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2011年7月

2011年7月28日 (木)

少年愛は理屈では割りきれない問題だ!

 少年愛の男たちが、どのようにして少年に近付いたかという方法を紹介することが、いいことか悪いことかという問題だが、こうした努力をしているということを知ってもらいたい。

「 2.必要以上に物を与えたり、高価なものを与えないこと。

 少年愛の男たちはとかく少年に物を与えるのが好きだ。私もそうであった。何でもかんでも愛する子にあげたかった。
 以前、中学を卒業する少年に腕時計をプレゼントしたことがあった。心の結びつきがあったから、親からも別に変に思われなかったけれど、後からいけなかったかと、反省したものである。
 それは少年がかえって迷惑すると思うのである。その物がかえって少年の心の負担になるし、親には言えないし、どうしようもないところへ追いやる結果ともなる。だからせいぜい、お菓子を時々与えたり、鉛筆など「もうおじさんのいらなくなった物をあげるんだよ」という調子で気楽に受取るようにしたいものである。

3.相手の少年にも親があり、家族があることを忘れるな。

好きになったらドライブに誘ったり、遊びに来ないかと誘ったり、用を頼んだりしたいものである。
 また前項のように物を与えたりもするけれど、常に相手の少年には親があることを忘れてはいけない。
 逆に親の立場になって考えてみたら、何よりもよく分かると思う。わが家の息子がどこかの中年の男に何かすごく親切にしてもらったり、遊びに連れて行かれたり、時には泊まりに来い、来いとも言うらしい。素直にすんなりとその親切を受けてばかりいてもいいものだろうか。勉強もある。心の揺れ動く少年期の子どもである。悪い遊びも覚えられたら困る。親としての心配は限りなく広がっていく。
 だからまず親に心配をかけないよう、出来たら親とも信頼しあう仲になりたいものである。

4.少年愛者は欲望に耐えられるものである

 相手の心は掴めた。信頼も得た。かと言って一挙にセックスが出来るものではない。やはり子どもなのだ。欲望を抑える「忍耐」が絶対に必要。少年愛者は肉欲よりもむしろ精神的な愛を尊ばねばならない。少なくとも私はそう思っている。
 ホモ小説にはよく最初から感じを出してもだえたり、抱きついてきたり、口の中で舌を強く吸い合ったりするように書かれているけれど、これは絶対にあり得ないことだ。本当に初めてで何にも知らなかった少年ならば、ただ驚いて、年長者のなすままになるばかりである。
 驚きと羞恥心と、でも快感は得られるだろう。男性の性機能を備えているのだから、それでも優しかった、おじさんとこんなことをして、恥ずかしい、お母さんに申し訳ない、お母さんに知られたらどうしようと、少年の心は大きく揺れ動くのである。だからそっと大切に扱って欲しい。」

 このおじさんは妻子もあり、会社でも地位のある人だろう。それでも少年を愛している。自分のことを客観的に見ている人だから、後輩のために、このような少年との付き合い方を書いている。
 少年でも本質的に女性の好きな人は、ある年齢に達すれば、女性を好きになっていく。これは少年愛者には、辛いことでもあり、ほっとすることでもある。(つづく)

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2011年7月27日 (水)

少年愛の男たちの心の傷みを!

少年愛の男たちの心の傷みを!

 少年愛の人って、どんな人で、どんなことを考えているのか、それを知らなければ、少年愛の人たちを理解することはできない。
 もう『薔薇族』は廃刊になってしまっているから、少年愛の人たちのナマの声を聞くことはできない。古い雑誌の読者の投稿から考えてみようと思うが、苦しい思いがじ~んと伝わって来るようだ。

 「私は40を半ば過ぎた中年の少年愛者です。12歳ぐらいの少年の半ズボンの足にうっとりする時もあり、中学生の黒い詰襟の制服に胸が躍ったりもする。いたって平凡な田舎の男だ。世の中には私のような少年愛の人はずいぶん多いと思う。
 ホモの種類を人数別に統計をとったら、どういうことになるか、興味はあるが、少年を美しいと思い、少年に心を寄せる大人が、かなりの割合を占めるのではないだろうか。
 少年愛は対象が子供であるだけに、また問題も多くなる。第一、相手が簡単に得られないこと、うっかりすると大きな社会問題になりかねない。
 また、まだ性の意識が未熟な少年であるから、そのままでおれば、いわゆる正常に成長して、やがて女性に興味を持つようになるであろうものを、少年愛の年長者に目を留められたばかりに、将来の性の方向が普通ではないものになってしまう。
 そういう点から、いつも少年愛の男たちは罪悪感の心を傷めながら、それでもどうすることもできない自分の性向に負けて、またしても少年を追っかける結果になってしまう。
 私の半生も苦しみの連続であった。もう止そう、もうこれでおしまいだと思いながら、どうしても絶ち切ることのできない、この悲しい性・・・・。家庭生活と、社会人としての地位と・・・・。
 そして秘められたこの性、私は時々、もう生きることに疲労を覚えて、現実から逃避したいと何回思ったことか。
 それでも死ぬことなどはとても勇気がなく、また妻子を養う男としての義務感も強く、ずるずると今日に到っている。
 最近、少年愛の男が少年を愛する方法に、行き過ぎがあって、大きな社会問題になったということを耳にした。以前にもそういった犯罪のあったことを記憶している。
 少年愛の人たちのために、私の体験を通して、これだけは気を付けてほしいと思う事もまとめてみようと思う。

1. 心の結びつきを最も大切にせよ

 好きな少年が出来たら、決して焦らないことである。すぐに手を出したらおしまいだ。相手は小学高学年、または中学生だということを忘れてはいけない。何も知らないのである。
 もちろん中学3年生ぐらいになれば、ある程度は知っているものだろうが。私は多くの経験はないけれど、この点だけはうまくやった。
 焦らずゆっくりと、その少年と友だちになることだ。ごく自然に徐々に少年の心を掴んでいくのである。これにはかなりの日数がかかる。日数をかけて段々とお互いに信頼感が湧いてきたら、その心を大切に育てよう。
 用を頼んだり、真心をもって相談にのってやったり、そうしてほんとに人間関係が出来上がったら、遊びに来ないかと誘ってみてもいいのだ。」

 長い文章なので、あと2回ほどに分けて載せていきたい。自分の体験や苦しみを若い人たちに知ってもらいたい。そう思って事細かに書いてくれた人が何人もいた。
 そう考えても少年愛の男たちの心の傷みは、時代が変わっても変わることはないだろう。

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2011年7月26日 (火)

なんでも終わりがある!

