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2010年12月20日 (月)

ホモだということが家族にバレたからって...

 1970年代には、こんなことがあったということを知ってほしい。もう今の時代、世の中が変わって、こんな馬鹿なことはもうないということを、僕は信じているけれど。

 「家族にホモだということを知られて悩む僕」と題して寄せられた投稿は深刻だ。

 「僕は家族にホモだということがバレてしまった青年です。家族と親族会議にかけられ、強制的に田舎に連れ戻されてしまいました。
 なぜ、バレてしまったかというと、自分の愚かさからでした。昨年、大学を卒業して一流会社に入り、半年間、働いていたのですが、お付き合いした中年の人が、自分の会社に来ないかと言ってくれた言葉を信じて会社を辞めてしまったのです。
 それからはまったく相手にしてくれず、毎日その人からの電話を1カ月半、待ち続けていました。結局騙されたとわかり、家族にも内緒にしていたのが会社にいないということが見つけられてしまいました。
 それが身辺調査をされ、僕がホモだということを知られてしまったのです。兄たちの冷たい目、相手にされなくなっている日々が続いています。
 今は親戚の家にいて、商売の手伝いをしていますが、都会に行くことは「良い就職があればいい」と父は言ってくれます。
 自分でもまだ都会に未練がありますが、また騙されるのではないかと、心のすみに浮き上がってくるのです。
 僕はまだ23歳、人生をやり直すことはできます。今はただ田舎で時が来るのをいつまでも待つつもりです。
 家族たちの『精神病院へ入れろ!』『ゲイボーイになるのか』と言われた時の辛さは何とも言えないものでした。
 『薔薇族』を読んでいる読者の皆さん、僕のような人間は自分だけでいいのです。中年の男の言葉の巧みさに軽率に動いたりはしないでください。中年の人は若者がこわいと思うかもしれないけれど、若者も中年がこわいのです。
 僕は今、世間の冷たい視線に気がめいっています。でも、この時を頑張れば良い就職も見つかり、明るさのなくなった心も晴れてくるでしょう。(福井県・I)」

 この時代、こんな話はいくらでもあったのでは。美輪明宏さんが、『薔薇族』が200号に達したとKに「自殺した友よ、いま一緒に乾杯しよう」という一文を寄せてくれたことがあった。

 「彼は戦後には珍しく広い庭のある邸に住む、由緒ある家柄の一人息子であった。清らかで優しく、おとなしい善良な人柄であった。
 ある日、彼がホモであることが家人にバレ、親族会議にかけられて恥をかかされて首を吊って自殺したのである。鼻水も糞尿も垂れ流して、便所の梁にぶら下がっていた、その人の姿を見て私は誓った。『この人の死を決して無駄にしてはならない』と。そして、私は親族たちに向かって叫んだ。
 『人殺し!あなたたちが殺したんだ!死ぬまで後悔するがいい!私はあなたたちを死ぬまで呪ってやる!絶対に許さない!人殺し!』
 この思い出は、今まで誰にも話さなかった。私にとって、あまりにも辛い思い出だからである」

 美輪さんの文章の全文を皆に読んでもらいたいものだ。福井県のI君、美輪さんの友人のように自殺しなかっただけでもよかった。

 もう、このようなことのない時代にしたいものだ。ホモだということがバレたって堂々と胸を張って生きてもらいたいものだ。

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コメント

いつか、皆が、普通に過ごせる時が来ればよいですね。偏見や差別化なく。

投稿: 九条院伊織 | 2010年12月20日 (月) 15時47分

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