人との出会いって、不思議なものだ!
待ちに待ったイギリスのゲイ雑誌『OUT THERE』(アウト・ゼア)の創刊号が送られてきた。
誌名を訳すと、「そこを出よう」とか、「やろうぜ」という意味だそうで偶然だが山川純一君の名セリヅ「やらないか!」に通じるものがある。
かつてのゲイ雑誌と全く違ったものになるに違いないと想像していたが期待通りの内容になっている。
1年に2度発行で、全ページオールカラー、200ページ、価格は10ユーロで、編集長とデザイナーと営業の3人だけで制作したそうだ。刷り部数は不明である。
内容は、世界のゲイ・カルチャー、ゲイ・アーティストのインタビュー記事、アート、そして旅行などを紹介していて、ポルノ雑誌という感じは全くしないが、写真はかえってセクシーさを読者に与えるのでは。
竜超君のサロン、「NOHOHON 高円寺」(現在のノハラ セイサクショ)で出会った写真家のEKI MORI君、アメリカに留学していたこともあり英語は堪能だ。
そのMORI君が、僕を取材してくれて写真を撮り、英訳してインタビュー記事をイギリスに送ってくれた。
別扱いでMORI君の写真も載っているが、『薔薇族』と僕に関する記事を6ページも掲載してくれている。
20代の頃の親父とのツウショット写真、スクーターに乗っていた頃の若き日の写真、アメリカのサンフランシスコでのゲイ・パレードに女房と一緒に参加して知事さんと撮った写真など、珍しい写真も載せてくれている。
1ページを使っての僕の写真、頭がハゲているせいか、かすんでハレーションを起こしているのは年のせいというものの現実は悲しい。着ている背広は700円均一の古着屋で買ったものだが、なんとなく英国製に見えるではないか。
「FAIRY GODFATHER」とタイトルを付けてくれたが、果たしてふさわしいと言えるかどうか?
MORI君、『薔薇族』の創刊から今日に至るまでを事細かに書いてくれているようだ。果たしてイギリス人の目にどのように映るだろうか。メールの番号まで書いていてくれているので、どんな反響があるのか、楽しみである。
人との出会いって不思議なものだ。竜君のサロンで出会った写真家のMORI君、その人のお陰でイギリスのゲイ雑誌に紹介されるなんて。これからまた、どんな出会いがあるのだろうか。
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