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2011年7月 9日 (土)

大切にしまっていたものを手放すなんて!

 古本屋の若主人と、車で女房の古里弥彦村にある別荘、といっても倉庫のようになっているだが、少しでも片付けないとと思って行ってきた。
 6月6日、女房の兄の亡くなった製本所の社長の命日で、毎月、ぼくが車を運転して、お墓参りに行っていたが、アクセルとブレーキをふみ違えるという、年寄りがよくやる事故を起こしてしまったので、それからもう1か月、まったく車に乗っていない。
 荷物を片付けていたら、一枚の写真が出てきた。『薔薇族』が150号を迎えたときに『週刊文春』が、グラビアで採りあげてくれるというので、創刊号から畳の上につみあげた。その高さはぼくの背よりも高く、天井まで届きそうだった。
 残念ながら、この写真はボツになったしまったが、写真だけは送ってくれたので、額装して保存してあったもの。その頃のぼくは若かった。
 ぼくのマンションは変っても『薔薇族』は本箱に並べてあるけれど、読者はそうはいかない。年に何人からかは、保存しておけないのでと、ダンボールに入れて何箱も、宅急便で送り返してきた人がいた。

 「創刊号から揃っているかどうかを確認したのですが、いざ別れるとなると、初期の頃の本がなつかしく、中を見ながら揃えたので時間がかかり、本を送るのがおそくなってしまいました。
 本当は手放したくないのです。全部揃っているはずだし、大切にとっておいたので、いつまでもとっておきたいのです。Bara110708
 ガラス戸のついた本箱に、創刊号から順にずっと並べたいのです。そんなことできないけれど、もし、できたとしたら、こんなにうれしいことはないでしょう。
 今度わが家が新しくなるので、物置きに仮住まいしているのですが、『薔薇族』も全部、部屋に置いてあるので、そのほかにも荷物があるし、寝る場所がやっとの有様なので、家の者が早く処分しろとうるさいのです。
 新しい家になっても、押し入れに中に、このたくさんの本を入れておくわけにいかないし、義理の孫が6年生になるので、本を見られると困るし、それやこれやと考えて、仕方なく手放すことに決めたのです。
 他社の雑誌もあったのですが、それはゴミ袋に入れて見えないようにして、くず屋さんに出しました。
 大切にとっておいた『薔薇族』は、くず屋さんに出すのはいやだし、そうかといって川原に捨てるわけにはいかないし、そこで考えて第二書房に引きとってもらうのが一番いいと思い、伊藤さんにお願いしたわけです。
 残念だけど、別れの時がきてしまったのです。大切にとっておいた本なので、欲しい人がいたら、あげてください。」

 こんな悲しい話ってあっていいものだろうか。自分の大切なものをとっておくことができないなんて。
 東北大震災でつなみに流された『薔薇族』もあったのではなかろうか。ぼくもあと何年生きられるか分からないけれど、ぼくの死後何年かして、もし、揃って大切にしまっていた『薔薇族』が出てきたら、貴重なものになるに違いない。
 『薔薇族』が創刊される前の『アドニス』や『同好』などを揃って持っていたら、ものすごい高価な値段がつくだろうが、それらの雑誌を読んでいた人たちはいずれもこの世にいない。
 三島由紀夫さんの書いた『愛の処刑』がのっている『アドニス』の別冊は、古書の市場に出てこないそうだ。貴重なものと言っていいだろう。


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