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2011年3月13日 (日)

昔のゲイは辛抱強かった!!

 地方に生まれ住んでいれば、女性と結婚しないわけにはいかなかった。どんなに苦しい思いをして耐え、しのんできたのか、この手記を読むと涙が込み上げてくる思いがする。

 山形県に住む28歳のゲイの男性、彼の人生は幸せだったのだろうか。「必死に妻を愛す」というタイトル。見合いで巡り会った女性も素晴らしい女性だったのでは。32年も前の話だ。

 「私が自分の忌わしい性に気がついたのは、中学の時だろうか。自分の愛すべき対象が女ではなく、男であることに私は一人悩んだ。
 ものの本に青春の一時期、同性を愛することがあるが、これはほんの過渡的なもので、時が来れば自然と異性愛に目覚めるものであると書かれているのを見て、いくらか救われた気持ちであった。私もいつかは女を愛せるようになると。
 しかし、高校生になって、私の心の中では、いっそう男を求める気持ちが強くなったのを感じたとき、私はがくぜんとした。
 ーー私は女を愛せない、結婚できない、あたたかい家庭を持てない、子供もできない。神は私に天涯孤独でいろというのか...。
 私はこれまで3回見合いをした。相手の女性から嫌われるようなことばかりしたにもかかわらず、不思議なことに3人とも私との結婚を望んだ。
 3人目の女性を母が選んだ。私は自分の結婚相手すら選ぶ資格のない男である。私たちは結婚することになった。私が25歳、妻が23歳の時だ。
 これで私も普通の男になろう。こう決意した私は、これから起こるかもしれない恐ろしい展開を考えて、不安におののくのだった。
目前に迫った結婚を前にして、私は眠れない日々が続いた。
 結婚式が終わって新婚旅行での初夜、私は生まれて初めて女に挑んだ。妻も初めてであった。当然のように私たちは性ができなかった。
 普通の男女でも初めて同士だったら結合できずに初夜を終えることが多いそうだ。私の場合は、初めてということに加えて、女を愛せないという意識がある。
 そんな私が上手に妻を喜ばせることができるわけがない。
 『ごめん、やっぱりできない』
 がっくり肩を落として屈辱に耐えている私に妻は言った。
 『できなくてもいいの、最初からうまくいかなくてもいいの。こういうことは何年も、何十年もかかってふたりで作り出すものよ。ねえ、夫婦ってそんなものでしょう』
 最初がダメでも、これからふたりして力を合わせ手やっていけば、必ずなんとかなるーー妻はこう言うのだった。
 私は嬉しかった。この一言が、絶望のどん底にいた私を救ってくれた。そして、このとき、生まれて初めて女を愛する感情を自分の心の中に見た。
 突然、ムラムラとしたものが私を襲い、私は夢中で妻を抱いていた。妻よ、ありがとう!
 私はこれからの自分の一生を、お前を愛するために使うよ。私は心の中でそう誓った。私たちはその夜、初めて結ばれた」

 彼には女性を見る目はなかったけれど、母親が、嫁として、やさしくて、そして意志の強い女性だということを見抜いていたのだろう。

 女性のアソコがどうなっているのか、全く知らない読者もいたし、どれだけ女性とうまく性ができるかを具体的な話をして、相談にのったことを思い出す。

 この話は、これからも続く...。
 
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コメント

これ面白いから見てください!!
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投稿: grape | 2011年4月 2日 (土) 15時36分

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