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2011年12月26日 (月)

人間だれしもが変態的な傾向が

31b  ゲイの人の初体験をこの人はこのように列記している。

★中学時代に先生から宿直室に遊びにくるようにと言われて、泊まって教えられた。
★いとこの親類の家に泊まったときに教えられた。
★兄と一緒にいて教えられ、今でも関係が続いている。
★修学旅行で同級生から教えられた。
★自分の家の住みこみ店員から。
★映画館のうしろの立見席で、いたずらされて。
★同じ職場に入ってきた青年と親しくなって。
★銭湯の浴槽の中で触られて。
★軍隊で。
★電車の中で触られて。
★本を読んで。
 とにかく何百人の動機を要約すれば、大体以上のどれかで、圧倒的に他人から教えられるのが多い。これらの人々が、また次々と人に教えていくのだから、その増え方は並大抵ではない。
(ぼくが付け加えるとしたら、今の子供はみんな子供部屋をもっていてカギをかけて親も入れさせないから、学校の友だちというのが多いかも。少年時代に大人にひきこまれたとしても、ある年齢になれば女好きの男の子は女を愛するようになってしまう。ゲイの人に触られたからといってみんながみんなゲイにはならない。)
 職業的に見るなら特に多いのはサラリーマン、公務員の事務系統の人々で、職種は政治家から、警察官までを網羅し、バーテン、ボーイ、理髪師、芸能人なども多い部類に入る。
 肉体労働者には非常に少なく、外国でも特にフランス、ドイツ等、文明度の高い国ほど密度が高いことは、知性の高さと、同性愛の間には大きな相関関係があるものと言える。
 温和で内気という根本的なものが、すべての面に見られる。たまたま粗暴であり、情熱的であり、男性的であってもそれはすべて、満たされない気持の変形であって、そのじつ内に秘めたものは、孤独、わがまま、内向性、清潔等であり、弱々しい性格の上に形造られている。
 そのような精神的、職業的、環境から導き出される趣味は当然、音楽、映画の鑑賞、読書等が圧倒的に多く、外見も先づ端正・清潔なものがほとんどである。

(ゲイの人って自分のことしか考えないから、この人のように、ゲイ全体を観察して、文章にする人は少ない。名前も住所も、いつ書かれたものか、まったく銘記されていないが、おそらく教師だったのでは。)
 同性愛が果たして変態かどうかということは断言できない。現在の精神医学でも、心理学でも性的倒錯の一つに数えられているが、今日のように、かなり多数の男子がその経験をもち、性欲のはけ口として、相当の率を示している以上、単に異常だと断定することはできないだろう。
 同性愛者自身は、どう思っているかというと、変態と思う者45%に対し、思わない者が55%ということは、半数以上の人が、変態とも思っていない。
 しかし、人に知られてもかまわないかどうかという点では、知られたくない者が大部分であり、知られてもいいという者の大半は、男娼やゲイ・ボーイで、社会的羞恥心の欠如した者である。
 人間、誰しも何らかの変態的な傾向があり、どこからどこまでもが正常で、これから先は変態だという一線をひくことはできない。

 長い文章なので、全部を載せることはできないが、40年前にガリ版で、ご自分の意見を残したことは、今の時代とどう変わっているかを知る上にも貴重だ。
 色あせたガリ版刷りの小冊子、先人が残してくれたありがたい資料といえよう。

31a

初期の頃のイラストは幼稚だった

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第4回「伊藤文学と語る会」 
 
2月4日(土)午後2時~4時(予定) ※途中参加・中途退出も自由です。
会費なし(コーヒー代の実費のみ)
会場:下北沢 カフエ「邪宗門」
住所:東京都世田谷区代田1丁目31-1 TEL03-3410-7858
※テーマなしで自由に語り合います。どなた様もお気軽にお越しください。

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