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2010年10月14日 (木)

薔薇ひとすじの人生

 関西に住む『薔薇族』の古い読者の方で、薔薇を栽培し、薔薇を生花の素材として使っている方がいる。

 薔薇一筋の人生で、Oさんのことをうらやましい限りだという手紙を送ったら、こんな手紙が返ってきた。Photo

 「小生のことを薔薇一筋でうらやましい人生だとおっしゃいますが、正直言って他に何も取り柄がないので、薔薇にすがりつくより方法がなかったのです。
 それが私の人生でした。だただ、それだけのことです。しかも、その薔薇作りたるや、下手の横好きの域を出ないのが、その実状で恥ずかしいものです。
 たっだ、それを生花にすることについては、日頃、その生態を目の当たりにすることができたので、他の華道人とは、また違った美の捉え方ができたのかもしれません。
 薔薇を生花に使う部外者には簡単に思われるかもしれませんが、『薔薇を生ける』ということと、『薔薇を使った生花を製作』するというのは全く別のことなのです。
 普通、薔薇をもって生花を製作するなど、一般の生花人は思いつかないのでは。第一、薔薇と聞いて花屋の店頭にある薔薇しか思い浮かばない人にとって、薔薇ほど扱いに困る素材はないのです。箸にも棒にもかからない、それが生花としての薔薇の位置なのです。そして、花屋にあふれる数に反して、主要な花材として取り上げられることのなかったのが薔薇だったのです。
 数年前、大阪で開かれた『世界バラ会議』の際にも、百点ばかりの薔薇を使った生花の作品が展示されましたが、会場に入って見渡したとたん、『こりゃ、駄目だ!』と思いました。
 立派そうに見える作品ばかりでしたが、一目見た時に『薔薇が表現された』ものとはいえない、そんな作品ばかりで想像していた通りのものでした。一作品ごとに立ち止まるでもなく、単に薔薇を使った作品群であることが判りました」
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 この関西に住むOさん、謙遜されていますが、薔薇の生花に関しては権威で、各地で薔薇の生花について講演もされているようだ。

 確かに薔薇の花って、ちょっと花瓶にさすには適しているが、生花の素材としては日本の建物の中には向かないのかもしれない。

 Oさん、古いタンスの引き出しの中に薔薇を生けたり、古い障子を使ったり工夫をされている。

 薔薇をこよなく愛する人は、ゲイの人だということをOさんの生花を見ていると感じさせる。おひとりで住んでおられるようだが幸せな方ではないか。

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