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2010年4月

2010年4月29日 (木)

スベりこみセーフで免許が更新できそうだ!

 歳はとりたくないものだ。75歳を過ぎると自動車の免許証を更新するには、教習所で「講習予備検査(認知機能の検査)」を受けた後、高齢者講習を受講しなければならない。

 僕の誕生日は3月19日、その1ヶ月後の、本日4月29日が免許の切れる日。それまでに講習を受けなければならない。

 すぐに教習所で講習を受けられるものとのんびりしていて、僕が卒業した上北沢の自動車教習所に電話をかけたら満員ですと断られてしまった。

 なるべく近い所をと思って、あっちこっちの教習所へ電話をかけても、どこも満員でお断り。やっと引き受けてくれたのが武蔵境教習所。それもぎりぎり間に合う4月17日だった。翌日は月曜日、免許が切れる月曜日の19日に更新に行けば、すべりこみセーフである。

 中央線の武蔵境なんて行ったことがない。息子がネットで地図を紙焼きにして持ってきてくれた。

 亜細亜大学のすぐそばのようで駅から歩いて5分とのことだ。当日、遅れたら大変とかなり早く家を出た。井の頭線で終点の吉祥寺まで急行で10分ちょっと。中央線に乗り換えて三鷹の次が武蔵境。とんでもない遠い所だと思ったら、1時間もかからないで着いてしまった。

 教習所の建物は真新しくて明るい。若い女性所員も、みんな髪の毛が長くて僕好み。それに馬鹿が付くくらい親切だ。

 自動販売機のコーヒーを飲みながら入ってくるお客さんを観察していたが、学生街だけに若者が多い。しかし、今、若者の車離れが深刻のようで免許を取りにくる若者が少ないらしい。

 高齢者の講習料が6000円。これは教習所の経営が大変なので、東京都の公安委員会が仕組んだ制度なのだろう。確かに高速道路を逆走する高齢者が多いので、それに対する制度だと思うが、みんな年金生活者。講習料を無料にしたっていいのでは。

 警察のお偉方が退職すると、年金をもらえるようになるまでの何年間を教習所が顧問料を払っているのでは。もっとお偉い方々にはパチンコ業界が。

 僕も景気のいい時代には、税務署を退職したお偉方に3年間も毎月5万円も顧問料を払っていた。法人会というのはそのための会なのだ。利益を上げている会社は分かるから副署長は会社を選ぶ仕事も大事だったのだ。

 それらしい高齢者が数人しか入ってこないので変だと思っていたら、時間が来て講習室に入ったら、たったの6人だけだった。

 教室にかけてある時計、カレンダーを裏向きにして今日は何日ですかと。馬鹿にするなと言いたいとことだが、現実には今日何日だったか忘れてしまうことも多い。これは聞かれると思ったから頭に入れてあった。

 「あいうえお」「かきくけこ」を反対から書けという問題。これは子供の頃、反対に言う遊びがあったので、これはスラスラと。

 僕は子供の頃から記憶力が悪い。はっきり言えば頭が悪いのだけど。いろんな絵が4通りずつ、16枚出るのを記憶しておいて答えろという。

 トランプ遊びの「神経衰弱」。これも苦手で数字を覚えていられない。この問題、6点しか思い出せなかった。

 あと、いろんな検査があって、最後は実地の運転。今、乗っている車がライトバン。前がないし、座っている場所が高い。普通の乗用車はやりにくい。車庫入れには手こずってしまった。総合点は「やや優れている」。まだまだ運転はできそうだ。

 「武蔵境教習所」は親切なので免許を取るならこちらでいかがですか?

★『薔薇族』の注文の方法は、郵便局で千円の定額小為替を作ってもらってお送りください。155-0032 東京都世田谷区代沢2-28-4-206 伊藤文学

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★新しく『薔薇族』を置いてくれる古本店・「ビビビ」が下北沢にあります。〒155-0031 東京都世田谷区北沢1-45-15 スズナリ横丁1F・北沢タウンホールの筋向いです。読者好みの古書が沢山置いてあります。電話03-3467-0085です。

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2010年4月23日 (金)

長谷川サダオの住んでいた部屋自体が作品だ!

 『薔薇族』誌上で活躍してくれた、男絵師の長谷川サダオ君のことを覚えてくれているだろうか?

