同性愛を違法としているアフリカ諸国
僕は、「朝日新聞」「毎日新聞」「東京新聞」の3紙を購読しているが、5月25日、26日と3紙とも社説で「児童ポルノ」の問題を取り上げていた。
3紙とも言わんとすることは同じだ。
「毎日新聞」はこう書いている。
「児童ポルノの写真や動画がインターネットで簡単に観られる。ネットに流されると回収不能になり、被写体になった子どもにとっては自分のわいせつ画像が永続的にさらされる。
児童ポルノがはんらんすることで、子どもへの性犯罪を誘発する恐れも指摘されている。
09年にネットを使った児童ポルノ事件の摘発は、507件で前年の約2倍となったが、違法サイトは絶えず発生しており、追いつけないのが実状だ。(後略)」
これだけ3紙が社説で取り上げ問題になるということは、全世界で児童ポルノを観ようとする人たちが数多く存在するという証拠と言えよう。
5月25日の「毎日新聞」朝刊に、「アフリカ諸国 強まる同性愛敵視」という見出しで記事が載っている。
「アフリカ各国で最近、同性愛者への敵視や〝締め付け〟風潮が強まっている。アフリカ南部マラウイの裁判所は、婚約の儀式を行った同性愛者カップルに今月、〝同性愛は不自然な行為でわいせつ罪にあたる〟として、懲役14年の有罪判決を言い渡した。こうした風潮に、アフリカ内外から非難の声が上がっている。(後略)」
アフリカ53カ国のうち、少なくとも37カ国が同性愛を違法としているそうだ。
同性愛者は、世界中のどこの国でも、同じ比率で存在している。少年愛者、少女愛者も同じことだ。
少年愛者、少女愛者がどのくらいの比率で存在しているかは、その数を調べることは誰にもできないが、これだけ「児童ポルノ」の問題が騒がれていても、見ようとしている人がいるということだ。
どんなに「児童ポルノ」を法律を作って規制し、ネットから抹殺したとしても、どんなことをしても見たいと思っている人たちをなくすことはできない。
少年が好き、少女が好きということは趣味でそうなった訳ではない。ほとんどの人たちがなりたくてなったのではなく、本能だということだ。
この問題は、長い間、『薔薇族』を出し続けてきての一番の難問だ。規制する法律を作ることも大事だが、頭のいい人たちが少年愛者、少女愛者が、どのようにしたら法を犯さないで生きて行けるかを考えてほしい。
児童ポルノを所持しているだけで、暗い所に入るなんていうことがないようにしたいものだ。
ジンバブエのムガベ大統領は、「同性愛は西洋から持ち込まれた」と発言したこともあるそうだが、こんな国でサッカーのワールドカップが開催され、世界中からサポーターが訪れて大丈夫なのかと心配になってくる。
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