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2011年12月24日 (土)

ゲイのことを「そどみあ」といっていた時代のこと

30b 謄写版(原紙に鉄筆やタイプで書き、スクリーンにはりつけて印刷する。手軽な印刷機で、職員室や、どこの会社の事務室にも置いてあり、現在のコピー機の役目をしていた。芝居の台本、映画の台本も、プロの謄写版屋さんが印刷した。)で印刷し、針金でとじられ、色あせた印刷物が、ぼくの手許にある。
 おそらく『薔薇族』が創刊された頃(40年前)に読者から送られてきたもので、原稿を書かれた方は、軍隊生活を体験された、年配の人だろう。
 貴重な資料なので、若い人にも知ってもらいたいものだ。タイトルは「第三の性―そどみあの果て―」とある。同性愛者、今でいうゲイの人たちのことだ。
 40年前のゲイの人たちが、どんな状態だったのか、どんな行動をしていたのかを伺い知ることができる。今から考えると間違っていることもあるが……。

 
 男性の同性愛の増加は、いづれの国に於いても、戦後の混乱期に於いて急増されるものであって、日本でもその例にそむかず、今日ではその実数をつかむことが不可能であると思われるほど、一般男子社会人の間に広がっている。(戦時中はすべての面で抑圧されていたものが、戦後、解放されて、同性愛者だけでなく、性の自由が叫ばれ、エロ本が氾濫した。しかしいつの時代でも同性愛者の数は同じで戦後になって隠れていたものが、表に出てきただけのことだ。)
 都会、特に東京、大阪等の都市では、ゲイバアなどの特定の場所に制約されることなく、公園、トイレ、映画館、路上、車中と、ありとあらゆる場所で、性愛の相手を求める人々がひしめいていると言える。
 第三者は性的倒錯者として、排斥するのみであり、当事者にしても真に同性愛の自己の体内に発した根源を覚り、世の多くのソドミアたちの傾向を知り、どのように進みゆくものかを知っているものは少ないのではないだろうか。
 同性愛は古代からあったもので、旧約聖書や佛典にも多数の記録がありますが、あまり遠い昔のことはさておき、性生活調査のキンゼイ報告によれば、男子の50%は同性愛的な反応を持っていると報じられています。
 100人のうち、50人といえば、あるいは大げさに感じるかも判りません。しかし、今日の日本の状態をみると、男子100人のうち、30人は、この傾向があるといえるでしょう。ただし、この傾向は都会を中心にしての統計ですから、農村地方を対象とした場合は、もっと比率は下がるでしょう。
(アメリカでも地方では、ゲイの人は住みにくいので、大都会に移り住む傾向があるので、その比率は高くなるのは当然です。日本でも同じことはいえると思います。ぼくは100人の男性の中に、、6、7人と考えています。3割もゲイの人がいたら、もっと『薔薇族』は売れていたと思うので。)
 とにかく40代、50代の中年以降になって同性愛に興味を持つ人のいかに多いことか。そして、その人口の対象がすべて愛くるしい少年(15、6歳から20歳)に向けられるのですから、その増え方はねずみ算式であり、現在の中・高校男子生徒の同性愛に対する知識と、経験は当人の考えつかないほどです。
(この時代は同性愛を知る情報が少なかったので、気づくことがおそくなったのでは。対象が少年だけというのも間違いで、男の好みは千差万別です。)

30c  同性愛が先天的なものか、後天的なものか分からないと、この人は書いているが、同性愛を研究する学者が少ないから、まだまだ分からないことだらけだが、分からないほうがいいのかも知れない。この人の話、まだまだ続く。

30a

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第4回「伊藤文学と語る会」 
 
2月4日(土)午後2時~4時(予定) ※途中参加・中途退出も自由です。
会費なし(コーヒー代の実費のみ)
会場:下北沢 カフエ「邪宗門」
住所:東京都世田谷区代田1丁目31-1 TEL03-3410-7858
※テーマなしで自由に語り合います。どなた様もお気軽にお越しください。

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