました。がっかりでした。200人がこの若者になめられたわけです。
 若者たちにお願い、どうか大人たちのささやかな夢をかなえてくれる人はいないものか。まじめな中年の悲願をかなえてくれるように祈ります。」

 この時代の『薔薇族』の読者の「薔薇通信」欄への熱烈な思いが伝わってくるようだ。

 ひとりの若者に対して、200人もの中年の男たちが手紙を出す。返事を書くのも大変だったのでは。出しても返事をくれないと苦情を寄せてくる人も多かったが、こんなに多くの手紙が寄せられているとは、手紙を出す人はわからないのだから。

 今の世の中、ネットの世界ではどうなっているのか、誰か教えて!

Photoロスのトムの館で。


★『薔薇族』の注文の方法は、郵便局で千円の定額小為替を作ってもらってお送りください。155-0032 東京都世田谷区代沢2-28-4-206 伊藤文学

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2010年2月19日 (金)

僕の生き方は、良かったのか、悪かったのか?

 いとこの長崎大学の准教授、飯間雅文君が上京した折りに、ネットをいろいろと見せてもらった。ネットなんてものを触ったこともない僕にとっては、ただただ驚きだった。

 わが第二書房は、昭和23年に父が創業し、昭和46年に『薔薇族』を誕生させるまでは、社員は誰もいない、社長の父と給料なしで働く僕だけという会社だ。

 夜汽車の中で出会った日本女子体育短大の1年生だったミカと恋に落ち、2年生のときに養父母を捨てて、ミカは我が家に転がり込んできてしまった。

 昭和34年の4月、父が心酔していた作家の吉田絃二郎さんが亡くなった。吉田さんの著書『夜や秋や日記』(愛妻家だった吉田さんの奥さんの看護日記)が、第二書房の処女出版だ。その後、吉田さんの著書を何冊か、父は出版している。しかし、戦前は流行作家でセンチメンタルな文章は女性の心をとらえてファンが多かったが、世の中、変わってしまって戦後の読者には顧みられなくなっていた。

 吉田家には、13、5歳の頃から、岩手の山奥から上京して仕えていた、おはるさんというお手伝いさんがいて、17年間も吉田さんに献身的に仕えたことから、吉田家の養子となり、一切の遺産の相続人になった。

 僕も子供の頃、父に連れられて吉田邸を訪ねたことがあったが、玉電の瀬田で降りて、多磨川が見渡せる千数百坪もある木々に囲まれた広大な家だった。

 吉田さんはパーキンソン氏病で、椅子から立ち上がるのも容易ではない老人だが、側に付き添っているおはるさんは30歳を超えたぐらいのぽちゃ、ぽちゃとした可愛い魅力的な人だった。

 吉田さんが亡くなってから、女流作家の梅本育子さんが、父やおはるさんに取材して書いたノンフィクションともいえる『時雨の後』『続・時雨の後』を、昭和46年に講談社から刊行した。丁度、『薔薇族』を創刊した年だ。

 この本が出たことは知ってはいたが、読んだのは父が亡くなってから、ずっと後のことで読んでみてびっくりしてしまった。『続・時雨の後』には、父とおはるさんとの関係が生々しく書かれていたからだ。

 父は、吉田さんの死後、吉田邸に入り浸って、泊まってくることも多かった。もはや、本を出すことなど頭になくなっていた。

 その頃、僕も出版の仕事は、父は何一つ教えてくれなかったが、見よう見まねで身に付けていたので、企画から、なにからなにまでひとりでも充分にできた。

 父に相談なしに自分の企画で本を出せるということはやりがいがあった。印刷、製本、紙の手配、見本をもっての取次店まわりと、目の回るような忙しさで、ミカの面倒を見てやれなくなっていた。そのためにミカは、舞踏に熱中していくしか、生きられなかったのだろう。

 月末になって印刷屋などの支払いに足りないと言われるのが嫌だったから、夢中で働いた。父はお金だけは倒れるまで握って離さなかった。

 いとこにネットを見せてもらって、古書の第二書房の出版物の項目を見て、我ながらよくぞひとりで本を出し続けたものだとびっくりしてしまった。次から次へと第二書房の刊行書が何百冊と出てくるではないか。

 古書として出てないものも、2、3割はあるが、給料をもらわないで、よくも働き続けたものだ。父は女に貢いでいたというのに。今どきの若者には理解できないことだろう。

Photo若き日の伊藤文学


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2010年2月16日 (火)

ゲイの人に、孤独死なんてさせたくない!

