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2010年7月14日 (水)

いろいろな想い出を残して

 新潟県弥彦村の廃墟になってしまった「ロマンの泉美術館」のポストに、車の中で走り書きしたのだろう。エステのチラシの裏に書いてあった。

 美術館のオープンは、様々なマスコミが取り上げてくれたので知らせることは楽だった。ところが閉館したことを知らせることは難しい。

 地元の有力紙「新潟日報」が文化欄に記事を書かせてくれたが、一部の人にしか知らせることはできない。

 多くのガイドブックにも紹介されているので、弥彦は弥彦神社、弥彦山がある観光地でもあるので、全国から訪れてくる人も多い。

 玄関先に閉館を知らせる貼り紙を書いてはあるのだが、閉館を知らずに訪れているお客さんも多いようで心は痛むのだが、どうすることもできない。

 「長いこと来れなくて、久しぶりに娘の運転で訪れたところ、閉館の貼り紙を見て驚きと寂しさで、何とも言えない気持ちです。
 周りを見渡せば、いつもの田園風景なのに、閉館したなんて信じたくありません。母が岩室温泉病院に入院中、父と一緒に訪れては落ち着いた気持ちになって帰宅することができたのです。
 『エクスリブリス』(蔵書票)というものの存在を知ったのも、ロマンの泉美術館でした。父は『エクスブリス』を自分で制作しようと挑戦していました。
 父や母との想い出が、またひとつなくなりました。車内にあった紙で失礼します。健康にご留意下さい。本当にありがとうございました。                      新潟市・K・K」

 多くの人たちに、いろいろな想い出を残した美術館。歌手のクミコさん、秋元順子さんを招いてのイベント。新潟市から長岡市から、周辺の街々から多くの人たちが着飾って参加してくれた。

 なりやまない感動の拍手が、まだ耳のそこに残っている。それにしても建物って人が使っていないと。こんなにも惨めな姿になってしまうのだろうか。やるせない哀れな気持ちになってしまう。

 このままこの建物を朽ち果てさせてしまうのは、なんとしてももったいない。何かに使えないものだろうか。

 中国のお金持ちが買ってくれればいいのだろうが。新潟は落ちる所まで落ちている。買ってくれる人が現れるとは思えない。

 弥彦温泉も、何軒も閉館したホテルがあるそうだ。平日など弥彦神社の参道に人影がない。弥彦だけでなく日本全体をおおっている、何とも言えない閉塞感を打ち破れないものだろうか。

Photo

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コメント

お疲れ様です。前に一度お便りした者です。そのせつはお返事ありがとうございました。

ロマンの泉美術館が閉館していることを周知したいと思い、つい3日ほど前にWikipediaというサイトに記事を載せました。(微力で恐縮ですが…)

またお便りいたします。くれぐれもご自愛下さい。

投稿: Jandals | 2010年7月16日 (金) 02時03分

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