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2011年6月30日 (木)

この人の記事を読むために「朝日」を!

 この人の記事を読みたいがために、「朝日新聞」を購読し続けている。もちろん、昭和30年代の後半に、心臓病で33歳で亡くなった妹の紀子(みちこ)と共著で出版した『ぼくどうして涙がでるの』をベスト・セラーにまでしてくれた大恩がある。
 妹が亡くなったとき、社会面のトップ記事で報道してくれたことも忘れることはできない。

 もう10年以上前になるだろうか?
 新宿2丁目を連載した記事を小泉信一さんが「朝日新聞」で始めて、『薔薇族』を紹介してくれた。
 『薔薇族』廃刊の報を小泉さんだけに知らせたが、すぐさま書いてくれた「薔薇族廃刊!」の記事の反響はすさまじかった。

 しかし、世の中の変化は、めまぐるしいぐらいに早く、ネットと携帯電話の普及と進化で、ぼくは絶対にヒットすると信じて、一昨年、『裸の女房=60年代を疾風のごとく駆け抜けた前衛舞踏家・伊藤ミカ』(定価・本体¥2000+税)を彩流社から刊行したが、初版2000部が増刷されることがない。 
 共同通信社が取材してくれて、全国の有力新聞30紙にぼくの写真入りで書評欄を載せてくれて、小泉さんも5段抜きで朝日に記事にしてくれたのに、それが売れないとは・・・・。

 新聞記者は数多くいるけれど、ご自分の著書を出版する人は、意外と少ない。カメラマンも数多くいるが、写真展を開く人は、これまた少ない。
 小泉さんは、すでに『東京下町』(創森社刊)、『お~い、寅さん』(朝日新聞出版刊)などの著書を出されている。
 今回出版された著書は『東京スケッチブック』(創森社刊・定価¥1500+税)だ。
 息子の嫁にアマゾンにネットで注文してもらったら、2日目には届けられたのでびっくり。これでは書店はどうなるのかと、その方を心配している。

Tokyosketch_4

 新聞記者の小泉信一さんだから、もうひと文字付け加えれば、小泉信一郎、だが政治家や財界人は、この本の中には誰ひとり登場してこない。
 序文を読むと、「酒場詩人・吉田類さんとモツ焼き屋を8軒ハシゴした夜もあった。
私を「絶滅危惧記者」と皮肉った先輩もいる。確かにあまり築地の本社には行かない。だが、会社にいようとどこにいようと、新聞記者の基本は書くこと。原稿さえ書ければいい。その原稿が外の世界できちんと評価されればいい、と私は先輩に教わってきた。私の仕事場は雑踏にある。」

 人間って、子供の頃の育った環境に支配されることが多い。小泉さんは川崎市川崎区の商店街だそうだ。
 ぼくは世田谷の下北沢で生まれ育ち、学校も代沢小学校、世田谷学園、駒沢大学と、世田谷から出たこともないし、ひとりで暮らしたこともない、どちらかと言えばお坊ちゃん育ちだ。
 それに人に使われたことは、学生時代に多少アルバイトをしただけで、まったくない。それに酒も、煙草も吸わないから、小泉さんのように赤ちょうちんが下がっているようなところは、一度も入ったことがない。
 それが欠点といえば、欠点としか言いようがない。寺山修司君とも、彼が上京してきて、一番先に会い、下宿先にも行っているのに、酒を飲まないから、その後、深い付き合いをしていない。

 小泉さんの『東京スケッチブック』、売れてほしいとは思うが、年配の人じゃないと面白くないかも。
 出版人として見れば、タイトルがよくないし、帯のキャッチフレーズもドキっとさせない。固い本ばかり出している出版社なので、仕方ないのかも。 


★『薔薇族』の注文の方法は、郵便局で1000円の定額小為替を購入し、下記までお送りください。155-0032 東京都世田谷区代沢3-9-5-202 伊藤文学宛


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