 毎日新聞の2011年7月21日の朝刊に「介護のコトバ」(生活とリハビリ研究所代表)と題するコラムがあり、なんと連載の終わりとあった。
 それ以前の三好春樹さんの文章は、まったく読んでいないので、どんなことを書かれていたかは知るよしもない。
 連載のおわりに目がとまったということは何かの因縁かも。タイトルに「ん、がついたら終わり。一番立派な死に方は」とある。
 三好さんという方は、高齢者の介護の仕事をされてこられた方だろう。ぼくも日本人男性の平均寿命と言われる79歳に、いつの間にかなってしまっている。同じくらいの年齢の友人、知人が次から次へと亡くなっていく。
 そんな時に目にとまった、三好さんの文章には、ずっしりと心に感じるものがあった。

 「ん、から始まるコトバは日本語にはない。だから、しりとりでも、最後に「ん」のつくコトバを言うと負けで終わりになる。なんでも終わりがある。この連載も今回で終わりになる。
 老いとは人生の終わりに向かっていくことだ。そこには病気があり、手足の麻痺があり、認知症だってある。介護とはそれに付き合うことだ。(中略)
 私には忘れられない死がある。勤めていた特養ホームで、95歳の女性が亡くなった。老衰だった。通夜の夜が私の宿直だったが、誰も来ない。
 私は親族や社会の冷たさに、一人義憤を感じながら、線香を絶やさぬようにして朝を迎えた。でも私は立派な死に方なのだと。だって誰も悲しませないのだから。
 一番あってはならないのは「名誉の死」なんて言われる死に方である。それは誰かに利用されていると思った方がいい。何より残された家族が悲しむじゃないか。
 老人介護からは人生について多くのことを学んだ。でもそのうちの一番は、私の死の知らせを受けた人たちが「あいつまだ生きていたのか」と驚くような長生きをして終わりたいということである。」

 先日、世田谷区から75歳以上の後期高齢者の健康診断を受診しなさいという書類が送られてきたので、早速かかりつけの医院で検査をしてもらった。お腹まわりに脂肪が付き過ぎているだけで、あとは問題ないということだった。
 お腹まわりが1米を少し越してしまっているので、なるべく野菜を多く食べて、体重を減らそうと努力はしているのだが、なかなか減らない。
 それにしても人に介護されてまで生きていたいとは思わないけれど、こればかりは最後にどんな死に方をするか、分らないのだから、どうしようもない。

 同じ日の朝日新聞の社会面トップに「児童ポルノ愛好者DB化・警視庁・手口・ネットID蓄積」と見出しがあった。
 「(前略)愛好者の多さに驚くと、児童ポルノのDVD販売にかかわった男は記者に言った。ネットオークションで、愛好者にそれとわかる果物の名で出品すると、注文が殺到した。毎月2千万円の売り上げがあった。1枚200円の商品が10万枚売れた計算だ。5分で10枚複製できる機械がフル稼働した。「いま一番売れるのは子供のポルノなんだ。億単位の金を稼げるぞ。」 男を販売に誘い込んだ別の男の言葉に嘘はなかった。」
 編集委員の緒方健二さんは、こう結んでいる。
 自分のコレクションを自慢して見せたり、誰も撮れないようなワイセツな写真をネットに載せる。このような人は、どんなに取り締まってもなくならないし、欲しいと思って買う人もいる。悲しいことだが、なくすことは難しい。
 街の落書きもなくならない。よくもこんな場所に書いたものだと感心させられてしまうが、それが快感であり、自己顕示欲でもあるので、これをなくすのは難しい。
 ほとんどの少年愛の人たちは自制しているのだが、一部の目立つ行為をする人たちのために全体が悪い奴だと思われてしまうのは辛いことだ。

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2011年7月23日 (土)

少年愛についての発言はやめないぞ!

 第二次大戦の折り、独裁者のヒットラーがユダヤの人たちを嫌い、ユダヤ人狩りをして捕え、収容所に入れ、ガスで殺してしまった話を、今の若い人は知らないかもしれない。
 それと同時に同性愛者も同じようにされたことがあった。その話は演劇にもなり、見た記憶があるが、悲惨な話だったという記憶は残っているが、詳しいことは忘れてしまっている。
 少年愛のことは、少年愛の人たちが、自制するしかないのだから、もう少年愛については、ブログに書くのは止そうと思った。しかし、未成年者の裸の写真を持っているだけでも逮捕されてしまうような法律が、成立するかも知れないということになると、ぼくが発言をやめるわけにはいかない。
 ナチスの人たちが、ユダヤの人や、同性愛者をどのような方法であぶり出したのかは分らないが、外見だけ見て分かるはずがないのだから、密告によるものが多かったのではなかろうか。
 少年愛者だって、外見で分かるはずがないが、少年の好きな人は、少年と直に接していられるような職業についていることは間違いない。
 一度、密告されて家宅捜索をされて、少年の写真や、DVDなどがみつけ出されたら、二度と元の仕事に就くことはできなくなる。
 何十万も日本にいるであろう少年愛の人は自分から、このような法律の制定に反対する声をあげられない。
 これは女好きの人が、この法律を制定することに反対の声をあげなければ、一部の国会議員のみで決められてしまう恐れがある。
 民主党の小宮山洋子さんに、この問題について質問したことがあったが、彼女の考えはネット上などに載せられている未成年者の写真などが、世界中にはびこってしまい、その未成年者が一生、心の傷を消せず、持ち続けるだろうから、大きな人権侵害問題だということだ。
 ネット上に載ってしまった未成年者の写真、ネットなんて見なければいい。それに大人になってしまえば顔形なども変ってしまい、本人が見たって分らなくなってしまう。
 ぼくは自分がネットなんて見ないし、携帯電話も持っていないから、どんな悪口を書かれたって、見ないのだから、まったく気にすることはない。
 はっきり言えば、どんなに法律を作ったって、少年、少女の好きな人は、どんな手段を使ったって、少年、少女に近付くだろう。
 一時、アメリカの牧師さんが、少年、少女にいかがわしい行為をしたということが、大きな社会問題になり、ローマ法王も心配されたことがあった。このようなことはなくなることは絶対にない。
 とにかく何度も言うように、少年、少女が好きだということは、本人の趣味でそうなったのではなく、持って生まれたもので、死ぬまで治らないということだ。
 このような問題は、法律で厳しく規制するのではなく、ある程度で甘くしておくべきだと、ぼくは『薔薇族』を出し続けてきた体験から言えることで、厳しくすれば、かえって犯罪が増えるのでは。
 同性愛者をことさらに、異常だ、変態だという人っていうのは、心の奥底に同性愛者の素質を持っている人だとぼくは思う。女好きの人間であれば、ことさらに毛嫌いすることはないからだ。
 国会でそのような法律を作ろうとしている人たちが、どんな人間なのか、その人たちの心の奥底にまで踏み込んで、見極める必要があるのでは。
 人間って、外見でしかその人を見ないから、よく観察してほしいものだ。

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2011年7月19日 (火)

竜 超2代目『薔薇族』編集長の創刊号が!!

 2011年の7月から、今まで見なれてきたテレビのアナログ放送が、新しいテレビを買いかえなければ見れなくなってしまう。
 顧みれば、ぼくが日本最初の同性愛の専門誌として創刊し、取次店(本の問屋)8社から全国の書店に置いてもらえるようになったのも、1971年の7月だった。
 創刊号からぼくは一貫して、「同性愛は異常でも変態でもないのだから、堂々と陽の当たるところを胸を張って歩こう」と言い続けてきた。
 それから40年という年月が、あっという間に過ぎ去ってしまったとは。携帯電話もネットも触ったことがない人間にとって、この7月は丁度、編集長の辞め時かもしれない。

 Homotec_2 1997年(今から14年前)に光文社文庫の唐沢俊一さん著『トンデモ美少年の世界』という本に、ぼくの出版物のことを紹介してくれている。
 他人さまの本を読まないぼくはまったく知らなかったが、かなり後になって誰かが教えてくれた。
 「第二書房といえば、かの『薔薇族』を出している出版社だ。発行人の伊藤文学氏は、自身はヘテロ人間でありながら、ホモであることに悩む人々の苦悩を救うために『薔薇族』を創刊したという人で、この『ホモ テクニック』は、そういう伊藤氏の理念のもとに、同性愛の存在と歴史を考察し、かつ、フィジカルな面においても、ハッキリと、「男性が男性を愛するにはどうしたらいいか」について考察した、画期的な本なのである。地下出版としてならともかく、一般書籍としてこういう本を出したということの革新性と勇気は、いくら称賛しても称賛しきれるものではない。(後略)」
 ぼくの仕事を評価してくれていることに感激したものだ。昭和43年に『ホモ テクニック』なんていうずばりの書名で出版できたのは、ぼくひとりが決断すればできたからで、社員がいて会議なんて開いていたら実現できるわけがない。
 『薔薇族』の創刊も、ぼくひとりで決断したことだ。幸いに間宮 浩さん、藤田 竜さんという才人に出会えたことが、ぼくの運の強さだったのかも知れない。