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 長谷川君がタイのバンコクのホテルで自殺してしまったのが、1999年の11月のことだったから、もう11年になる。時の流れって早いものだ。

 僕は長谷川君のアパートの部屋を一度も訪ねたことはなかったが、カメラマンの木村健二君が長谷川君の部屋を訪ね、トイレの中や室内の写真を撮り、対談記事を書いている。

 1982年(昭和57年)発行の『薔薇族増刊号・春号』に、「男が匂う幻想空間・特異画家・長谷川サダオの世界」のタイトルで写真が掲載されている。

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 トイレの中にも彼の好みのお宝が、所狭しと置かれている中に三島由紀夫の写真も飾ってある。

 自殺したホテルの部屋にも、卵型の石に描いた三島由紀夫の肖像画も置かれており、遺体を引き取りにいったお兄さんの話だと、部屋はきちんと整理され、ホテルの従業員の語るところによると、日本のサムライのような死に方だったという。

 確か亡くなったのは、三島さんが自決した11月25日頃だったろうか。彼は代々木の競技場に中にあるジムに通って身体を鍛えていた。

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 彼は年齢を誰にもあかさなかったが、50歳はとうに過ぎていたろうから。三島と同じように衰えてく身体を見たくなかったのだろう。

 「ーーあれっ、テレビやラジオがないけど、どうして?

 <H>僕は今の物質文明に逆行するような生き方が好きなんだよね。〝耽美的反時代的生活〟とでもいうのか、ナチュラルな生き方を求めているし、テレビに代表される情報というのは、ときとしては凄い弊害となることがあるから。
 僕の仕事には、その情報は必要ないし、新聞もとってないし、もちろん洗濯機などという電機器具もないけど、不自由に思ったことはないね。

 ーー食事はどうしてるの?

<H>全部外食ですませちゃってるよ。僕は〝外セン〟と言ってるんだけど、料理を作るスペースもないし、それに食い物なんて置いていると生活っぽい匂いがして、絵のイメージがわかんないんだよね。理想は仙人みたいな生き方がしたいんだけど・・・・・。(後略)」

 彼は暇さえあればバリ島やタイに行ってたみたいだけど、良いときにあの世に行ってしまったのかな。今の時代、生きていたら彼にとっては、とっても耐えられないだろうから。

 もう二度と長谷川サダオのような男絵師は現れることはないだろう。

 イギリスで発行された長谷川サダオの画集は、日本人よりも海外で高く評価されている。僕が訪れたアメリカのロスの本屋でも飛ぶように売れていた。

 28年前に出された増刊号の部屋の写真、貴重な写真と言えるだろう。

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2010年4月19日 (月)

「ノバラ・セイサクショ」という名のサロン

 僕の若き「相棒」竜超君、この時代のペンネームは、影坂狩人と名乗っていた。

 2006年6月20日発行で「Gay Year Book・2005・HGの呪い」という本を自費出版で出している。

 週刊誌大で184ページもある立派な本だ。この本には、「影坂狩人のフ・テ・キ対談」というページがあって、僕と狩人君との対談が、なんと11ページも載っている。

 内藤ルネさんとの話、「愛の処刑」と「アドニス」の話、映画の「メゾン・ド・ヒミコ」の話、「ゲイ古書はどうして稀少なのか」の話、この他にも「奇人・変人なき時代は淋しい」「同性婚は理想の姿」「ゲイとドラッグの蜜月関係」と、まあ、よくも長々としゃべったものだ。

 狩人君、対談上手で、ついつい、いろんなことをしゃべらされてしまった。そのほんの一部分を紹介しよう。

 伊藤 僕は世田谷学園の卒業生なんだけど、柔道部員たちをとても可愛がって面倒を見ている親父さんがいたんだよ。世田谷学園のすぐそばの理髪店のご主人だったんだけど、ご飯を食べさせたり、髪の毛を刈ってやったり、とにかく部員の世話をしてやることが喜びだった人なんだ。
 ガンで亡くなってしまったけど、僕は出会ったときから、この人はそうだなと思っていた。