 1月31日(日)・夜9時からの「NHKスペシャル・無縁社会・3万2千人が孤独に死んでいた」を見たが、ショックを受けたし考えさせられてしまった。

 3万2千人、2009年の自殺者の数もそのくらいだったが、その数がどういう数字なのか見損なってしまったが。

 毎日新聞の朝刊のテレビの「視聴室」というコーナーに「現代社会の陰浮き彫りに」の見出しで紹介している。

 こんな番組を製作するのはNHKだからできたことだし、今の時代、目を向けなければならない、もっとも大事なことに取り組んでいる、素晴らしい番組だった。

 「向き合うのはつらいだ、向き合わなければならない現実がある。それを伝える労作だ。
 近年、身元不明者の自殺や行き倒れなど、国の統計では把握しきれない死が増えているという。その数、3万2000人。そのうち数人の身元を調べ、人生をたどってゆく。
 誰にもみとられず、自宅で死んでいた人たち。遺骨の引き取り手がなく、共同墓に埋葬される人たち。
 まさに現代の『無縁仏』だ。人間同士のきずなが細く弱くなってしまった社会のありようが浮かび上がる。どうすればきずなは取り戻せるのか。そのヒントも伝えている。(栗)」

 この番組を見て、まず頭に浮かんだのは『薔薇族』の読者、ゲイの人たちのことだ。60歳以上のゲイの人たちは、女性と結婚しないわけにいかなかったから、結婚している人の方が多いだろう。離婚している人もいるだろうが。しかし、若い人ほど、独身を通している人の数は、ますます多くなるのでは。

 健康なときは女房の悪口ばかり言っていた人も、年を取ってから脳梗塞で倒れてしまい、女房の力を借りなければ、どうにもならない状態になってしまっている人も何人か知っている。

 この番組を見て、しばらくごぶさたしている80歳になるゲイの人のことが心配になって電話をかけてみた。元気な声が返ってきたので安心したが。この人、まったく身寄りがない人だ。

 芸者さんが生んだ子で、父親はまったくどこの人か分からない。今、母親のことなど、戦前の話を小説に書いているそうだ。

 生活保護を受けているようだが、労働組合の機関誌の編集の仕事を続け、映画の評論なども書いている。

 この人などは恵まれていて、社会との接点がまだあるからいいけれど、定年になって仕事を離れて、一人暮らしをしていると、まったく孤立状態になってしまう。

 ゲイの人って親兄弟とも付き合わない、近所の人とも付き合わない人って多いのではなかろうか。3万2千人の中にゲイの人が多くいるのではと考えてしまう。

 僕の相棒の竜超君に電話をしたら、彼もこの番組を見たそうだ。彼が始めた「高円寺NOHOHON」は、話し相手のいない人、ゲイバアやハッテン場などには行けない人、そんな人たちに集まってもらい話し合いをしようという仕事だ。

 僕も大賛成で、毎月、最後の土曜日の午後3時に丸ノ内線・東高円寺の「高円寺NOHOHON」に参加しておしゃべりしている。

 集まってくる人たちは、今のところ、僕と竜君のブログを見てきてくれる人たちだから若い人に限られてしまう。どうしたらネットなど見ない、孤立しているゲイの年配者に知らすことができるかだ。

 これはコツコツと時間をかけて年配の人たちに知らせて集まってもらうかだ。『薔薇族』の読者にだけは孤独死なんて絶対にさせたくないものだ。

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2010年2月13日 (土)

憧れの記者さんに出会えて

 「朝日新聞」は昭和30年代の後半に、僕の末の妹が心臓手術で東京女子医大の心臓病棟に長いこと入院していたときの出来事を書いた本、『ぼくどうして涙がでるの』を日活で映画化、ベストセラーにしてくれた、きっかけになった記事を掲載してくれたことを恩義に感じているので、どん底生活に落ち込んでも取り続けている。

 「毎日新聞」は、夕刊の「酒に唄えば」というエッセイ欄に、いつもしんみりと胸にせまる記事を書いている編集委員の鈴木琢磨さんのエッセイを読みたいために購読している。

 タイトルの「酒」という文字だけが、カラーで赤く刷ってある。これは酒を飲まない僕が入ったことがない赤ちょうちんを意味しているのだろうか。

 いつも赤ちょうちんの店で飲んでいる鈴木琢磨さんに会って話をしたいと思うようになってきた。

 僕の知人の「朝日新聞」の小泉信一さんと親しいようなので紹介してもらおうかなと思っていた矢先に、鈴木さんからメールが飛び込んできた。

 僕がブログで鈴木さんのエッセイをほめた文章を読んだらしい。

 「はじめまして、ブログで小生のことをおほめいただき恐縮です。本が売れないそうですね。ミカさんの。まだ読んでいませんが、面白そうです。好きなことをやって、びんぼ〜、ちょっといいです。
 じつは、ずいぶん昔、下北沢の文学さんのご自宅に行ったことがあります。確か大阪で記者をしていたころ、エイズの取材でした。
 帰りぎわに、例のラブなんとかいうオイル買わんかと言われたのを覚えています。」