 竜 超君に2代目『薔薇族』編集長をまかせたのも、誰にも相談せずに決めたことだ。
 彼との最初の出会いは、彼のブログに『薔薇族』のことを書いてくれたのをかなり時間が経ってから、誰かが紙焼きにして送ってくれて読んだのが最初だった。
 彼は若いし、ワープロを打ち、編集して印刷所に送ることができる。もう彼にまかせるしかない。
 『薔薇族』の読者に向けての著書も10冊を超える。伝えることはすべて言いつくしているから、彼に2代目をまかせることに、なんの後悔もない。彼は充分に2代目を継げる人だと確信しているからだ。

 昨日、2011年7月15日、彼ひとりの考えで作った『薔薇族』を暑い中を汗びっしょりになって届けてくれた。
 これは総理大臣の施政方針演説みたいなもので、これからどんな内容の雑誌を出していくかという彼の考えを述べたものだ。だから1号目は誰かに寄稿してもらうことなく、すべて彼ひとりで書いたものだ。
 ぼくがブログに書けなかった、ぼくの良き相棒だった、藤田 竜さんのことを正く評価してくれている。これはありがたかった。
 一番のこれからの問題の「少年愛者」のこと。高齢同性愛者がどのように幸せを見付け出していくか。才人、竜 超君はちゃんと考えているから、楽しみだ。

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◆竜 超さんのブログ「竜超の超竜」


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2011年7月17日 (日)

警視庁風紀係は紳士的だった!

 発売禁止になったのは、『薔薇族』のNo.27・昭和50年の2月号と4月号だ。創刊して4年目になった頃のものだ。
 警視庁の風紀係に指摘された、体験告白記「野郎はいいぜ」、作者は岩田大造(もちろんペンネームだ)、イラストは愛川清三とある。
 8頁のうち、2頁はイラストが入っている。38年も前に書かれたものだから、今、読んだら発売禁止になるほどのことはないだろうと読み出したら、その描写はナマナマしい。
 すごいところを抜き書きしようかと思ったが、ちょっとこれはひどすぎる。これは発禁になってもやむを得ないと思われるほどだ。
 もうひとつの作品は、新連載・奇想天外小説「男色西遊記」で、作者は嵐万作さん。イラストはペンネームで、陳湖大なんて、ふざけた名前をつけているが、これは亡くなった藤田竜さんが書いたもので、竜さんは遊び心のある人だった。題字は、ぼくの女房・久美子が筆で書いたもので、なかなかの出来ばえだ。
 33頁も使って載せていて、この作品は千枚を超す大作で、もう全部出来あがっていたが、確か、作者の嵐万作さんに返却してしまった。
 この作品が残っていれば、団鬼六さんの「花と蛇」や、「O嬢の物語」などと、肩を並べる作品と評価されたかも知れない。
 ゲイの人って器用な人が多い。いろんな才能を持ち合わせている。藤田竜君にしても何でもこなしてしまう。
 嵐万作さんも多くの小説を残したし、絵も描くし、デザインもできる。何でもできるから器用貧乏になってしまって、ハッテン場を造って経営していたが、うまくいかなくて、その後、どうしてしまったか分らない。
 彼に感謝しているのは、当社で販売している、愛の潤滑液「ラブオイル」のパッケージのデザインは、彼の作品で名作だ。20数年も売れ続けているのは、デザインが目立つからで、感謝している。
 この「男色西遊記」の描写もきわど過ぎる。これでは発禁になってもやむなしだが、今、本にしたら、ベストセラーになったかも知れない。

 第30号は創刊4周年の記念特大号になっていて、表紙絵は藤田竜君が描いている。
 ぼくが「創刊4周年によせて」と題して、「ひとりひとりと握手を」という一文を寄せている。
 「東京新聞のその日の夕刊にこんなふうに報道されている。
 ワイセツで手入れ、月刊誌『薔薇族』
 警視庁保安第一課は12日、同性同士の性愛描写をした月刊誌『薔薇族』をワイセツ出版物と断定、株式会社第二書房をワイセツ文書図画販売の疑いで、家宅捜索し、証拠品多数を押収した。
 手入れの対象になったのは、2月号、4月号の2冊で、いずれも全ページにわたり、絵入りで同性同士の性愛の模様を露骨に描写している。」
 これはNHKのテレビのニュースでも流れている。

 70歳になる父親も任意出頭の形で警視庁に呼ばれ、写真の波賀九郎、陳湖大、嵐万作と、ひとりだけの社員・外村君、アルバイトで手伝っていた姉まで呼ばれてしまった。
 取り調べは紳士的で、わざわざ試写室を使ってくれて、お茶を何度も入れてくれるなど気を使ってくれた。
 書類が東京地方検察庁に送られ、今度は検察の調べが始まった。検事のすすめで裁判に訴えずに略式にしてもらい、罰金は20万円、嵐君が10万円(これはぼくが払った)で済んだ。発禁がかえって宣伝になって、刷部数が増えたのだから、皮肉なことだった。

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★『薔薇族』の注文の方法は、郵便局で1000円の定額小為替を購入し、下記までお送りください。155-0032 東京都世田谷区代沢3-9-5-202 伊藤文学宛


★下北沢に『薔薇族』を置いてくれる古本店・「ビビビ」があります。〒155-0031 東京都世田谷区北沢1-45-15 スズナリ横丁1F・北沢タウンホールの筋向いです。読書好きにはたまらない古書がたくさん置いてあります。電話03-3467-0085です。

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2011年7月16日 (土)

ヤマジュン人気の再来か?

 講談社のマンガ編集部の人が、おふたり訪ねてこられて、内々けやきという方の『しょたせん』という単行本の帯に入れるキャッチフレーズを考えてほしいという依頼だった。
 なんでも頼まれれば、断ることをしないぼくだから、お引き受けしてしまった。渡されたゲラ刷を読んでみて、はたと当惑してしまったのは、まず書名の『しょたせん』がなんのことか分らない。
 ぼくのファンの出版社に勤める若い女性に聞いてみたら、これはゲイの人の「デブセン」とか、「ふけせん」とかの隠語のようなもので、「少年愛」のことだという。その由来みたいなものをくわしく教えてくれたが、すぐに忘れてしまった。
 ゲラ刷も読んでみたが、この著者もまったく知らないし、第一、今どきのマンガを読んだことがないのだから、このマンガの価値を判断できない。
 講談社から本を出すほどの人だから、それなりの人に違いないと思うものの、作品としていいのか、悪いのか分らないので、そのキャッチフレーズを考えるのは難しい。
 その夜、分らないままにキャッチフレーズを考えることが好きだから、10とおりほど考えて速達便で編集部に送った。メールならすぐさま届くのだろうが、郵便局を応援する人もいなければ困るとも思うからだが、そうせざるを得ないのだからどうしようもない。
 しばらくして本が送られてきた。「薔薇族編集長・伊藤文學氏・驚愕」とあるではないか。まさに「驚愕」したのはぼくだ。
 この帯の出来ばえは最高だ。さすがに大手の出版社、一流大学出身の社員さんの考えることはすごい。中身はまったく分らないけれど、帯の出来ばえは見事だ。帯の裏側には、ぼくの『やらないか!』(彩流社刊)の宣伝までしてくれているではないか。
 1万部以上も作っているそうだから、恐らくコンビニにも置いてあり、定価・600円(税別)だ。若い人はとびつく本なのだろう。
 裏表紙の宣伝文句をそのまま紹介すると、「見境なく暴れまくり“狂犬”と渾名される不良少年・西尾。荒んだ彼の心を唯一開かせた教師は・・・・美少年(ショタ)だった!! 幅広いファン層を持つ「ショタ漫画」というジャンルに、謎の金字塔を打ちたてるBHL(ボーイズ・ハード・ラブ)コメディ!!」とある。

 『薔薇族』創刊よりずっと前に出版した西尾滋さんの著書『やくざ先生』のことを思い出した。石原裕次郎が主演で、日活で映画化されたが、若いとき不良少年で、少年院にも入っていた主人公が、少年院の先生になり、不良少年たちを更生させるという話だった。時代が変っているから、『しょたせん』と、『やくざ先生』はつながるものがあるのかどうか?