 影坂 タニマチみたいな人というのは、みんなそういう部分がありそうですよね。スポーツの世界には。

 伊藤 多いんじゃないかな。だけど手を出すという事はできない。そんなことをしたら学校のそばに住んでいられなくなってしまうから。

 影坂 それは少年愛者なんかもそうなんですが、手を触れないで気持ちだけで愛しているぶんには、なんにも問題ないんですよね。

 伊藤 そういう人も結構いると思うよ。

 影坂 キチンとした自制心さえあれば、何も問題ないんですよね。

 伊藤 我慢できない人も中にはいるから。

 影坂 以前に編集長が『薔薇族』のなかで、「犬猫じゃないんだから、そういうドコででも、誰とでも、みたいな軽はずみなマネはやめたほうがいい」というようなことを書いていましたね。

 伊藤 そんなこと書いたかな。

 影坂 当時は野外のハッテン場が増えてきて、それに合わせて「プロ」と呼ばれる人たちが大量発生しだしたんですよ。
 そういう連中につけこまれるのは、性欲に支配されてしまうゲイの側にも責任の一端があるのではないかということを言っていたわけですね。

 伊藤 まあ、昔のゲイの人たちは、終始押さえつけられていたからね。ついハメを外してしまうのも仕方がなかったのかも。

 とにかく、この対談だけでなく、才人、竜君がまとめた本だけに、今読んでも面白い。なんとこの本がタダでプレゼントされるのだ。

 竜君、そして、僕の願いは同じだが、誰も話し相手がいない。悩みごとを訴える人がいない。そういう人たちのために、竜君は自費で「サロン」というべきアパートの一室を借りたのだ。

 「高円寺NOHOHON」を移して、「ノバラ・セイサクショ」を新たにオープンさせた。わかりやすい場所で、感じのいい明るい部屋なので、ネットで検索して、ぜひ、一人でも多く集まってほしい。

 僕も今月の最後の土曜日、4月24日、午後3時頃から参加して、いろんな写真集を出した話をしようと思う。

 この会に参加すれば「HGの呪い」がプレゼントされる。ぜひ、ご参加を!!

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2010年4月16日 (金)

わが家のすぐそばで、内藤ルネ展が!

 わが家から歩いて、3、4分の所にあるギャラリーで『薔薇族』の大恩人、内藤ルネさんの「内藤ルネ・KAWAII・原展=カワイイはルネから始まった」が開かれるなんてびっくり。

 生まれたから78年も住んでいる同じ町に、「下北沢・GAOh!」なんてギャラリーがあることをしらなかった。案内状が送られてきてから探し当てて、その存在を知ったという訳だ。

 下北沢の南口の狭い道路の商店街を3、4分歩いてくると庚申塚がある。そこを右に曲がると小田急の踏切にぶつかる。その手前の左側のビルの1階と2階が「GAOh!」である。

 この道は環七に抜ける道なので、車は多く通るが、お店も少なく人通りは少ない。僕は毎日のように下北沢の町を散歩するが、この横町はほとんど通らない。

 1階がかわいいグッズが並べられていて、地下がギャラリーになっている。聞く所によると、昨年の秋にオープンしたそうだ。

 下北沢の商店街の家賃はベラボーに高い。ほとんどが大手のチェーン店だ。個人商店は次から次へとシャッターを下ろし、また別の店が入ってくる。

 裏通りになると、シャッターを下ろしたままの店が目につく。南口の商店街は平日でもかなりの人が歩いているが、お金を持たない若者ばかりで裕福そうなお年寄りは少ない。

 文化人が多く住んでいると言われる町だが、画廊も潰れてしまい、高級なお店もない。こんな町にギャラリーを出店するオーナーってどんな人なのだろうか。

 お金持ちのお道楽としか思えないが、文化の不毛の町にシャレたギャラリーをオープンさせてくれたことは、この町に住むものにとってはありがたいことだ。「GAOh!」をなんとしても長続きさせたい。

 僕の身体をいつも気遣ってくれ心配して手紙をくれたルネさん。そのルネさんがお先にあの世に旅立ってしまうなんて。

 僕もこのルネ展を成功してもらいたいと1974年4月に、我が第二書房の社屋が落成したときに、ルネさんが赤い薔薇の絵を書いてくれて作った記念のマグカップ。もう2個しか残っていない貴重なものだが、お貸しして展示する。

 他にも『薔薇族』が創刊された初期の頃、ルネさんは「佐原サム」というペンネームで挿絵を描いてくれていた。その原画も探し出したので、これも並べたい。

 表紙に使った原画も数点をお見せする。会期が1ヶ月もあるので、ぜひ、足を運んでもらいたいものだ。電話をかけてくれれば、わが家にいるようだったら出向くので、おしゃべりしたい。