 エイズの取材では、たくさんの取材を受けたので、もちろん覚えているわけがありませんが、携帯電話の番号が書いてあったので、早速、電話をかけてみた。

 2、3日して新宿のプリンスホテルのロビーの喫茶室でお会いした。大阪の出身だそうで、気さくでざっくばらんの方だった。

 一度お会いしているようで、ずっと前から知っていたような感じで、すぐに親しくなってしまった。

 ここ何年も足を踏み入れていない新宿二丁目。僕が命名した「ブックス・ローズ」は、ご主人が亡くなって、店は閉じたままになっている。その手前の「イレーヌ」というゲイバアに連れて行かれた。

 マスターも僕が『薔薇族』の編集長だということを知って、驚いている様子だった。若い頃は『薔薇族』も読んでいたようだし、僕が経営していた「伊藤文学の談話室・祭」にも通っていたそうだ。

 お店のお客さんが、今ではノンケさんばかりで、ゲイの人相手じゃ、やっていけないという。世の中、変わってしまってゲイの人しか入れないというお店は少なくなってしまったのだろう。

 1月29日(金)「毎日新聞」の夕刊に、「酒に唄えば」のコーナーに、僕を取材したコラムが載った。タイトルに「愛こそ燃える火」とある。越路吹雪の「愛の讃歌」が、僕の話を聞いて重なったという。

 「イレーヌ」のタケさんとノッポさんも、元恋人同士だったようだ。そういえば以前、何度も通っていた「タミー」も恋人同士のお店だ。新宿二丁目のゲイバアには、こうしたお店が何軒もあるのかもしれない。

 短いコラムの中に、僕の人生がすっぽりと入って語り尽くされている。さすがに僕が惚れ込んだ記者さんだ。

 僕も赤ちょうちんのお店で、じっくりと酒を飲みながら話を交わさないと深みのある文章は書けないのかも。

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2010年2月 7日 (日)

冷や汗タラタラ、恥ずかしい話

 あまりお堅い話ばかりだと、僕の話も嫌われてしまうから、かつての『薔薇族』の中から、おもわず笑ってしまう話を紹介しよう。投稿してくる読者は大まじめなんだけど。お相手しているのは、編集部の遊び人、H=長谷川サダオ、M=三上風太、F=藤田竜のご三人。

 ♥会社のトイレで『薔薇族』を読み、オナニーをして出てきたら、次に入った同じ課の奴が昼休みに「大切な本を忘れちゃあダメだな」と言って返してくれた。

 顔から火は出る、冷や汗は流れるで、本当に恥ずかしかった。でもそいつはノンケ(ホモでもない、女好きの男)で口が堅く、誰にも言ってはないらしくて、俺は今でも会社にいるけど、いつかはお礼をしなければと思っている。(東京・プランタン・23歳)
 ●お礼はやっぱしカラダでね!それにしてもホモの方はどうして口が軽いんだろう。(H)

 ♥書店でのこと、『薔薇族』を手に取り、レジに出すと、レジ係の男の子が「この本はレジ番号何番ですか?」と本を高々と持ち上げ、整理中の女子店員に聞いたーー。小生赤面。大きな書店で20〜30人の客がいました。(匿名)
 ●ノンケって、そうして鈍感なんだろ。(F)

 ♥青年団の集会の最中、良く来る電気屋の女営業員が顔を出して、「あらら星児さん、この間はどうも、あのときの男の子、可愛かったわね。あれ、あなたの恋人?」と、いきなりいうのだ。友人たちは「へえ、男の子、恋人?」などと口々に。
 実は、5、6日前に愛する少年を連れて歩いていて、出会ってしまったのだ。いきなり秘密の、それも本当のことを言われてびっくり、赤面して言葉も出ない。冷やかし半分で言ったんだろうけど、こっちは胸ドキン。嫌な女。(愛媛県・星児・28歳)
 ●僕の場合、隣の部屋のおばあちゃんに「最近、カレシ元気?」なんて言われたことがある。このおばあちゃんの場合、とってもいい人で、嫌みに言ったんじゃないみたいだったけど、隠してたつもりがすっかりバレていたことを知ってショックだった。(H)
 ●壁に耳あり、障子に目あり。(M)

