わが家のすぐそばで、内藤ルネ展が!
わが家から歩いて、3、4分の所にあるギャラリーで『薔薇族』の大恩人、内藤ルネさんの「内藤ルネ・KAWAII・原展=カワイイはルネから始まった」が開かれるなんてびっくり。
生まれたから78年も住んでいる同じ町に、「下北沢・GAOh!」なんてギャラリーがあることをしらなかった。案内状が送られてきてから探し当てて、その存在を知ったという訳だ。
下北沢の南口の狭い道路の商店街を3、4分歩いてくると庚申塚がある。そこを右に曲がると小田急の踏切にぶつかる。その手前の左側のビルの1階と2階が「GAOh!」である。
この道は環七に抜ける道なので、車は多く通るが、お店も少なく人通りは少ない。僕は毎日のように下北沢の町を散歩するが、この横町はほとんど通らない。
1階がかわいいグッズが並べられていて、地下がギャラリーになっている。聞く所によると、昨年の秋にオープンしたそうだ。
下北沢の商店街の家賃はベラボーに高い。ほとんどが大手のチェーン店だ。個人商店は次から次へとシャッターを下ろし、また別の店が入ってくる。
裏通りになると、シャッターを下ろしたままの店が目につく。南口の商店街は平日でもかなりの人が歩いているが、お金を持たない若者ばかりで裕福そうなお年寄りは少ない。
文化人が多く住んでいると言われる町だが、画廊も潰れてしまい、高級なお店もない。こんな町にギャラリーを出店するオーナーってどんな人なのだろうか。
お金持ちのお道楽としか思えないが、文化の不毛の町にシャレたギャラリーをオープンさせてくれたことは、この町に住むものにとってはありがたいことだ。「GAOh!」をなんとしても長続きさせたい。
僕の身体をいつも気遣ってくれ心配して手紙をくれたルネさん。そのルネさんがお先にあの世に旅立ってしまうなんて。
僕もこのルネ展を成功してもらいたいと1974年4月に、我が第二書房の社屋が落成したときに、ルネさんが赤い薔薇の絵を書いてくれて作った記念のマグカップ。もう2個しか残っていない貴重なものだが、お貸しして展示する。
他にも『薔薇族』が創刊された初期の頃、ルネさんは「佐原サム」というペンネームで挿絵を描いてくれていた。その原画も探し出したので、これも並べたい。
表紙に使った原画も数点をお見せする。会期が1ヶ月もあるので、ぜひ、足を運んでもらいたいものだ。電話をかけてくれれば、わが家にいるようだったら出向くので、おしゃべりしたい。
入場料は無料だから、ルネさんのファンが作った数々のかわいいグッズが売られているので、ぜひ購入してもらいたいものだ。
これからもいろんな企画展を催すと思うので応援してあげて下さい。
☆帰りに駒大の後輩が経営している、タウンホール前の「古書ビビビ」にも立ち寄ってほしい。『薔薇族』コーナーもあります。
★『薔薇族』の注文の方法は、郵便局で千円の定額小為替を作ってもらってお送りください。〒155-0032 東京都世田谷区代沢2-28-4-206 伊藤文学
★新しく『薔薇族』を置いてくれる古本店・「ビビビ」が下北沢にあります。〒155-0031 東京都世田谷区北沢1-45-15 スズナリ横丁1F・北沢タウンホールの筋向いです。読者好みの古書が沢山置いてあります。電話03-3467-0085です。
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