 入場料は無料だから、ルネさんのファンが作った数々のかわいいグッズが売られているので、ぜひ購入してもらいたいものだ。

 これからもいろんな企画展を催すと思うので応援してあげて下さい。

 ☆帰りに駒大の後輩が経営している、タウンホール前の「古書ビビビ」にも立ち寄ってほしい。『薔薇族』コーナーもあります。

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2010年4月15日 (木)

定価60円の時代の「平凡パンチ」に

 今どきの若者に、ちょっと古い話をして、その当時、、活躍して有名だった人の名前を言っても、「そんな人知りません」と言われてしまう。

 42年も前の昭和43年10月28日号(1968年)の「平凡パンチ」が出てきた。その中に「若者のための『派閥』案内」という特集が組まれていて、前書きにこんなことが書かれている。

 「<派閥>があるのは、政界だけではない。現代を代表する九つの分野。ここにも<派閥>はある。
 もし、いま、キミがどれかの分野を目指そうとしているなら、基礎知識として、これだけの<派閥地図>は知っていなかればならない。」

 九つの分野に分かれていて、すべての分野で活躍している人が紹介されているが、短い紙数では書ききれるものではない。

 42年も経っているのだから、すでに他界している人も多く、現在も活動を続けている人は数人しかいない。

 ①前衛・アングラの項目には、こんな人たちが紹介されているが、僕も知らない人もいる。

 「前衛演劇集団でいちばんハデな活動をしているのが発見の会。主宰者は瓜生良介氏。
 自由劇場の主宰者格は佐藤信氏。
 マスコミによく取り上げられている<愛奴>を何度も上演しているのが人間座。主宰者は江田和雄氏だ。
 ベケットなんかを上演するのが黒の会。主宰者は長崎稔郎氏。
 日本のオトナたちを嘆かせたのは劇団駒場。リーダーの芥正彦氏は東大生。
 寺山修司センセイの劇団はかの有名な天井桟敷。唐十郎の状況劇場。
 状況劇場の四谷シモンの女装はバツグン。
 ハプニング集団で現在活躍している集団としてはゼロ次元と告陰の二つのグループがある。主宰者は加藤好弘氏。
 舞踏ではガルメラ商会一派が有名だ。スターはなんといっても土方巽氏。その先生が大野一夫氏。
 前衛舞踏の女性派は邦千谷女史。この千谷女史の弟子が、ビザール・バレエ・グループの伊藤ミカ嬢。ミカ嬢は先日<O嬢の物語>で全裸になった。これらの前衛舞踏家は、全員ハダカになるのが好きである。いま日本でいちばんエロチシズムとっ密着しているグループといえよう。
 前衛映画ではなんといっても金坂健二氏。前衛音楽では一柳慧氏のグループ音楽の集団がある。一柳慧氏の前妻は、ビートルズのジョン・レノンの奥さんの小野洋子さんだ。
 赤坂のMUGEN、大阪のアストロメカニクールで大当たりの浜野安宏氏。
 宮井陸郎氏が監修した銀座のキラー・ジョー。
 最近できた赤坂のスペース・カプセルは黒川紀章氏の設計。一柳慧氏、栗津潔氏などがデザインしている。スナックでは高松次郎氏が新宿のカッサドールをデザインし好評であった。」

 多くの人の名前が登場しているが、今どきの若者が知っているのは寺山修司氏と唐十郎氏ぐらいでは。

 1960年代、あの時代の輝きはなんだったのだろうか。週刊誌の見出しに「日本経済はこのまま死ぬのか」「韓国に負けてどうすんの!中国にバカにされて恥ずかしくないの」

 なんとも情けない話ではないか。もう一度あの活力があふれていた時代を取り戻そうではないか。

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2010年4月12日 (月)

ここまで言っちゃ、おしまいよ!

 自国の総理大臣の鳩山さんを、こんなひどいけなし方をしてもいいものだろうか。

 新聞も雑誌も本も売れない時代になってしまったから売らんがために目立つ見出しを付けなければならないのかもしれないが、「週刊文春」たるものがひどい話だ。

 ここまでひどい見出しを付けなければ売れないとは情けなくなってしまう。

 「ここまでアホとは思わなかった・鳩山首相ほんにお前は屁のような」

 「アホ」とか「屁のような」、こんな最低のあくどい見出しを付けてまで売らなければならないのか。

 また読む人も、別に何とも思わなくなってしまったのだろうか。ひどい世の中になってしまったものだ。

 「週刊文春」には、何度も取り上げてもらったし、単行本も「編集長『秘話』」という立派な本も出してくれているので悪口なんて言いたく亡いけど、今回はあまりにも行き過ぎではないだろうか!

