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2011年5月24日 (火)

今年も銀座のキャバレー「白いばら」で!

 いつも後ろを振り向かず前向きに生きてきたつもりだが、最近、続けざまに大事なものを無くしたりしたものだから、ちょっと年のせいかなどと思ったりもしてしまう。

 「今でも青春!」と、次々と新しいものに挑戦してきたつもりだが、耳が遠くなってきたり、今年始めて花粉症だなんて医者に言われて、目薬をもらって付けたりしている。

 昨年、一昨年と本を出すことができて、銀座でただ一軒生き残って頑張っているキャバレー「白いばら」で、出版を祝う会を催すことができた。

 二度の会に出席してくれてスピーチをしてくれた作家の団鬼六さんも、暮れの12月28日に「死んでたまるか」の出版を祝う会を「白いばら」で開いたばかりだというのに亡くなってしまった。団さんと年が同じだということもあって、僕もそろそろかなと少し弱気になったのかもしれない。

 銀座が節電でネオンも暗く、人通りも無くバーなどもつぶれているということを耳にすると、「白いばら」もお客が減っているのではと気になって山崎店長に電話をかけてみた。

 ところが電話に出た山崎店長は、いつものように元気で大声で、「今年もお元気でパーティをお願いします!」と言われてしまった。

 40年以上も続けてきたのだから、今度の震災の自粛ムードも乗り切ることだろう。

 さて、本を出すとなると、この出版不況の中で売れる本を創るのは難しい。出すとしたら全て書き下ろしということになる。

 ずっと考え続けていたのだが、2011年5月13日(金)の朝日新聞の「天声人語」に面白い記事が載っていた。「天声人語」はベテランの記者が執筆しているのだろうから、なるほどと思わせることが多い。

 相撲の話しなのだから、僕が本にしようと思っていることと関係のない話しだが、その出だしのところがヒントになった。

 僕はアンティークのいろんなものをコレクションしてきた。恩人の内藤ルネさんに感化されて、「かわいい!」と思わず口にしてしまうようなものが多い。

 「かわいい!」と女性に言われるようなものばかりを集めて本にしようと思っていた。それでは当たり前過ぎて面白くない。

 「天声人語」の書き出しに、こんないいことが書いてあったのだ。

 「いかついものと可愛いものの取り合わせは醍醐味を醸す。例えば、弁慶が手毬をつき、仁王様が千代紙を折っているような図には、絶妙のちぐはぐ感がある。
 今の世に探すなら、失礼ながらお相撲さんがケータイをいじる図と相成ろうか」と。

 これを読んでビビビときたものがある。かわいいものばかりを並べるのではなく、その中に卑猥なエロス、そして、退廃的なものを織り交ぜる。これで行こうと思い立った。

 混沌としてわけのわからない今の世の中、何が正しいのか、正しくないのかもわからない世の中。

 『薔薇族』を面白い雑誌にしたのは、僕のマジメさと藤田竜君の不良っぽさが入り交じっていたことだろう。

 何かこうした本にしようというものがやっと見えてきた。本を出してくれる出版社の編集長がどう考えているのか判然としないが夏までには原稿をあげよう。

 老眼鏡も度を測り直したものができあがってきたのでよく見える。何としても今年も本を出して「白いばら」で3年連続の出版を祝う会を催して、友人、知人に集まってもらい、楽しんでもらおう。僕がこの世におさらばしての告別式なんて開いてもらいたくない。生きているうちに会えればいいのだから...。

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