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2011年3月22日 (火)

昔の人は辛抱強かった!

 今の世の中、男も女も結婚しないで、一人で生活している人がたくさんいる。ゲイだから女性と結婚しない、レズだから男性とは結婚しないというだけの理由ではない。いろんな事情で、一人で生活している人が増えてしまった。

 30歳、40歳を過ぎているから、ゲイではないか、なんて言われた時代は昔の話になってしまった。

 30数年前も前の話だ。その頃の『薔薇族』の読者は、女性との結婚は、どうしても通らなければならない関所のようなもので、どんなに悩んだことか。その頃の話だが、小学校の若い教師の話は深刻だ。

 「大学を出て教師になった。何を隠そう、私は小学校の教師。そして、私の同性愛は少年愛というジャンル。学校生活は楽しかった。少年愛の若い青年教師が少年たちに囲まれて毎日を過ごす。それは本当に薔薇色の天国であった。
 この世界を知っていたらば、次々と少年たちを犯したろう。けれど私は何も知らなかったから、積極的にセックスなんて求めなかった。相撲をとったり、抱き合ったり、さわりっこしたり、中学生同士が遊ぶのと変わりはなかったのである。それで良かったのだ。
 ある年齢がきて、親に勧められて、なんとなく女性と結婚してしまったが、それほど悩みはしなかった。本当に無知だったから。
 そして、初夜。結婚したからには男と女がするようなことをしなければならないのだろう(いくらかはそういう知識はあった)と思い、女に抱きついていた。
 女も初めてであった。けれども私のものは全然エレクトしなかった。それどころか、逆に縮こまってしまって、その上、女の鼻息が首の方にかかるのが気持ち悪く、暗い部屋で何か蛇にからまれているような、熊に抱きつかれているような、たまらない嫌悪感を抱いた。
 身震いしそうで、ジンマシンでも出そうな、イヤな感じに襲われたのである。あの男の子と抱き合ってじゃれあう時の快感、いつの間にか、みんな性器を硬くして、さわりっこしたり、大きいとか、小さいとか遊び回った快感とは似つかないイヤな感じ。
 日が過ぎた。夜が来るのが恐かった。夜が来るのがイヤでたまらなかった。一緒に寝るのは寝た。そうすることが義務だと思ったから。
 妻も初心だったけれど、毎晩私に挑んでくるようになった。妻の方からキスしたり、抱きついたり、もう私は気持ち悪くて逃げ出したかった。
 とうとう1年間、セックスはできなかった。女にとってこんな不幸なことがあるだろうか。離婚話が持ち上がっても不思議ではない。けれど、私の妻は、離婚話など一度も持ち出さなかった。
 学校の宿直室が待ち遠しかった。一人で寝られる。好きな男の子を呼ぶことができ、抱き合って寝られる。
 ある夜、必死の思いで、一所懸命、一番好きな少年のことを思いながら、妻と結合できたのである。私は泣いた。うれしかったのか、安堵したのか、でも、汚いと思った。
 もう二度としたくないと思った。(中略)
 その後の性生活で子供は2人できたのだ」

 こういう読者から、どれだけ相談を受け、どうしたら性生活が続けられるかということを僕は伝授したものだ。

 この人の場合、女性も初体験だから続いたので、今どきの女性のように何人も男を知っていたら即離婚ということになってしまう。

 この人も義理マンを何十年も続けたというのだから、昔の人は辛抱強かったというしかないだろう。

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