 確かに鳩山さんは記事に書かれている通りかもしれないが、やっと政権が民主党に変わってこれからというときによってたかって、小沢さん、鳩山さんの悪口をマスコミがいうのはいかがなものか。

 まだ始まったばかり、1年や2年、様子を見なければどうなるものではない。こんな悪口ばかりを書いていないで、もっと日本が景気が良くなる話、前向きに日本人が元気になるような話を載せてほしい。

 今まで毎号、「週刊文春」と「週刊新潮」を購入してきたが、もう、買うのはやめようとさえ思う。

 ついでに朝日新聞の批判もやめてほしい。どこだってみんな苦しい。。リストラしたり、ボーナスを削ったり、部数が落ちているのだから仕方がないではないか。「文藝春秋」だって広告は入らないし、部数が落ちているのは同じことではないか。

 それに連載物が長く続きすぎる。林真理子さんの「夜ふけのなわとび」なんか1162回も続いている。

 小林信彦さんの「本音を申せば」も598回だ。椎名誠さんの「風まかせ赤マント」も980回。中村うさぎさんの「さすらいの女王」も580回。

 人気のある読物かもしれないが、もっと新人を発掘して登場させてもらいたいものだ。

 阿川佐和子さんの「この人に会いたい」も822回だ。長く続けばいいというものではない。聞き手もどんどん変えてほしい。

 鳩山さん、小沢さんにもっと頑張ってもらいたいと思っているときに「屁のような」とは何事だ。なんとしても参院選に民主党を勝利させなければと僕は考えている。

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2010年4月 9日 (金)

ポルノ時代の旗手だった!

 『薔薇族』を復刊したのは、昭和46年(1971年)7月に出した9月号だ。その創刊号を見て「週刊文春」が取材してくれた。

 昭和46年8月30日発行の「週刊文春」8月30日号・特価90円とある雑誌を見つけ出した。その時代、週刊誌で流行していた「ワイド特集」というやつで、11ページもの大特集である。

 「ワイド特集・ポルノ時代の旗手たち」という大見出しがついて、旗手に選ばれた7人の中のひとりに僕が入っている。

 この時代はマスコミの世界でも、まだ同性愛はタブーとされていたし、3大紙にも同性愛の記事は見当たらなかった。

 僕に付けられたタイトルは「③ホモでない男が創刊したホモ雑誌・『薔薇族』は世の中をよくするためにある?」とある。

 マスコミにとって、ホモでない男がホモの雑誌を創刊したことに興味を抱いたのだろう。

 まず記事の書き出しには、こんなことが書いてある。先妻の舞踏家、伊藤ミカが事故死を遂げて話題になった翌年の事だから「週刊文春」も記事にしてくれていたから、そこから始まる。

 「記憶の良い読者ならば『金粉ダンサー』として名を売った女流前衛舞踏家を思い出して頂けるだろう。」

 ミカは「皮膚という衣装を着けて踊っている」と言っていた人だ。金粉を身体にぬったら、皮膚は見えなくなってしまう。

 暗黒舞踏派と言われた土方巽さんのお弟子さんたちが、キャバレーなどでアルバイトとして踊っていたときに金粉ショウをやっていたのを記者はカンチガイしたのだろう。

 親父にまでインタビューしている。

 「文芸書の出版を願って、息子の名前を文学とつけたんですがねえ」と肩を落とす感じ。「ホモの雑誌なんて売れますかねえ。問い合わせはずいぶん来るようになりましたけど・・・。この間も60歳ぐらいのおじいさんが来て、このわたしに、あなたもホモですか?って聞くんですよ。参りましたなあ。」と苦笑する。

 ホモの専門家は、この雑誌をどうみるか?