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 『薔薇族』が創刊されるずっと以前、戦後の昭和22年(1947年)に『奇譚クラブ』というSMの雑誌が創刊された。1975年(昭和50年)には、廃刊になったが、その雑誌のファンだった方が名付けてくれた、株式会社・奇譚クラブという会社が、山川純一さんの『くそみそテクニック』のあの誰もが知っている名場面を絵にした手ぬぐい(¥1000)と、ハンドタオル(¥500)を製作、「ワンダーフェスティバル 2011[夏]」にて販売する。
 幕張メッセが会場で、7月24日(日)10時~17時までで、奇譚クラブの販売スペースは、5‐12‐09だ。100点ずつしか作ってないから早い者勝ちで、すぐに売り切れてしまうだろう。
 山川純一人気は、今も衰えない。これは若者の心を捉えるものがあるからだろう。ぼくとしても、こんなに嬉しいことはない。

ワンダーフェスティバル 2011[夏]
7月24日(日)10時~17時
会場 : 幕張メッセ 国際展示場
販売スペース : 5‐12‐09


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2011年7月14日 (木)

進学校は自動車教習所と同じ?

 東京オリンピックが開催された年、1964年(昭和39年)7月1日に、上北沢自動車教習所に通って、中型と大型自動二輪の免許証を取得することができた。
 その前にスクーターの免許は持っていたが、自動車を運転できなければ、『薔薇族』を出し続けられなかった。営業などいない小さな印刷会社だったから、校正なども車で届け、ポルノ・ショップや、一部の書店に雑誌を満載して配本して歩いたものだ。
 それから47年間、たいした事故も起こさず過ごせたことは、上北沢自動車学校には感謝している。当時は旧軍隊の鬼軍曹のようなこわい教官ばかりだったが。
 教習所は運転の技術を教える学校だから、卒業してしまえば、二度と学校に行く人はいない。もちろん同窓会などあるわけがない。

 ぼくが入学した世田谷学園。太平洋戦争の末期に入学し、終戦のときは中学1年生だった。終戦前は2年生から、お説教と称して、授業後にみんな1年生は残されて、板の間に正座、お互いに殴り合いなどの野蛮な行為をさせられたものだ。
 食糧がまったくなかった時代、おふくろは弁当を持たせるのにどれだけ苦労したことか。弁当を持って来れない人もいた。
 その頃の世田谷学園は「ヨタ中」と呼ばれて、あまりいい学校ではなかった。それが先生方や校長の努力の甲斐あって、今や進学校として、一流大学に入学する学生も多くなり、世間の評判もすこぶるいい。
 中・高一貫教育で、東大志願者のためのクラスもあり、来年は2ケタの東大合格者を出すと、校長も強気だ。
 こうなってくると、親はなんとしても世田谷学園に入れさせようとする。男子校というのも今の時代少なくなっているが、これが逆に親にとっては安心なのだろう。だから受験生は増えるばかりで、かつてのように同窓生の息子や、孫に頼る時代は終っている。
 今や、まさに進学校と称する一流大学に入学者が多い学校は、自動車学校と同じではないか。一流大学に入れるための技術を教えるための学校になってしまっている。予備校化しているといっていいだろう。
 一流大学に入って、一流企業に就職させたい、そう思うから、親は子供に対して夢中だ。

 ぼくは頭が悪くて、コネで入れてもらい、コネで卒業させてもらった。だからその恩義を忘れたことはないから、同期会もぼくひとりで20数年も毎年開いている。みんな80歳になってしまい、年々出席者が減っていくのはやむを得ない。

 ぼくの長男は神奈川県の桐蔭学園という進学校を卒業し、ストレートで京大の理工学部に入り、一流企業に勤務しているが、同窓会には一度も行っていないようだ。
 女房と父兄会に行ったことがあったが、校長は、今年は東大に何人入ったとか、そんな話ばかり、教室で担任の教師から大きな封筒に入った説明書を渡されたが、その封筒に印刷された文字のデザインが野暮ったい。一流をめざすのなら封筒のデザインもセンスのいいものにしてほしいと、担任にいちゃもんを付けたこともあった。
 世田谷学園卒業生の総会の出席者が2・30人とは情けない。事業計画と収支決算の報告で終わり。これでは寂しいので、終ってからおしゃべりをする場を作ってほしいとお願いしたら、これはすぐに実行してくれた。
 もう、ぼくは来年の同窓会総会には出席しないし、役員も辞めようと思う。卒業生の中に『日本アウトロー列伝』(宝島社刊)に載るような人間がいるということは迷惑だと思うからだ。

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2011年7月13日 (水)

誰もが年をとるが、年のことなど忘れよう!

 今から26年も前の話だ。『薔薇族』の1985年1月号・No.144に、ぼくはこんなことを書いていた。

 「昭和57年3月29日に亡くなられたマンガ家の冨田英三さんが、お元気だった頃の話だ。日本で一番早く『ゲイ』という単行本を出され、アメリカのグリニッチビレッジの風俗をいち早く日本に持ち帰って、若い芸術家を集めて“ビザールの会”を結成した。
 “ビザール”とは、風変わりなという意味で、ちょっと変った人間ばかり集っていた。
 とにかくいろんなことをやって、ぼくら夫婦も参加していた。その時代は新宿が一番元気があって活気に満ちていた。その仲間のひとりで、Fさんという広告代理店に勤めていた人がいた。
 当時のぼくはまったくゲイの世界を知らなかったから、Fさんのことを気にもとめなかったけれど、ぼくが新宿に「祭」というお店を出したころ、そのFさんがひょっこり顔を出したのでおどろいた。
 すっかりFさんのことなど忘れていたら、電話がかかってきた。下北沢の喫茶店で待ち合わせたら、ぼくより先に来たのに、なんにも注文しないで待っていた。
 Fさんも60歳になっていて、ぼくも52歳、あっという間に20年以上も時は過ぎていたのだ。Fさんは無一文、だからコーヒーも注文しなかったのだろう。
 年をとるにつれてFさんは、ホテルや旅館の下働きなどをするようになり、最近、自殺未遂までして、また東京に舞い戻ってきたとのことだ。
 どこかゲイ旅館などで働くところを見付けてほしいというのが、ぼくを訪ねてきた理由だった。ゲイ旅館を紹介したが、60歳を過ぎた人は雇えないと、みんな断られてしまった。」

