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2011年7月 8日 (金)

美川憲一さんと抱きあって

 2010年の7月17日に、シャンソン歌手の石井好子さんは亡くなられてしまった。
 1963年7月13日に日比谷野外音楽堂で開かれた「パリ祭」は、石井好子さんと、芦野宏さんを筆頭に、石井音楽事務所に所属する歌手全員が出演した。それが第1回で今年で49回目になる。
 昨年はご病気で出演されなかったが、一昨年はお元気でご挨拶をされた。いつの頃からかNHKホールで催されるようになったのか分からないが、ぼくはシャンソンが好きなので女房と何回か聞きに行った覚えがある。
 なにしろ多くの歌手が歌うのだから、ひとりひとりを目だたせる演出が大事なことだ。わが家のご近所に住んでおられる演出家の高平哲郎さんご夫妻と知り合ったのは、先代がやっていた「小笹寿司」のカウンターで話かけたのが最初だった。
 高平さんは代田川のせせらぎに面した桜並木沿いの住んでおられ、小さな犬を何匹も飼っていて、奥さんが散歩されているので出会うことがしばしばだった。
 高平さんが石井さんから演出を頼まれたのは、2005年の第43回目からで、今年で7年になるそうだ。ぼくが5年目にひざの手術を受けたので「パリ祭」に行くことができなかったが、ありがたいことにご招待券を2枚頂いている。
 代々木上原に住んでおられる舞台美術の朝倉摂さんにお願いして、それがずっと続いている。高平さんの奥さんが朝倉さんをお迎えに車を運転して行かれるそうだが、狭い道で難儀をしているそうだ。朝倉さん、89歳だそうで、ぼくよりも10歳も年上、それでも現役でいい仕事をされているのだから、ずごいお方だ。
 今年は半世紀を迎える想い出から、忘れえぬシャンソンの名曲と、ジルベール・ペコの名曲で二部構成で楽しめた。
 2日の土曜日と、3日に日曜日の2回、NHKホールで催されたが、3日の日曜日は、クミコさんが、今年の新曲「最後の恋~哀しみのソレアード」を歌うというので、高平さんにお願いして、3日の券をお願いしてしまった。
 クミコさんに3日に行くとはがきを出したら、今年はCDとか、Tシャツを販売するをやめて、終了後、歌手全員がロビーで東北大震災の義援金をお客さんにお願いするので、そのときお会いしましょうと、すぐさま葉書をくれた。
 超満員のお客さんが、ロビーで待ち受けている歌手にひと目会おうとなだれこんでいるのだから、大混雑だ。頭ごしに美川憲一さんの顔が、ちらっと見えたので、人ごみをかきわけて美川さんに近付いた。目と目が合った。美川さんの表情が一瞬かわった。
 美川さんはぼくのことを覚えていてくれたのだ。うれしさがこみあげてきて、思わず抱き合ってしまった。回りの歌手の人たちが、何者かと思ったのか、けげんそうな顔をしてみつめている。
 「伊藤さん、電話番号変ってないでしょう。電話しますよ」と言ってくれた。美川さんとの最初の出会いは、まったく覚えていないが、東急本店のレストラン街の「更科」のそば屋で美輪明宏さんのピアノを担当していたUさんに出会ったことがある。
 オーチャードホールで美川さんが、シャンソンだけを歌う会をやるので、ピアノを頼まれているので、そのリハーサルに行くところだという。招待券を受付けにあずけておくからきませんかということだった。
 Uさんと当日出会って、楽屋を訪ねたが、胡蝶らんの鉢植えがずらりと並んでいたのを覚えている。すごい人気なんだと。あれから10数年は経っているだろうか。
 もちろんクミコさんとも出会えたし、昨日は本当にうれしい一日だった。

Paris_4 Takahira_5
 (プログラムと演出の高平哲郎さん)


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