 オカマのとうごうけん氏。

 「ホモセクシャルかて人間のすることや。それを社会が差別して見とるだけですねん。ホモの人たちは私を応援してくれた数の10倍も20倍もいますねんで。(参院選に出馬して落選)ですから、こういう雑誌が出て差別がなくなる方向にいけばええことですわ」と好意的だ。

 大阪で「同好」を出していた毛利清一氏は無視するかまえ。

 「ホモ道が商売道具になるようじゃ地に落ちたね。おおっぴらにすれば世間の物笑いのタネになるだけですよ」

 この方は確か、医者でもあったと思うけれど、評論家・奈良林祥さんもコメントしているが、当時の医者の考えも、この程度だった。

 記者の「この雑誌の売れ行きは、ホモ族の数が増えるかどうかにかかっているのだが、その点はどうか」の質問にこう答えている。

 「増える傾向にありますね。母親のする仕事が減って過保護児が増えているからです。彼らは精神的乳離れができず、未知の世界である異性を感じるようになれないのですよ。
 日本ではこれからだけど、外国には多いんです」(後略)

 いつの時代にも同性愛者は同じようにいたのだけど、表に出なかっただけのことだ。「売らんとすれば〝悪書〟たらざるを得ず、〝良書〟たらんとすれば、経営成立たず・・・。『薔薇族』の道はイバラの道か。」と記事の最後を締めくくっている。

 確かにその後、4回も発禁をくらい、始末書も20数回とられたのだから、イバラの道が続いたということだ。

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2010年4月 6日 (火)

少年愛者の孤塁を守り通した「稲垣征次展・金閣寺」を見に行こう!

 稲垣征次君という少年愛者の男を、僕はかばい続けて、他のスタッフがやめさせろというのを、廃刊に追い込まれるまで『薔薇族』にいてもらった。

 稲垣君が『薔薇族』に登場するようになったのは、そんなに初期の頃からではない。1983年5月号・NO124からだ。「金色の少年」と題して、3枚の作品がグラビアページを飾ったのが最初だった。

 それからの稲垣征次作品は鉛筆画だ。1枚の絵を仕上げるのに、どれだけの時間をかけているのだろう。

 しなやかで不思議な魅力を持つ少年像は、独特なものと言えよう。

 会場となる渋谷パルコの筋向かいのビルの地下1階にある画廊「マリアの心臓」は、人形屋佐吉さんのコレクションを並べていて、扉を開けると眼の前に不思議な光景が飛び込んでくる。

 僕のブログを見てくれている人には、ぜひ見てもらいたい。稲垣君はずっと少年の絵を書き続けていて、これを売って生活している。お金に余裕のある方は、ぜひ購入してあげてほしいものだ。

 4月9日(金)から18日(日)まで。入場料1000円。初日の9日午後1時頃、稲垣君も会場にいるそうなので、僕も顔を出します。


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2010年4月 2日 (金)

墓からあばいてしまったような

 100数十年前、書物をこよなく愛する人たちが、所有している本の見返しに貼って、所有をあきらかにしたものだ。

 ラテン語で「EX LIBRIS」といい「誰それの蔵書」という意味だ。ヨーロッパでは、ほとんどが銅版画で刷られている。

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 500年ぐらい前、貴族が所有する本は、羊の皮に書かれたものだったが、ドイツを中心に印刷技術が発達して、紙に刷れるようになってきた。

 蔵書の数も増えてきたために、その所有をはっきりさせる必要があり、最初は貴族の紋章を印刷して本に貼った。

 それが19世紀の終わり頃から20世紀の初頭にかけて絵に変わってきた。お金持ちが版画家に頼んで、自分の好みの絵を書いてもらって本の見返しに貼ったものだ。

 犬や猫の好きな人は犬猫の絵。女の好きな男は女性の絵。もちろん男の好きな男は男の絵を書いてもらった。

 これは人に見せるものではなく、自分だけのものだからエッチな絵柄も多く残っている。これらの銅版画は本の見返しに貼ってあったものだが、当時ののりは今ののりと違って、ちょっと水に浸せば、すぐに剥がれてしまう。それらがドイツのオークションで売りに出されるのだ。

 100年以上前にだって、今と同じようにゲイの人はいたに違いない。ひそかに自分が大切にしている本に貼って楽しんでいたのだろう。それがはるばると海を渡って、日本のインターネットで紹介されるなんて思いもしていなかっただろう。

 果たしてその持ち主は、どんな思いを持つだろうか。1920年と年号が入っているものもある。墓から掘り出してあばいてしまったようなへんな気分がしている。

 
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