 結婚をして家庭があれば、家も建てなければならないし、子供がいれば教育費もかかるしで、欲望のままにというわけにはいかない。
 ひとりの人は自由気まま、見栄っぱりでおしゃれな人が多いから、着るものや、食べるものにぜいたくをしてしまう。それに飽きっぽい人が多いから、ひとつの仕事に長続きがしない。
 若いうちはいいけれど、年をとってくると仕事もみつからない。だんだん惨めったらしくなってしまう。ひとりで生きていく以上は、子供の世話になるわけはいかないのだから、貯金もして老後のことも考えておかなければ・・・・。
 みんな誰もが年をとる。年をとったからといって死ぬわけにもいかない。みんな老後のことも考えよう。
 「誰もが年をとるのです」と、『薔薇族』誌上で、読者にこんな訴えかけをしてから、またぼくも年をとって、52歳だったのが、今や79歳。この時のFさんはすでにこの世にはいないだろう。
 まさかぼくが80歳に手が届く年になるなんて考えもしなかったけれど、友人、知人が次から次へと、この世からいなくなってしまって、ああ、年をとったんだなと考えさせられてしまう。
 今時の若者も10年、20年先のことは考えられないだろうけれど、あっという間に時は過ぎてしまうということを考えて過ごしてほしい。
 昨日も午後の1時に、カフェ「邪宗門」で若い女性と待ち合わせていたのに、うたたねしてしまって、15分も遅れてしまった。
 でも79歳になるぼくの話相手になってくれる女性がいるなんて、なんという幸せなことだろう。「邪宗門」特製のコーヒー入りのあんみつを食べて、3時間もおしゃべりしてしまった。年のことなんて忘れて。

Landar


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2011年7月11日 (月)

『愛の処刑』を映画化して、一通だけきた手紙

 ぼくはこの頃、テレビの「時代劇専門チャンネル」にはまりこんでいる。今のテレビの番組がくだらないものばかりなので、年配者の方で、ぼくと同じように昔の時代劇を楽しんでいる方が多いに違いない。
 映画が衰退してきて、そのスタッフの人たちでテレビの世界へ入っていった人も多かったのでは。それだけに見応えのある作品が多い。
 時代は江戸時代のものが多いが、切腹のシーンがよく出てくる。三島由紀夫さんの『憂国』の下敷きになったと言われている『アドニス』の別冊に発表された『愛の処刑』も、切腹がテーマになっている。
 東北に切腹マニアの方がいて、切腹をテーマにした小説も書かれていたが、恐らく三島さんと交流があったに違いない。

 ぼくは三島さんが書かれたと言われていた『愛の処刑』を映画化してしまったのだ。すぐに資料がみつからないので、監督のお名前も忘れているが、カメラは一流のカメラマンだったので、すばらしい映画を作ることができた。
 千葉の地名もすぐに思い出せないが、古い網元の家をお借りして、3日間で作りあげてしまったが、500万投資して、元がとれたのかどうかも忘れてしまったが、今考えてもすごいことをやりとげたものだ。
 ひとりだけ手紙をくれた方がいた。東北の切腹マニアの方だ。40数年にして、初めて伊藤さんひとりに私の心の中をお話ししてしまいました。と、手紙の最後に書かれている。

 「(前略)切腹の何かにかくまで惹かれるのかと申しますと、自分の死を自分で見つめながら、自分の手で、自分の腹を切ってゆくという、よほどの覚悟がなければできない、その精神と行為の潔さに、何ともいえぬ美を感じるのです。
 そして、その人物が若く美しい設定ともなれば、最高のエクスタシーを感じる訳です。
 (中略)
 本当に腹を切れば、そのような絵空事の美しさとは、ぜんぜん違うすさまじいものとは分っていても、やはり絵というか、私の脳裏に描かれる切腹は、心を惹きつけて離さない、恐ろしいほどの世界として私を捉えています。
 子供の頃から切腹に関心があり、以来、その思いは年代によって強弱はあってもずっと消えることなく、現在まで続いております。このことは私の心の中にだけ秘めていることで、誰にも明かしたことはりません。
 世間では、私はごくあたり前の常識的な人間です。ですから、この心の秘密は死ぬまで誰にも明かさずに済ますつもりで今日までおりました。私が買い求めた本とか、描きためた絵などは、ある時期がきたら、ひそかに処分するつもりです。
 しかし、貴志を拝見して、私のような人間も世の中にいるということを、お話するのも何かのご参考になればという思いと、また私自身、何十年もこだわり続けてきた心を、それを理解して下さる方に、一回だけ明かすのも、今日まで生きてきた甲斐なのかと思うようになり、かなりの決心をして、この手紙を書きました。」

 映画が封切りされて一万人近い人たちが見てくれ、映画を見ての感想を寄せてくれた方がふたり、『愛の処刑』に関しての手紙はこの方だけでした。
 ぼくは同性愛は異常ではないということを叫び続けてきましたが、この映画では異常であるがすばらしい。異常であれば異常であるほど、この映画は光り輝いてくるのだ。
 三島由紀夫さん、すごい人だ。一度お会いしたかったけれど、雑誌を出すのが一年おそかった。しかし、きっとよろこんでくれているに違いない。

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2011年7月10日 (日)

規制すれば、するほど地下にもぐるだけ! -もう、少年愛者への呼びかけは、これが最後-

 1998年11月号・190号に、「少年愛日誌・桃色世界」と銘打った頁が5頁もあって、少年愛者の体験記が載っている。
 岐阜県・黒ん坊さん・45歳の体験記だ。
「大垣北駅の近くにある銭湯「I湯」。中に小さなサウナがついている。私は土曜日、8時30分頃に行っている。
 ある土曜日、体に似合わない太いPを隠さずにいる子に年を聞くと、なんと小学5年生。
 一緒にサウナに入り、「男の子は皮をむいて、きれいにしとかなきゃ駄目だよ」
 と言うと、亀頭の半分くらいまで手でむいて、「だって痛いもん」「おじさんが痛くないように、やってあげる」
 私は口で上下にこすってやると、1分もしないうちに、「おしっこが出そう」と、顔を押しのけようとする。
 顔をおさえて、そのまま続けていると、「ああ、出る」と叫んで、濃いミルクを出してくれた。
 「どんな気持ち?」
 「わかんない。でも気持ちよかった」
 それから毎週、時間を合わせて銭湯に行って楽しんでいます。」
 20数年前の話だ。今は銭湯もなくなってしまったし、どこの家にも風呂があるから、子供たちも銭湯などに行かない。少年愛者にとってもいい時代だったが、今、こんなことをしたら大変なことになってしまう。

 2011年7月7日、朝のワイド・ショーを見ていたら、神奈川県警の少年係の刑事たちが、朝6時に集合して、ネットで未成年者の少女の写真を見せている若い会社員を摘発に行くところだ。
 テレビカメラもあとを追う。通勤前に逮捕しようとアパートを急襲する。ネットに多数の少女の写真が残っているのだから、どうしようもない。そのまま逮捕されてしまった。

 同じく7月7日の朝日新聞の東京版に、「柔道教室主宰者・わいせつの疑い・江東区・男児脱がせ撮影」の見出しで、46歳の不動産業・Sさんが準強制わいせつ容疑で逮捕されたと発表した。
 「柔道の段位を持たないのに、6段の証明書を偽造し、2007年12月から教室を開いていたという。
 捜査1課によると、S容疑者は昨年5月下旬の深夜、泊まりがけの稽古に参加していた小学生と、幼稚園児の男児2人が、柔道場で就寝中、パジャマを脱がせて、デジタルカメラで下半身を撮るなどした疑いがある。
 調べに対し「下着を着替えさせただけ」と容疑を否認しているという。
 同課は男女の子どもの裸の写真が多数入った記録媒体を押収しており、関連を調べている」
 この容疑者、本業は不動産業で、柔道は中・高の授業で習っただけというから、計画的に近付くために柔道教室を開いたということだろう。
 そこまでしても、少年、少女が好きだという人、その数は、千・万人の単位でなくて、数十万人は存在していると思う。その人たちも好き好んで趣味で、少年、少女が好きになったわけでなく、持って生まれついたものだからどうしようもない。そこを世の中の人に知ってもらいたいと、ぼくは書き続けてきた。
 どんなに法律で規制しても、少年愛者はいなくなるわけはないということだ。ほとんどの少年愛者は自制しているが、押えきれずに行動してしまう者もいる。
 ニューヨーク州で同姓婚が合法化されたというので、今年のパレードは200万人越えたという。
 もうぼくは少年愛の記事を書くことは、これを最後にしたい。少年愛者が自ら考え、自制するしか方法はないのだから・・・・・。

Bara


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2011年7月 9日 (土)

大切にしまっていたものを手放すなんて!