 ♥もうずいぶん前のことだけど、風呂屋で高校生風の男をジッと見つめていたら、「てめえ、どこのゾク(暴走族)だよ」とインネンつけられた。そのときは誤解だよと弁解したけど、あとで考えたら「おれ薔薇族だよ」と笑えば良かったかしらん?(東京・COSMOS・33歳)
 ●ただそれを言いたい為に、また同じことをやったりして。(H)
 ●実は「てめえ、どこのぞくダヨ?」だったりして。(M)

 ♥中学生の時、その頃からホモだった僕は、同じクラスの大好きだったY君に、修学旅行のお風呂で自分のタオル1枚の裸の姿を見られるのが恥ずかしかった(あの頃は純情だったなア)。(神奈川県・おせんべい・18歳)
 ●気分はすっかり、色気づいた小娘みたいだったのね。(F)

 お相手役のHは、長谷川サダオ君、明るいダジャレばかり連発している人だったのに、タイのバンコックのホテルで自殺してしまった。もう何年になるだろうか。しかし、良い仕事を残してくれました。

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2010年2月 2日 (火)

ネットなんて見ない方が幸せ

 「書店、半減の県も」の見出しで朝日新聞の夕刊(1月26日)が報じている。

 「出版市場が2兆円割れし、縮小が続く中、各地で書店が消えている。この10年間で6403店減少し、ほぼ半減している県もあることが分かった。」とある。

 とにかく本が売れないのだから書店が減少していくのは当然のことだろう。

 先日、姉の長男の長崎大学の准教授の雅文君が上京してきたので、しばらくぶりに会った。退職してからのことを考えて、実家のすぐそばの神奈川県の栗原というところにマンションを購入したというので訪ねてみた。

 小田急線の僕が住む下北沢から唐木田行の急行に乗ると、なんと20数分で着いてしまった。栗原の改札口を出てすぐの線路沿いのところにマンションはあり、年老いた両親と一緒に住むこともあるのではと、エレベーターが故障で停まったりした時、2階なら歩いてでも上がっていけるとまで考えて決めたそうだ。

 僕の父は終戦後の昭和23年に、資本金25万円で株式会社・第二書房を創立した。僕が駒沢大学に入学した年にだ。それから父の使い走りをして、卒業後も今日に至っているのだから、、僕の出版に携わった年月は半世紀を越えている。

 その間に出版界もいろんな出来事があったが、インターネット、携帯電話が急速に普及するまでは不況ということがあっても、、これほどひどいことにはならなかった。

 いとこの雅文君が、まったく触ったことがないネットを操作していろいろと見せてくれた。

 「伊藤文学」と検索しただけで、次から次へと書き込まれているのでびっくり。こんなものを見て気にしだしたら、たまったものではない。

 ちらっと見て気になったことは、山川純一のことだ。その原画をネット上で売りに出したことがあった。そのときのことを批判しているらしい。原画は作者に返すべきだと。

 一昔前は、誰もがゲイであることを隠していたのだから、小説や絵などを編集部に送ってくるにしても、住所、氏名を書いてこない人が多かった。

 山川純一君(これは僕が考えたペンネームだ)は、住所、氏名を教えてくれないのだから原画を返せるわけがない。

 以前ほど、この出版社も使用済みの原画を作者に返すことはなかった。それがいつ頃だったろうか。編集者が作家の原稿を古書店に高い値段で売ったことが発覚して問題になってしまった。その頃からどこの出版社でも原画や原稿を作者に返却するようになったようだ。

 三島剛さん、大川辰次さん、平野剛さんなどの原画も返却していない。これだけは批判に答えておきたい。

 いろんな書き込みがあるようだけど、僕はネットを全く見ていないのだから、何を書かれても気にすることはない。

 雅文君が、僕の父が昭和4年に入社して、戦時中に出版活動を停止した第一書房、その社長の長谷川巳之吉のことを書いた本、河出書房新社刊の『美酒と革曩(びしゅとかくのう)』長谷川郁夫著(本体5800円)のことを教えてくれた。父のことがいろいろと書かれているようだ。

 ネットで調べたら3500円で古書店にあるという。もう1冊、僕の著書『薔薇族の人びと』も半値で出ていたので、保存本がなくなってしまったので、これも注文してくれた。びっくりしたのは2冊とも2日後に届けられたことだ。

 新刊書だってネットで注文する人の方が多いのでは。これでは書店が潰れるわけだ。

 恐るべきはインターネットだ。

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