 古本屋の若主人と、車で女房の古里弥彦村にある別荘、といっても倉庫のようになっているだが、少しでも片付けないとと思って行ってきた。
 6月6日、女房の兄の亡くなった製本所の社長の命日で、毎月、ぼくが車を運転して、お墓参りに行っていたが、アクセルとブレーキをふみ違えるという、年寄りがよくやる事故を起こしてしまったので、それからもう1か月、まったく車に乗っていない。
 荷物を片付けていたら、一枚の写真が出てきた。『薔薇族』が150号を迎えたときに『週刊文春』が、グラビアで採りあげてくれるというので、創刊号から畳の上につみあげた。その高さはぼくの背よりも高く、天井まで届きそうだった。
 残念ながら、この写真はボツになったしまったが、写真だけは送ってくれたので、額装して保存してあったもの。その頃のぼくは若かった。
 ぼくのマンションは変っても『薔薇族』は本箱に並べてあるけれど、読者はそうはいかない。年に何人からかは、保存しておけないのでと、ダンボールに入れて何箱も、宅急便で送り返してきた人がいた。

 「創刊号から揃っているかどうかを確認したのですが、いざ別れるとなると、初期の頃の本がなつかしく、中を見ながら揃えたので時間がかかり、本を送るのがおそくなってしまいました。
 本当は手放したくないのです。全部揃っているはずだし、大切にとっておいたので、いつまでもとっておきたいのです。Bara110708
 ガラス戸のついた本箱に、創刊号から順にずっと並べたいのです。そんなことできないけれど、もし、できたとしたら、こんなにうれしいことはないでしょう。
 今度わが家が新しくなるので、物置きに仮住まいしているのですが、『薔薇族』も全部、部屋に置いてあるので、そのほかにも荷物があるし、寝る場所がやっとの有様なので、家の者が早く処分しろとうるさいのです。
 新しい家になっても、押し入れに中に、このたくさんの本を入れておくわけにいかないし、義理の孫が6年生になるので、本を見られると困るし、それやこれやと考えて、仕方なく手放すことに決めたのです。
 他社の雑誌もあったのですが、それはゴミ袋に入れて見えないようにして、くず屋さんに出しました。
 大切にとっておいた『薔薇族』は、くず屋さんに出すのはいやだし、そうかといって川原に捨てるわけにはいかないし、そこで考えて第二書房に引きとってもらうのが一番いいと思い、伊藤さんにお願いしたわけです。
 残念だけど、別れの時がきてしまったのです。大切にとっておいた本なので、欲しい人がいたら、あげてください。」

 こんな悲しい話ってあっていいものだろうか。自分の大切なものをとっておくことができないなんて。
 東北大震災でつなみに流された『薔薇族』もあったのではなかろうか。ぼくもあと何年生きられるか分からないけれど、ぼくの死後何年かして、もし、揃って大切にしまっていた『薔薇族』が出てきたら、貴重なものになるに違いない。
 『薔薇族』が創刊される前の『アドニス』や『同好』などを揃って持っていたら、ものすごい高価な値段がつくだろうが、それらの雑誌を読んでいた人たちはいずれもこの世にいない。
 三島由紀夫さんの書いた『愛の処刑』がのっている『アドニス』の別冊は、古書の市場に出てこないそうだ。貴重なものと言っていいだろう。


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2011年7月 8日 (金)

美川憲一さんと抱きあって

 2010年の7月17日に、シャンソン歌手の石井好子さんは亡くなられてしまった。
 1963年7月13日に日比谷野外音楽堂で開かれた「パリ祭」は、石井好子さんと、芦野宏さんを筆頭に、石井音楽事務所に所属する歌手全員が出演した。それが第1回で今年で49回目になる。
 昨年はご病気で出演されなかったが、一昨年はお元気でご挨拶をされた。いつの頃からかNHKホールで催されるようになったのか分からないが、ぼくはシャンソンが好きなので女房と何回か聞きに行った覚えがある。
 なにしろ多くの歌手が歌うのだから、ひとりひとりを目だたせる演出が大事なことだ。わが家のご近所に住んでおられる演出家の高平哲郎さんご夫妻と知り合ったのは、先代がやっていた「小笹寿司」のカウンターで話かけたのが最初だった。
 高平さんは代田川のせせらぎに面した桜並木沿いの住んでおられ、小さな犬を何匹も飼っていて、奥さんが散歩されているので出会うことがしばしばだった。
 高平さんが石井さんから演出を頼まれたのは、2005年の第43回目からで、今年で7年になるそうだ。ぼくが5年目にひざの手術を受けたので「パリ祭」に行くことができなかったが、ありがたいことにご招待券を2枚頂いている。
 代々木上原に住んでおられる舞台美術の朝倉摂さんにお願いして、それがずっと続いている。高平さんの奥さんが朝倉さんをお迎えに車を運転して行かれるそうだが、狭い道で難儀をしているそうだ。朝倉さん、89歳だそうで、ぼくよりも10歳も年上、それでも現役でいい仕事をされているのだから、ずごいお方だ。
 今年は半世紀を迎える想い出から、忘れえぬシャンソンの名曲と、ジルベール・ペコの名曲で二部構成で楽しめた。
 2日の土曜日と、3日に日曜日の2回、NHKホールで催されたが、3日の日曜日は、クミコさんが、今年の新曲「最後の恋~哀しみのソレアード」を歌うというので、高平さんにお願いして、3日の券をお願いしてしまった。
 クミコさんに3日に行くとはがきを出したら、今年はCDとか、Tシャツを販売するをやめて、終了後、歌手全員がロビーで東北大震災の義援金をお客さんにお願いするので、そのときお会いしましょうと、すぐさま葉書をくれた。
 超満員のお客さんが、ロビーで待ち受けている歌手にひと目会おうとなだれこんでいるのだから、大混雑だ。頭ごしに美川憲一さんの顔が、ちらっと見えたので、人ごみをかきわけて美川さんに近付いた。目と目が合った。美川さんの表情が一瞬かわった。
 美川さんはぼくのことを覚えていてくれたのだ。うれしさがこみあげてきて、思わず抱き合ってしまった。回りの歌手の人たちが、何者かと思ったのか、けげんそうな顔をしてみつめている。
 「伊藤さん、電話番号変ってないでしょう。電話しますよ」と言ってくれた。美川さんとの最初の出会いは、まったく覚えていないが、東急本店のレストラン街の「更科」のそば屋で美輪明宏さんのピアノを担当していたUさんに出会ったことがある。
 オーチャードホールで美川さんが、シャンソンだけを歌う会をやるので、ピアノを頼まれているので、そのリハーサルに行くところだという。招待券を受付けにあずけておくからきませんかということだった。
 Uさんと当日出会って、楽屋を訪ねたが、胡蝶らんの鉢植えがずらりと並んでいたのを覚えている。すごい人気なんだと。あれから10数年は経っているだろうか。
 もちろんクミコさんとも出会えたし、昨日は本当にうれしい一日だった。

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 (プログラムと演出の高平哲郎さん)


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2011年7月 7日 (木)

50年ぶりに見たストリップショウ!

 ぼくがストリップショウなるのものを初めて見たのは、20代後半のことだから、半世紀も前のことだ。親友の「主婦と生活社」のカメラマンの橋本信一郎さんに連れられて、新宿の伊勢丹のメンズ館が建てられる前の建物で確か2階あったストリップ劇場だった。
 餃子なるものも橋本さんと一緒で、それも新宿の汚い店でだ。それからストリップショウにはまりこんで、浅草通いが始った。

 ストリップ劇場出で来し夜の街に透きとほる靴下を下げし店あり

 「朝日歌壇」の歌誌「アララギ」の土屋文明先生が、ほめてくれて選んでくれた、ぼくの作品だ。当時はナイロンの靴下が出始めた頃で包装なんかされていず、小物問屋の店先にぶら下げてあったのが、妙になまめかしく見えたものだ。
 その頃はストリップ劇場の全盛時代で、2・30軒もあったという。踊りの間にコントが入って、それが面白かった。そこで修業をした人たちがテレビの世界に入っていった。
 東洋劇場が一番大きく、踊り子さんの粒もそろっていたし、コントの芸人さんも、その後、テレビで有名になった人が多くいた。
 6月4日(月)、ある人にお会いするために、10数年ぶりかで浅草を訪れた。6区の映画街などすでになく、かつては人ごみであふれていたのが、暑いこともあってか、人影はまばらだ。映画館など一軒もない。
 東洋劇場はかつて活躍した芸人たちが出演している劇場に変っていた。何年も前から朝日新聞の小泉信一郎記者から、一軒だけ残っている「ロック座」に行ってみたらとすすめられていた。
 男性同性愛誌『薔薇族』の編集長が、ストリップショウを見に行くわけにはいかない。ところがもう雑誌は廃刊になってしまったし、編集長の肩書きもない。ただの人間だ。

 「ロック座」はビルの2階にあった。人通りがまったくないのだから、誰かに見られることもない。階段を登ってチケット売場の前に立ったら、65歳以上シルバー割引で、6千円のところが、4千円とあり、免許証を見せたら4千円にしてくれた。
ドアを開けたら、ショウの最中で、椅子席は200人(そんなにないかな)ぐらい入れて、お客は前の方に20人足らずしかいない。
 踊り子さんは11人。その中でスターは4・5人で、あとの人たちはバックで踊ってひき立て役で、せり出してくる丸い台が移動して、前の方に出てきて、その上ですべてを見せてくれる。
 50年前と違うところは、照明だ。以前は手作業だったが、今はコンピューターで色彩を変えてきて、踊り子さんを美しく見せる照明設備がととのっている。それと音響設備も格段とよくなって迫力は充分だ。
 それと衣裳もよくなっているのはもちろんのことだ。宝塚ほどにお金はかけられないだろうが、衣裳にも工夫をこらしている。
 お客さんをジロジロと観察するわけにはいかないが、平日の昼間だから年配の人も多いし、若い人も手拍子を打って楽しんでいるようだから、定連のお客さんだろう。
 一軒しか残っていない劇場だから、踊り子さんは、からだもきれいだし、顔も美しい。踊りもそう訓練されているわけではないだろうが、まずまずだ。
 演出も苦労しているようで、ストーリーも少しはあるが、見せ場はスター4・5人のすべてを見せる場面だけだから、やりようがないのだろう。確かにからだは50年前の女性と違って均整がとれて美しいが、色気を感じさせない。時代は女性のからだも変えてしまったのか?

Rockza


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2011年7月 5日 (火)

日本はどんな国になっていくのか?

 2011年(平成23年)7月3日(日)の1面トップの朝日新聞の「大卒2割 進路未定 今春 学部間差 最大5倍」と、驚くべき見出しが目をひく。
 「今年3月に4年制大学を卒業した学生のうち、5人に1人は就職や進学などの進路が定まらないまま卒業していたことが、朝日新聞と河合塾の「ひらく日本の大学」調査でわかった。
 不安定な立場にいる卒業生は、少なくとも8万6153人にのぼる。全卒業生に占める割合を学部系統別でみると、最大で5倍の格差があり、理系より文系の方が就職や進学に苦戦している傾向がみられた。」と。
 高校を卒業して大学に入学する人は、5割に達しているそうだ。大学を選ばなければ、勉強ができなくとも、どこかの大学に入ることはできるが、有名大学を卒業しなければ、いい企業に就職することは難しい。

 3日の午後、母校世田谷学園の同窓会総会が開催されるというので行ってみた。総会に先だって、生徒の吹奏楽部の演奏があるというので早めに行ったが、視聴覚教室には卒業生の姿は数名に過ぎない。
 今やお役所だって案内状の作成には工夫をこらしているが、ただ要件だけを列記しただけの案内状では出席しようという気持ちは起こらない。
 例年そうだが、卒業生は万を越えるだろうに出席者は30人ほどの寂しさだ。事業計画、収支決算書を読みあげて、誰も質問するものはいないから、拍手をして20分ほどで終ってしまう。
 これでハイさようならでは、出席するのは馬鹿々々しくなってくるので、終ってから出席者が歓談できる場を作ってほしいと、ぼくは同窓会事務局にはがきを出しておいた。それが功を奏したのか、会議室を使っておしゃべりの場をもうけてくれた。
 校長、同窓会の会長、副会長をふくめ10名ほどが残って、お茶が出て、ああ、余計なことを言ってしまったが、よかったなと思うものの、司会者がいて、10名ほどの人たちなのだから自己紹介をして、ひとりづつしゃべらせてくれればと思うものの、そんな気がきく人はいない。となりに座っている人とおしゃべりするしかない。それでもこうした会合の場を作ってくれただけでも、一歩前進かも知れない。
 今度変った同窓会々長も、椅子に座って貧乏ゆすりをし続けていたような人で、会を盛りあげ発展させようという気はさらさらない坊さんだ。

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 なんで朝日新聞の記事を最初に紹介したかというと、この日は朝から、来春小学校を卒業する子供たちと親たちに学内を見せて、説明する催しをやっていて、親子連れがたくさんきていた。
 学校見学会、説明会の小雑誌をもらってきて読んでみたら、2011年度の東大入学者は7名、早大84名、慶大63名など、一流大学の入学者数がずらりと列記されている。
 校長も来年は東大合格者を二けたにすると豪語している。昔は世田谷学園のことをヨタ中と呼んでいたが、今や進学校で、そんなことを言ったらなぐられてしまう。
 学校の評判はよくて、受験者が増えるばかりだから、同窓生の子供や孫をアテにする必要がないから、学校は強気だ。
 宝島社発行の「日本アウトロー列伝 昭和・平成 反骨・無頼・破天荒!“破滅の美学”生きた30人の男」の中に入っているぼくなど、学校に行きにくくなってしまった。
 東大や一流大学出の代議士たちは私利私欲に走って、国のため、国民のために働いている人などいない。日本はどんな国になっていくのだろうか。


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2011年7月 3日 (日)

まだまだ続く、ヤマジュン人気

 先日、講談社のマンガの単行本の編集部の方がおふたりで、わが家に訪ねてこられた。
 マンガなんて「ふくちゃん」とか、「のらくろ」ぐらいしか読んでいない。今時のマンガなんてまったく読んだことがないのだから、いいのか悪いのか判断の仕様がない。
 それが内々けやきという劇画家の単行本で『しょたせん①』という本が、2011年の7月8日に発行されるという。
 ゲラ刷を置いていかれたので、読むことは読んでみたが、美少年、それも少女のような教師が主人公で、「狂犬」とあだ名される少年を女の子のような教師が、わずか1年で、模範的に更生させた奇跡のような、その原動力となった愛と信頼を余すところなくドラマ化したものだった。
 ストーリーの中には同性愛が随所に出てくるが「変態」とか「ド変態」という言葉は、「同性愛は異常でも変態でもない!」と叫び続けてきたぼくとしては気になったが。
 この作品が幻の作家、山川純一の生まれかわりかも知れないので、ぼくに帯に入れるキャッチ・フレーズを考えてくれという編集部のお願いなのだ。
 第一「しょたせん」って、なんのことかぼくには考えられない。まあ、ヤマジュンの宣伝になればいいかと思って、10とおりほどひと晩で考えて、メールなんて使えないから、郵便局で速達にして送った。
 ボツかと思ったら「合格です!」と電話がかかってきた。おふたりとも一流大学を出て、30歳前後なのに結婚していて、小さい子供さんもいるようだ。小出版社の社員だったら結婚なんてできないだろうにと、さすが一流出版社の社員と感心したものだ。
 さて、どんな本ができるのか心配ではある。

 これもネットを触ったことがないぼくには「日刊テラフォー」という会社がどんな会社なのか、まったく分らない。
 記者の清水サーシャさんという方は、以前ぼくのことを紹介してくれたそうだが、ネットを見ないのだから、どんなことを書いてくれたのか知るよしもない。
 今度は息子が紙焼きにしてくれたので、読むことができた。右側に広告のようなものが載っているから、広告料でいろんな情報を出し続けているのだろう。
 ヤマジュンの『ウホッ!!いい男たち』をくわしく紹介してくれている。だから復刊ドットコムの¥4800+税の本が未だに売れ続けているのは、このように紹介してくれているからだろうか。
 ぼくのブログをよく読んでくれているので間違ったことは書いていない。ライターの清水サーシャさんって、きっと美しい女性に違いない。ありがたいことで感謝している。メールもできないから、電話をかけてほしいものだ。


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 ヤマジュンがもし生きていたら、この人かも知れないというような人に出会った。
 女房の古里のレストラン「マジック ディッシュ・森」のシェフのY君だ。東京でデザインの仕事をしていたり、料理の修業もしたようだ。
 とにかく料理がうまいし、盛付けのセンスがいい。ぼくの美術館「ロマンの泉美術館」のキャッチ・フレーズに「扉を開けたら時計はいらない!」としたが、この店もまさにそのとおりだ。
 カナダから大工さんが何人もきて、何か月もかけて造っただけのことはある。弥彦に行ったらぜひ寄ってもらいたい。新幹線で行けば日帰りだってできる。ヤマジュンがよみがえったのかも知れないから?

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マジック ディッシュ・森
新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦3409-1
TEL:0256-94-4902 FAX:0256-94-4902
営業時間:11:30~20:00(準備中:14:00~17:30) ※土日祝日は通し営業
ランチ:11:30~14:00
店休日:火曜日 ※火曜日が祝祭日の場合は営業


★『薔薇族』の注文の方法は、郵便局で1000円の定額小為替を購入し、下記までお送りください。155-0032 東京都世田谷区代沢3-9-5-202 伊藤文学宛


★下北沢に『薔薇族』を置いてくれる古本店・「ビビビ」があります。〒155-0031 東京都世田谷区北沢1-45-15 スズナリ横丁1F・北沢タウンホールの筋向いです。読書好きにはたまらない古書がたくさん置いてあります。電話03-3467-0085です。

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2011年7月 2日 (土)

もうひとつの薔薇の美を

 中井英夫さんの著書『薔薇幻視』(平凡社カラー新書13・¥550)を買い求めたのは、1975年のことだから、『薔薇族』を創刊して数年のちのことだ。
 ぼくは未だにこの本を完読したことはないが、その中のカラー写真の1頁だけに目がとまった。
 その説明に「切手からメダルから薔薇に関するものなら何でも集めた小ていな薔薇博物館は、パリ近郊のライレローズにある。奥に創立者の肖像が、これも薔薇に埋もれて描かれている。」と。
 よし、ぼくも薔薇のコレクションをあつめた美術館を造ろうと心に決めた。

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 中井英夫さんは、1922年東京生まれ、東京大学文学部中退。作家。第2回泉鏡花賞受賞。主な著書に『虚無への供物』(講談社)、短篇集『幻想博物館』(平凡社)など薔薇を主題にした作品も多い。
 ところが中井さんの作品は読んだことがない。羽木というわが家の近くに住んでいたこともあり、よく訪ねてこられた。ぼくの父も短歌を作っており、中井さんは『短歌研究』という短歌誌の編集長もされており、寺山修司君、春日井健君なども世に出した方だ。(ある人が中井さんは角川の『短歌』の編集長と紹介していたが、これは間違いだ。)

 この中井さんはゲイであり、『薔薇族』が創刊される20数年も前に、会員制の雑誌『アドニス』の編集長を途中から受け継いで発行していたことを知る人は少ない。
 三島由紀夫さん、塚本邦雄さんなども『アドニス』にはペンネームで作品を載せている。
 『薔薇幻視』のカバーの裏に、中井さん意味深なことを書かれているが、ぼくにはその深意は読みとれないが、『薔薇族』の読者への呼びかけではないかと思う。

「地上の薔薇はいかにも美しいが、世の薔薇、薔薇作り、薔薇愛好家が、もっぱらその外側だけ心を奪われて、内部のもうひとつの薔薇に美を探ろうとしないのが、私には不満であった。
かつて桜の下には屍体が埋まっていたように、薔薇の内部にはなおいっそう神秘な何者かが、ひそんでいはしないか。『薔薇幻視』は、いわば新しい旅への誘いである。」

「薔薇の神秘は何者か」それを知ることができる人は、ゲイの人ではなかろうか。

 渋谷の東急本店「Bunkamura・ザ・ミュージアム」で「薔薇の画家・ルドゥーテ展」を見てきたが、確か7月2日で終了されてしまう。
 ルドゥーテの作品のコレクター、またルドゥーテの作品を絶賛されている、美輪明宏さん、仮屋崎省吾さんなど、薔薇の本当の意味での美しさを理解されている人は、すべてといっていいほどゲイの人だということは、本当にうれしいし、誇りに思う。
 ぼくはルドゥーテに負けないほど、細密な絵を描く人をたくさん知っていた。ところが最近は植物図鑑とか、動物図鑑などの本を出すところが少なくなってしまって、これらの画家たちの仕事場がなくなってしまった。
昔はこれらの画家たちを生活に困らないように援助していたお金持ちがいたからこそ、彼らは仕事に熱中していい仕事が残せたのだ。
 画廊のご主人でも才能のある若い画家の面倒を見続けて大成させたという話を聞いたことがあるが、今でもそういう方がいるのだろうか。
 今はデパートの画廊でも、どこの画廊でも、絵が売れないという話ばかりを聞く。昔のお金持ちは、絵画や美術品をコレクションした人が多かったが、今のIT産業でもうけたお金持ちは、絵画や美術品には興味がないのでは。
立ちどまって、庭先に咲いている薔薇の花を眺めるだけの心の余裕ぐらいは持ってほしいものだ。


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